随筆/myhome
公文書

'04.11.26  myhome

報告書

 先週末、ミサワホームからの報告書が来た。当初は持参でなくて良い旨を伝えていたのだが、調査直後に発生した電球切れでその話はナシとなり、持参の時に階段と2階廊下の照明関係の調査・修理を頼んでいた。に、しても、先の調査の3週間後だ。要はディーラーからメーカーを回って3週間掛かった様だ。

 とは言え内容は受け取る前から分かっていた。不具合は直し、不具合が検証できなかった箇所はそのままだが、今後も責任を持ってフォローすると、まあそういう主旨だった。当方でも控えを保管しておりますのでと言われたが、しかし社判すら押していないその報告書に「これ、そっくり同じ物を多分私は作れますよ」とケチをつける。社判押せ、責任者の判や署名はないのか、と突っ返すのが筋という気もしたが、付き合いの長い営業担当と人の良さそうな技術担当の顔を見ながらその言葉は引っ込めた。ウェブのネタにして第三者に見せてるけど。(念のため書くが、アップする旨は事前に伝えてある)

 電球切れの方は原因不明。電照器具メーカーのコイズミから来た技術者の調査でソケット周りや電圧に原因は無いことが分かる。じゃあ、なぜ切れるんだという問いに答えはない。一般論的可能性を並べられたが無意味。新築2年で常時点灯でもない電球に寿命が来るなら、そもそもこの電照器具はどこ製様なんだという話である。

 次に伺う時はカレンダーを持ってのご挨拶でと営業氏は言うが、勿論そう願いたい。いや、ミサワホームのカレンダーは好きなんだよ。現に使っているし。

 この調査の直後に、あるTV番組制作会社の人からのメールを受ける。不具合住宅を取り上げる特番で紹介させて貰えないかという話である。不具合はあらかた改善され「"TV映えする不具合"は残っていませんよ」と返事をするが、それでも良いという話になるかも知れないらしい。画像提供だけかも知れないが、この年末から年始にかけた辺りで見慣れた画像をTVでご覧になることがあるかも知れない。


2日分の報告書。


1ダースのクリプトン球、ホントに届く。


読書 リタ・グリムズリー・ジョンスン 著/越智道雄 訳
「スヌーピーと生きる チャールズ・M・シュルツ伝」朝日文庫

原題"GOOD GRIEF"とはかけ離れた愚題と思うファンは多いはずだが、ここは"GOOD GRIEF(やれやれ)"とコメントすべきところだろうか。正直読み物としてはちょっとと思う点も多いが、ファンを自負するなら必読。

'04.11.11  myhome

カーテンレール

 週末、カーテンレールがブラケットごともげた。と言っても不具合ではない。2歳と6歳の娘2人が遊んでいてカーテンにぶら下がったのだから、これはさすがにもげるだろう。

 ダイニングのカーテンは、2本の金属レールを保持するブラケットが壁に直角に取り付けられている(正面付という)。ブラケットはプレスの本体にバネ仕掛けでプラ(POMか何か)の爪が付いたもので、この爪でレールがかなり強固に保持されている。ブラケットを固定しているビスは3.5×27の丸皿タッピングネジを使われていた。石膏ボードを抜いて奥のコンパネの類に固定されているものと思われる。5本あるネジの内もげたのが3本。レールが途中で曲がったため2本は無傷。

 ところが取りあえず全て外してみると、端にある無傷の1本はねじ込みが浅く、しかもやや斜めになっていた。力の掛かる方向に向けて傾げてある…訳がない。あらかた電動ドライバの太さに合わせた角度で適当にねじ込んだといったところだろう。

 しかももげたネジをよく見ると、コンパネ風木材がこびり付いているのは先端7mm程。ひょっとしてこのビス短いんじゃないのか? それに丸皿の頭も形状が合っていない(ブラケット側が皿でない)。しかしむやみに長いタッピングビスに替えるのも危ないしなぁ。この辺は疑心暗鬼故で根拠なしだが。

 ネジがもげた穴にエポキシ接着剤流し込んで締めてお終い、と思っていたが、やはり真面目に下穴の開け直しからすることにした。勿論、直角に。

 ところでダイニングはダイニングとしてはあまり使っておらず、ほとんど子供達の遊び場になっている。玩具を押しどけて置いた踏み台に登り作業をしていると、下の娘が後を着いて登って来る。危ないからやめなさいといくら言っても登って来てふくらはぎに抱きつくので、仕方無しに1・2段目を畳む。おかげでいちいち60cmを踏み台昇降の様に跨ぐことになり、これが意外にしんどかった。


