GUN&MILITARY
公文書

'05.12.25  gun&military

連休初日に六本木

 休日は盛り場へは行かない私だが、Xmas連休初日の六本木という"キングオブ盛り場"へ行ってきた。シューティングバーHollow Pointの6周年パーティーである。

 例によって内藤さん達が参加されるのに便乗して伺ったわけだが、実は最悪の体調での参加という失礼なことになってしまった。元々風邪で具合が悪いのに昼間に自転車を乗り回していたせいなのは明白だが。しかしぐったりしていた訳ではなく、逆にかなり躁状態だった。間違いなく咳止め内服液のためであろう。何か失礼な言動があったならどうかお許しいただきたい(そんなに効いていたのか?)。

 今回はシューティングマッチがあるので「当たる銃」を持参するように案内があったのだが、そのつもりで持っていったマルシンMk1アサシンが練習時なぜか散りまくりだったため、ネタで持参したBWC/KJ G32Cでの参加となった。10数人の参加で、中にはダットサイト付きのレースガンとか本気モードの銃でのエントリーもあったのに(あれもネタ?)、なぜか私が1位になってしまった。やはり薬のせいだろうか。ドーピング検査があったら失格である。というか酒呑みながら撃ってる時点で駄目か。

 私が得た賞品はADCOのミラージュダットサイト。U師匠が以前撮影に使った物とのことである。実はこれ、私がサバゲを盛んにやっていた頃のメインウエポン・迷彩MP5で使っていたのだが、直撃弾でレンズを割ってしまっていたのである。もう手に入らないと諦めていた緑色光点のダットサイトである。

 画像では堕天使さんの「謎中装備カエルの卵マガジン付き電ブロG18C」しか写っていないが、相変わらずネタ満載のオフだった。圧巻はRyuさんの戦士の銃とガンベルト…かな。


堕天使さんの電ブロG18C。

最強70連が圧倒的! これで標的が倒れさえすれば…(笑)


ウラ1位アイテム。Ryuさんの当てたジョージ。


堕天使さん、夜魔猫さん、内藤さんRyuさん、思兼さん、osamuさん、ありがとうございました。マスター、みーなさん、おめでとうございます。  

ちなみに今日は小官の降誕会である。祝辞下さった方、ありがと。


読書 宮沢章夫「牛乳の作法」 ちくま文庫
コレ最後までは読み切れないかもな…。


'05.12.4  gun&military

逆輸入、ではないのだが…



 結構しっくりくる色合いだなとフレームに見入る。ODカラーフレームというとP99の印象が強くて、初めは「プレミアムのために(BWCが)無理矢理そんなことして」と思ったのだが、グロック社の雑広にもしっかり載っていた。

BWC/KJ G32C
\13,800


「ケツの穴を締めてイチモツを握れ!」と書いてありますSir!

 

今年の半ば頃は「年明けかなぁ」と思っていたのだが、どうも年内にはカウンターが30万を超える模様。


読書 今藤 元「奥さまはフィリピーナ」 彩図社

 


'05.11.28  gun&military

火を吹くPPK!

 先週辺りのことだが、ネットオークションにPPKの新製品が出始めた。と言ってもエアガンやガスガンではない。

 まあ引っ張ってもあまり面白くないので明かすとガスライターである。

 ガスライターと言ってもフルスケールでフォルムも悪くはない。仕上げはブラック、シルバー、ガンメタの3種類がある。ギミックはDAでハンマーが動くだけでスライドも動かなければマガジンも外れない。だが、そこそこ重量があって良い感じである。

 外形はマルシンのモデルガンあたりのコピーなのだろうが、どんなパロディ刻印かなと思い見てみるとちゃんとしている。しかもワルサーバナーがしっかり入っている。初めは「またぁ」と苦笑したのではあるが、箱を見るとホログラムシールが貼ってありWALTHER社公認を謳っている。わざわざ偽装するほどの単価の物でもないので、これが本物なのだろう。多分。

 これ、いいなー。買って良かったなー。待っていたらもう少し安く出たのかも知れないが、この手の商品は安くなる前に消える気もするし。PPKコレクターとしては押さえておかねばという次第である。どういう次第だか説明できんが。

  ちなみに箱には「007でお馴染みのワルサーPPK」と書かれているのが泣ける。いまだに007か。「というかどう見てもPPKではなくてPPK/Sだろが」と突っ込むようなガンマニアには何のセールスコピーもいらないだろう。

 それにしてもこのライター、時節柄持ち歩きにくいかも。時節柄だけでなく仕事柄も。ターミナル駅の駅ビルが得意先だし、ここのところ毎月防A庁のゲートくぐっているし。

 そういう訳で職場の喫煙場所に置きっ放しである。


落札代金2,320円+送料等860円=3,180円


並んだカートが9パラとリボルバーカートなのはデタラメ。


我が社の制式装備。

'05.11.19  gun&military

AR-7 ADVANCED WEAPONS SYSTEM

 先週末、amazonに注文していた本が届いた。洋書だからか少し時間は掛かったが、出来立てのように綺麗な本が届くのだから便利になったものだと思う。昔は洋書と言えば専門店の店頭在庫が全てで、少々端が折れていても仕方ないというのが当たり前だった。と言っても私が洋書専門店を覗いたりしていたのはもう20年近く前の話だから、今さら気付いたというだけのことなのだが。

 本書をその頃に見掛けたことのある本だと思い懐かしく購入した。ところがcopy rightは1990。よく読むと「AR-7 Exotic Arms System」のアップデイト版だと書いてある。やれやれそそっかしい。もっとも内容としては「図面が充実している」発展版なので良しとするか。

