GUN&MILITARY
公文書

'19.6.8  Bグル  gun&military 

情報量の多いバーで名物ビーフカレー 都立家政 シューティングバー アーシュク
 名物は300円のビーフカレー。肉屋の勤務経験もある店主が吟味して仕入れた牛肉たっぷりの、むしろ固形なのは牛肉だけかという潔いメニュー。チーズやスフレオムレツのトッピングが用意されているので合わせて注文するのも良いかと。

 バーと言ってもフードメニューの充実している店は多くて、何から紹介すれば良いのか迷うことがある。ちなみに私は食べログ連携で店の話を書く際は、基本的に食べ物中心に書く事にしているのだが、そもそもこの店は他にも要素が多くて書き様に困る。酒やフード云々以前に何せ「シューティングバー」である。今風に言うと「情報量多杉」という感じである。

 何々バーと称する酒場は色々あるが、身近にシューティングバーというのはなかなかないのではないか。直訳としては銃が撃てる酒場なのだが、日本なので撃てるのは勿論トイガンである。店の一角に可動壁付きの簡易シューティングレンジがある。店長のコレクションの貸し出しもある。ちなみに持ち込みの際は周りから判らない様にしっかりケースなどに入れて持参を。

 トイガンやサバイバルゲームの他に、アニメの話題などで盛り上がっていることが多く、そういう店だとマニアが集うイメージもあるが、実は全くそういう趣味のない地元のお客も多いのだとか。

 元気トークの自称性別不詳の美人店長(但し設定上殺人鬼デス)というのも、何かこの店にとてもしっくりきていて、ちょっと非日常的な空間が日常のアクセントに丁度良い。

美容院の上。いつも
アニメの映っているモニタの上には…。

店頭メニュー。

卓上メニュー。

ビーフカレー 300円と生ビール(柿の種付)650円。


随分と物々しい武器が並ぶが実は硬質スポンジ製。

 

ガンラック。

ターゲットはショットシェル。

シューティングバー アーシュクダイニングバー / 都立家政駅鷺ノ宮駅野方駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

'19.3.21  gun&military 

都立家政 シューティングバー アーシュク

 普通の生活をしていて、初めて会う人といきなり銃の話をする事はまずないと思うけれど、先日初めて行ったバーアーシュクは、シューティングバーなので当然まずそこからだった。

 アーシュクは西武線沿線都立家政の駅近くにあるバーだが、エアソフトガンのシューティングレンジがあるというのを知って、いつもは乗り換えでもない駅で途中下車することはないのだが、気が向いて覗いてみることにした。

 エアガンの話が通じると言っても、サバゲ寄りのお店だし店長も若い女性だったので、どんな物が好きかと問われても何がどの程度通じるかが分からなかった。そこで「二次大戦独軍もの」と平たく答えたつもりだったが、そこからうまく通じていない様ですらあった。実際、自分がサバゲ現役時代最後に使っていたショウエイMP44も通じなかったし、そのちょっと前は何ならエアタンク背負ってましたよと言ったら、写真で見たことありますと言われてグラスを落としそうになった(笑)。最近買った物の話で、モーゼルカービンと言えば「私ら」はマルシン、タナカ、下手すると六研というイメージで、S&Tなんてつい数ヶ月前に知った程度なのだが、それは通じた。

 尤も、それらは年代差と言うよりは、カテゴリーの違いの様だった。私も二百数十挺トイガン持っていても、スパイク付きのカスタムガンとか持ってたこともないものな。

 自分が呑める酒の種類は限られるが、酒場としては気安いしお安いので通いやすいかも。顔ピアス輝く筋トレ大好き眼鏡俺っ娘(情報多い)の店長クイン嬢も元気で楽しく話しやすいし、馬場のnicoがヘタれて臨時休業の日は、こういう選択肢もありだな。

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駅からすぐ。商店街に面したガラス張りのバーが、シューティングバー(w


意外に、地元の非ガンマニアのお客も来ている模様。


可動壁のシューティングレンジ。貸し出し銃(?)を見ても、それは確かに被ってないな。


何と食べログに枠があった(w
シューティングバー アーシュクダイニングバー / 都立家政駅鷺ノ宮駅野方駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.2.4  gun&military 

C96と言えば誰の銃?

アルゴ舎/Fullcock ウォーターガン Type C-96 RED9 クリアブラック 購入価格1,555円(税込) マズルのオレンジは取り外し式のキャップ。

 一括りにトイガンと言っても、模型や道具ではなく玩具という分け方があると思うが、水鉄砲はまあまず玩具だと思っていた。ところが最近「ひょっとして模型かな?」と思うぐらいに精密なフォルムを持った製品が出て来ている。

 例えばアルゴ舎製「高木型弐〇壱九年式爆水拳銃(元ネタはブレードランナー)」や、ダイキ工業製「コスモドラグーン(銀河鉄道999他)」など、一昔前にモデルガンで発売されていたものと外観だけなら遜色のない出来の製品が出されている。しかし水鉄砲だから割と安い。

 さてその株式会社アルゴ舎のフルコックというブランドだが、「長く人気があるキャラクターを商品化、製造するブランド」と謳うだけあり、他にも架空の銃をいくつか出している。私は前出の弐〇壱九年式〜を持っているが、水鉄砲でなくても(つまり模型としての文鎮でも)良いのにと思う程の出来だった。しかしこれは模型表現としての水鉄砲を一段低く見た考え方で、外形だけの模型であれば、機能が文鎮であれ水鉄砲であれ同じ事なのだとも思うようになった。