ブラケットを留めているネジを抜いているところ。壁面に対して斜めなのが分かるだろうか。


ちなみに先日の修理に関してのミサワホームからの報告は、まだ全く上がってこない。そうこうする内にまた階段の電球が切れた。私が数えているだけで9個目。いつの間にか妹が交換していることもあるので、正確な数は分からない。新築のうちは電球が切れやすいんでしょうか? 百貨店では歳暮の予約が始まっているが、うちには60Wのクリプトン球を中元歳暮として半ダースずつお送りいただきたい。別に喜ばないが。

'04.10.27  myhome

ミサワホーム、メーカー立ち会い無しの修理

 先週末、家の点検・修理が入った。こちらの連絡から2週間。早い対応とは言えない上に、メーカー側の立ち会いがスケジュール合わず出来ないということだった。

 まずは網戸。家中の同型の物を点検・交換するという説明が先ずある。他の部屋は片付けていないのであまり入られたくないんだが、点検を断るわけにもいかないので見て貰う。すると他の箇所は改良型が入っており、スナップだけでなくネジ留めになっているため外れないのだとか。2階のベランダのみ大型だから旧型が入っていた? 理屈に合わない。工場の単なる品質管理ミスだと思うのだが違うのか?

 ちなみに改修に来たのは網戸担当であり、傾いているサッシ本体の改修はできないため後日となる。やれやれ。何のために事前に画像をメールで送ったんだか。

 次に雨水漏れ。高圧の水を掛けて検査を続けた結果、どうやらベランダ床からの浸水ではなく、後付けのルーバーテラスと壁面の境から浸水して伝ってきたらしい。つまり排水詰まりと雨水漏れに因果関係はないということになる。この部分はうちが手配した外装工事業者の手によるものということと、内側の問題ではないということで、双方とも胸をなで下ろした。

 そして壁紙と幅木である。収まったと思っていた幅木の歪みはそのままあった。ここは丁度鉄骨に掛かる部分で、壁と鉄骨の間には空間がある。湿気を吸ったか何かしたボードがここで歪んでしまったらしい。間に板をかませてパテ埋めして補修。壁紙が綺麗に剥がせたので、色の違う物を貼らなくても済んだ。

 最後に、家人が2階廊下の床のたわみを気にしていたのでそれを見て貰う。2階廊下と言えば鉄骨のボルトが締められていなかった所である。またかよと思っていたが、たわむのは鉄骨間の部分であり、鉄骨自体は問題がないという。それでもたわみが基準以上なので、発泡ウレタンの充填で対応するということになった。

 この床の問題があるので良しとするも、結局メーカー立ち会い含め次週土曜の午前中にも人が入ることになる。


4箇所あるこのネジの違い。

ベランダで何段階にも分けて撒水。

8つのユニットが合わさる境。

読書 イッセー尾形+森田雄三「イッセー尾形のナマ本(巻壱)深夜生活編」小学館文庫

'04.10.18  myhome

壁紙剥がれ、雨水漏れ、ドア歪み

 本欄での[myhome]の話題はあまり頻繁ではない。それでも季節の変わり目などには、芝の手入れをしたり除草剤を撒いたりといった庭弄りの話を書いてきた。元々植物は大して好きでもないし、DIYも趣味ではないが、芝生を敷いた広い庭は、我が家の建て替え時に私が通した幾つかの希望の一つなので自分がやるようにしている。しかし庭に較べれば家の中は放ったらかしかもしれない。家だってちゃんとメンテナンスをしなければ、良いコンディションを保つことは出来ない。ただし、建ててまだ2年の家にどれくらいの手が掛かるんだ、という話である。

 要するに、回りくどくも私が書かなければならないことは、つまり、また我が家であるミサワホーム家族物語MXには不具合が発生しているということなんである。

 昨年9月、暑さの余りペントハウスの幅木が全周に渡って剥がれたことを書いた。今年は昨年以上の暑さだったが、今度は2階の陽当たりの良い部屋の床と幅木の間に一部隙間が出来た。それはすぐ収まったが(撮り損ねた)、その跡として壁紙の一部に継ぎ目の隙間が空いてしまった。

 次に、大雨の続くある日、1階テラスの床がなぜか濡れており、見上げると2階ベランダ下あたりから雨水が漏っていた。ここは前にも雨漏りがあり、徹底検査の時に見たはずの場所である。

 そして、網戸が壊れている。枠が外れて戻せないのである。よく見るとドアと枠のラインも平行が出ていない。ドアの蝶番が緩んでいるだけならいいんだが。…いや、良くない良くない! 2年でドアが傾いでたまるものか。

 調査・修理の依頼をしてから1週間。"実働"は来週になるという。

 担当営業は季節の挨拶を欠かさないが、その返信代わりに毎年欠陥のクレーム連絡というのもどうだかね。

 いっそのことうちの買値でいいから買い取ってくれんかな。仮住まい費用全部込みで。土地はうちのだから上物はどかしてもらってさ。いや、本気で!


そこから剥がせそうな隙間。

見上げると雨水が滲んでいた。

ドアのラインが枠と平行でない。