一括りにトイガンと言っても、模型や道具ではなく玩具という分け方があると思うが、水鉄砲はまあまず玩具だと思っていた。ところが最近「ひょっとして模型かな?」と思うぐらいに精密なフォルムを持った製品が出て来ている。
例えばアルゴ舎製「高木型弐〇壱九年式爆水拳銃(元ネタはブレードランナー)」や、ダイキ工業製「コスモドラグーン(銀河鉄道999他)」など、一昔前にモデルガンで発売されていたものと外観だけなら遜色のない出来の製品が出されている。しかし水鉄砲だから割と安い。
さてその株式会社アルゴ舎のフルコックというブランドだが、「長く人気があるキャラクターを商品化、製造するブランド」と謳うだけあり、他にも架空の銃をいくつか出している。私は前出の弐〇壱九年式〜を持っているが、水鉄砲でなくても(つまり模型としての文鎮でも)良いのにと思う程の出来だった。しかしこれは模型表現としての水鉄砲を一段低く見た考え方で、外形だけの模型であれば、機能が文鎮であれ水鉄砲であれ同じ事なのだとも思うようになった。
ところで今回、何故モーゼルC96なのだろう。それもストックホルスターありという。これひょっとして「紅い眼鏡」もとい「犬狼伝説」かと思ったのだが、それらしい情報は一切ない。で、発売時にパッケージを見たら「ワイルド7」である。またぁ、そうなの? ストック付きで? 私は年の割に実は「ワイルド7」をあまり知らないのだが、そんなにC96推しだった? しかしまあ、そこはいろいろあれでしょう。「ワイルド7」だって許諾取れたの凄いと思うし。いろんな大人の事情を想像しつつ手にするC96というのもまた大人の銃らしくて良いではないかと。
近いイベントで、この水鉄砲を手に持ったコスは、ヘボピーとケルベロス、どちらが多いだろう(w
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本体のパッケージ。私はストックを単体で買ったので別になっている。

単体で買ったストックホルスター購入価格2,160円(税込)を装着。AWのM712(上)と。同じプラ製ストックでもさすがに違うか。但し長さはこちらの方が正解。
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