 ところで今回、何故モーゼルC96なのだろう。それもストックホルスターありという。これひょっとして「紅い眼鏡」もとい「犬狼伝説」かと思ったのだが、それらしい情報は一切ない。で、発売時にパッケージを見たら「ワイルド7」である。またぁ、そうなの? ストック付きで? 私は年の割に実は「ワイルド7」をあまり知らないのだが、そんなにC96推しだった? しかしまあ、そこはいろいろあれでしょう。「ワイルド7」だって許諾取れたの凄いと思うし。いろんな大人の事情を想像しつつ手にするC96というのもまた大人の銃らしくて良いではないかと。

 近いイベントで、この水鉄砲を手に持ったコスは、ヘボピーとケルベロス、どちらが多いだろう(w


本体のパッケージ。私はストックを単体で買ったので別になっている。


単体で買ったストックホルスター購入価格2,160円(税込)を装着。AWのM712(上)と。同じプラ製ストックでもさすがに違うか。但し長さはこちらの方が正解。


透かして内部構造を見る。うん、水鉄砲だ。

サイト下に吸水口。可動は素晴らしいが、カタカタ動くのが残念。

側面のツールマーク風処理。バナーが「MOTHER」という洒落。ちなみにRFWGはREAL FORM WATER GUNの略(DAI語ではない)。

読書 三浦しをん「政と源」集英社オレンジ文庫

掲載誌が「Cobalt」だし、ついに三浦しをんもBL+枯れ専が昂じて上梓かと思ってしまった。すみません。楽しく心地良い話だったが、少しだけ引っ掛かったのは、銀行勤めだった政はまだしも、源は職人にしては語彙が“小説家並みに豊富”なのが違和感あったという点かな。


'19.1.28  gun&military 

M712に試されている 新製品即断速報
 

ARMORER WORKS モーゼルM712ストックホルスター付 購入価格21,114円(税込) 細いアウターバレルが金属製なのに仕上げに違和感がない。

 トイガン趣味には何か常に試されている様なところがあって、例えばパワーだとか材質だとか、グレーだったりアウトだったりするけれども魅力的な製品が登場して来た時にどうする? みたいな決意を求められる事がある。

 台湾WE-TECHのモーゼルM712がまさにそれで、絶妙に微妙な製品だった。まずマルシンのコピー。しかし各所が絶妙に改良されていて、はっきりと本家よりきめ細かくて出来が良い。だが全金属フレームで、日本でも一応入手はできるが認められてはいない微妙な製品。その上ライセンスの問題か刻印はモーゼルM712ではなく、中華民国製コピーの32年式拳銃となっているという微妙さだった。ネットで有名なマルシンとのニコイチ改造という某ウェンリー女史の様な変化球対応もあるにはあったが万人向けではない。何せ両方買って大半無駄になるのだから。

 [参考]?麗萌 WE-TechとマルシンモーゼルM712のニコイチ化

 しかし、数年経ってこの製品の登場となった。「金属フレームはそのままプラに置き換えてます。刻印、モーゼルのは打てませんでしたが余計なのも打ってません。なんならプラですけどストックも付けます」という製品。なんだこれ。こんな製品化今まで見たことがない。ブランド自体はARMORER WORKSという別の物になってはいるが、WE-TECH製品のプラフレーム化だ。


マルシン製との差異

 この数年、私はトイガンマニアとしては引退状態だったが、まあとにかくこれは買う。だって、誰がこれ以上のM712のエアガンを作ってくれるんだ。コピーとは言うが細部は結構異なっていて、完全互換ではない。とにかくボルト周りの構造と形状は素晴らしく良くなっているし、マルシン製では「古くて不調なテレビの角を叩いて映す扱い」の様だったセミ時のトリガーが、フツーにちゃんと撃てる。当たり前のことなのに。何ならBV式のフジミM712のセミの方が切れが良かった位だ(言い過ぎ)。そして全弾射撃後に、しっかりとホールドオープンする機構が付加されている。

問題点
 但し何もかも諸手を挙げて良いわけではない。まず前出の通り刻印がない。大戦独物でこれは寂しい。またワンマガジンはフルで撃ち切れるのだが、空撃ちモードで撃ち続けるとほぼ必ず生ガスを吹く。セレクターがセミ切り替え時オーバーランする。あとパッケージが全種共通なのは良いとして、取説がない。印刷されているそれらしいQRコードはリンク切れで、検索でメーカーのサイトに辿り着くも、WE-TECH製品のプラフレーム化キットとしての紹介が載っているだけ。従って、別部品で着いてくるパーツが空撃ち用のアダプターだという説明もない(初心者では見て分からない)。でも…、まあ、実はそれ位。全然大した欠点ではない。


シンプル過ぎて基本情報すら無いパッケージ。


とにかくこのチャンバー周りだけでも万歳な訳です。


位置もサイズも文句なしのホップ調整ネジ。


蓋を開けなければ何の不満もないよ、このホルスターストックには。


但し実物中華コピー準拠らしく、3cm程長くなっているのは残念。マルシン製(下)と。

ただ、ここまでやって、このマズルクラウンでは…。

説明のない付属品。明らかにアクセサリー向け汎用品のランヤードリングは残念。

セレクターがN側にオーバーランして、フレームに傷付けやすいのは残念。

まとめ
 ともかく、プラ製とは言えホルスターストックの付いたGBBのM712が2万円である。現役時だったらこいつでサバゲやってたよ。※大戦独武装親衛隊装備だった


おまけ