GUN&MILITARY
公文書

'09.7.21  gun&military 

「銀ダンの果実」ニュー銀ダンエアガン レポート
久しぶりの新コンテンツ



東京マルイ「ニュー銀ダンエアガン」
ポリスピストルSS、グロックG26、定価998円

← 小1の娘(「ぼく」と書いていますが)の夏休み絵日記の練習。やらせではなく、まじめにこれを提出したらしい。しかし、え〜と、もーぎちゃん、おとうさんはあげた訳ではないのだよ…。部屋の中に自転車が置いてある辺りがリアルな我が家ということで。

'09.7.15  gun&military 

「ニュー銀ダンエアガン」発売

 製品を低年齢層に普及させてユーザーの裾野を広げることは、エアガンメーカーにとって重要な事だろう。かつてそれに失敗し衰退したホビーは沢山あるのだ。

 しかし「10才以上用モデル」がその役を担えたかは疑問。なぜならそれらの大半はあくまでも初めからエアガンユーザーたることを大前提としての製品だったからだ。大人が守れているかも怪しいルールをどうやって子供達に啓蒙する? ましてやガンマニアでもない親にそれは無理だろう。そもそも構造も見た目も同じで遊び方も同じなら、パワーがある方に惹かれるのは当然。ラジコンに対するミニ四駆の様な、そんな製品はないだろうか。

 と、東京マルイが考えたのかどうかは分からないが、ともあれエポックメイキングな製品が発売となり、新しいジャンルが始まった。

 「ニュー銀ダンエアガン」は今年5月の静岡ホビーショーで初お目見え。以来これは珍しい物をと、ガンマニアの間で注目されていた。勿論私達は本来この製品のメインターゲットではない。対象年齢7歳。小学1年生から遊べる。その子達が夏休みに入る週の頭、概ね予定通り発売となった。

 マニアとしてはまた新しい業界規格でも作ったのかと穿った見方をするところだが、この製品は子供向け玩具の規格としてプルーフされているST規格を取得している。名前こそ「エアガン」と入ってはいるが、威力はかつて多くの子供達が手にした銀玉鉄砲と大差がない。

 ただし構造は全く異なる。銀玉鉄砲はバネで直接弾を弾き飛ばす構造だったが、この「ニュー銀ダンエアガン」は、トリガーを引く指の力だけでピストンを動かし空気圧で弾を飛ばすのだ。しかも固定ホップアップ付きで、5mで5cmの集弾性という。

 現時点では予約をした通販店の発送待ちだが、酒場の近くで色違いを購入。試射して置いてきた(笑)。

ちょっと重要な情報。この銃、なんとマガジンセフティ付きだ


とりあえず持ち込むわな。そして撃ち込むわな(トイレのドアに)。

そしてまあ、呑みながら諸評ぐだぐだと。ちなみに通販で既に緑色をPPK2挺G261挺注文済みなので、この青はBBLに寄進。


専用コンテンツ企画。バラし、ハカり、較ベに弄り。諸々を予定。


読書 堀江敏幸「もののはずみ」角川文庫

身の回りの物について書くというのは、随筆の初歩の様であるが実のところとても難しい。私は本欄で、ヒトかモノについていつも書いているのだが、思う様なことが書けるのは極めて希である。たまに、関わり方自体が悪いのではないかと思うことさえある。


'09.6.24  gun&military 

待望の、しかしなぜの、PPK


 拳銃で最も好きな物は何かと言うと、実はワルサーPPKなのである。コンテンツとしては他の銃の様にまとめていないのであまりそんな印象もないかも知れないから「実は」なのだが。

 最近そのPPKマニアにとっては嬉しい新製品があった。プラ製モデルガン初のPPKがマルシンから発売になった。手放しで喜んで良さそうなものだが、いまひとつ乗り切れないのは何のせいか。

 何度誘っても乗ってこなかった女が忘れた頃に「Sさんの言ってたあのお店、連れてってくださいよぉ」とか言ってくるみたいなものだ。本音では、今そこに金使いたくないんだよなぁとか…いや、あくまで例え話である。

 しかもなんかズレている。ABSスライド+HWフレームのダミーカートモデルが発売され、そして間を開け価格を上げて、オールHWの発火モデルになぜか木グリ付き。スチールスライド+アルミフレームはその素材変えで表現することか? PPKに木グリなんかいるか? オーセンティックバーだと言うのに普段使いのエスニック風ファッションで来るとか、駅からちょっと歩くよと言ってるのにピンヒールとか、そんな感じだ。なんなんだ君は。

 まあ確かに「好きだ」と言ったしな、付き合いとまで言ったらさすがに失礼なんだけど。そりゃ買うさ。

 しかしそれにしても各部の動きが渋過ぎないか? 酷いところではデコッキングが効かない。欠陥だろこれ。いや確かに全体のフォルムは良い感じだし、刻印も綺麗で文句ないよ。でもこの分解しづらさは何のつもりだよ。よくよく見てみりゃバリだらけだし、再仕上げ前提なら塗装なしで良いよ。

 マルシンのモデルガンPP系は何挺か持っている。スズキ製やらサイド発火やらもある。だから本来の上がりは知っているのだが、これではちょっとという具合だ。「限定品」ならそれなりにして欲しいし、そうでないなら適価で売って欲しい。

 好きな銃には点が辛い。私の前ではイイオンナでいてくれ。


マルシン ワルサーPPKスペシャルエディション 定価20,790円
マルシンPP系、世代別ハンマー基部周りの比較。

スズキPPK/S 古くて亜鉛はさすがに脆々した感じだが、小物パーツは質が良くてしゃんとしている。


“WALTHAPバナー”のセンターファイアHW。メッキが掛かっている。

やはりこれだけコッキングピースの、アンコッキングレバーと接触する部分の形状が違う。なぜこのパーツの形状を変えたのか不明。しかも動作しないってアリか?

読書 伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」祥伝社文庫

引き続き“話題の”伊坂幸太郎で引き続き借り物。ミステリーの舞台が必ずしも現実の世界そのままである必要はないのだろう。いや、これはミステリーなのか? 2つの世界を結ぶ熊の様な男や預言者の様なカカシなど、途中村上春樹的なものを感じていたのだがそれとも違い、大小多くの伏線が綺麗に消化されていく流れは多分ミステリーなのだろう。あと、登場人物がやたらと多いところとかも。