 元の本はWA製エアガンに影響を与えていたであろうと私は想像していたが、そんな訳で確認することは出来ない。逆にWA製エアガンの生産終了より後に出ている本書中の改造AR-7のいくつかは、どうもWA製品の影響を受けている様ですらあるのだ。改造例C4のグリップ形状やC5のコンペンセイター周りはどう見てもWA製エアガンのそれである。

 本書は多くのページをセレクティブファイア改造の図面に割いている。勿論そんな改造は違法であるから「脳内だけにしておいてね」などと書いてもある。なんだかなぁ。それでいてエンプティケースシャワーの写真が何枚も載っている。

 AR-7という銃自体は華奢で雑な銃である。こんな遊び方に適しているとは思えないのだが、皆さん物好きな様である。もちろん、エアガンのAR-7しか持っていないのにこの本を買ってしまう私も物好きであるが。

 せめてモデルガンが生産されていればと思うのだが、WAが今後モデルガンを再生産するとも思えない。マグナでリバイバルということも考えられなくはないが、しかしどう作っても単純な構造のこの銃を技術自慢のWAが今マグナ化する理由も見当たらない。


Paladin Press刊 AR-7 ADVANCED WEAPONS SYSTEM 2,234円


ガスピストル、サバイバルショーティー共に発売は'85年10月。

読書 吉行淳之介編「また酒中日記」 中公文庫

'05.11.4  gun&military

「専門外」〜東京マルイ プロライト

 趣味の世界では細分化が進むものだというのは、「専門外」という逃げ口上の前振りなわけだが、私にとってフラッシュライトの広告ほど怪訝な物はない。大体が、最も重要な要素であるはずの明るさを客観的に表せていない。専門雑誌の広告を見ていただくと痛感する。カンデラ、ルーメン、キャンドルパワー、あえて比較させないようにしているとしか思えない程に各社各様の表記である。これに関してはいずれ改めて書きたい。

 さて発売からしばらく経って購入したマルイ「プロライト」は65ルーメンである。本格派の代表格シュアファイア6Pも65ルーメンとなっている。そもそも私は本格的なフラッシュライトをよく知らず較べられないが、実際かなり眩しい。目眩ましとしては充分という気がする。ただ、スイッチは指で押し下げている間だけオンになるものでその上それなりにバネが重いので、持続的な照射には向かないし、片手では標的を照らしたまま撃つことは出来ない。それで不都合があるかどうかは、自己流にCQBの真似事をしたことが1度あるだけの私には判断できない。

 夜戦専門と言っても大戦独軍装備の私にとって、これの実戦配備は特に予定がないのだが(というかゲームの予定自体ないのだが)、これ位なら使える気がする。マルゼン ワルサーP99FSにもライトが付いているが、あれは「"フラッシュ"ではないライト」だなと分かった次第。

 ちなみにこの製品が単なるライト以上に注目されたのは、勿論外部電源としての機能である。ハンド電動ガン1挺で戦う身なら心強いだろう。取り付けも簡単。ただ粘着パーツ(S/Nプレート)の取り外しがあるため、さして必要のない私は取り付けていない。

 何より驚くのはこれだけやってこのバーゲンプライス(9,980円)である。そりゃ落とせば割れるだろうし水気も駄目だろうが、何も全てのユーザーに本格スペックが必要な訳でもない。「専門外」の物に大金払うのは躊躇われるしね。

「いずれ改めて」を調べても結局よくわからず時間ばかり経ってしまった。換算式とかないのだろうか?

'05.10.12  gun&military

KJ製スタームルガーMk1はマルシン製のコピー

 5月の頭にスタームルガーMk1のコンテンツを作ると宣言してから随分と経ってしまった。例のHDクラッシュによるデータ喪失があったためで、その後思い付いてはテキストの復旧作業をしているのだが、ここにきてまたしても意欲を煽られる出来事があった。月刊『Gun』2005年11月号の新製品紹介記事である。

 台湾KJ-WORKS製品が、KM企画、セキトー、BWCの3社によってそれぞれ別に輸入販売されている。私もKJ-WORKSのMk1は持っているが、これはそれらとは違う個人輸入業者と思しきショップから購入した。各社が販売しているKJ-WORKS製Mk1は、刻印や注入バルブなど微妙な違いはあるもののこれと全て同じだ。つまり、日本のマルシン工業のスタームルガーMk1 MAXIのコピー商品である。

 このことが記事中、なぜか全く触れられていない。


右 からマルシン、KJ、HW。ご覧の通り注入バルブの径は異なっている。

「MK1はマルシンが先鞭を付けたモデルで、KJWのモデルはその後追いという感じがする。」

 と書かれている。前回の記事と同じ言い回しだ。全くしらばっくれている。

「もう少しお化粧に気を遣っても良いのではないかという気もする。トリガーやリアサイト側面の金型の痕などは日本製なら絶対ありえない部分だ。」

 この記述の方が"ありえない"。リアサイト側面の金型痕はマルシン製にも同様の物がある。

 明らかにコピーであるのになぜ書けないかがわからない。両者間で話が付いているならその旨書けばいいのだし、付いていないならコピーした方と「何かある」と考えるのが妥当だろう。BWCは個人のような所だからともかくとして、卸のセキトーとメーカーのKM企画の広告出稿が惜しいのだろうか。この製品の扱いは、C誌とA誌もG誌に同じだった。

 前にも書いたが、コピー製品を糾弾したいのではない。専門誌が「これは同じ物だ」と書かなければ、知らずに買う人を騙しているのと同じだろうということである。メーカーもメディアも、エンドユーザーを欺いて成り立つ業界はないだろう。