所沢にあるうちの墓の先、川越市に入ってすぐの所に何度か寄ったラーメン屋があったが、少し前に余所へ移ったという話を偶然テレビで見た。ところが先日、遠回りして久し振りに近くを通ると、そのままの建て構えで名前が変わっていた。それだけならまだしも、外に並ぶ幟には「男の油そば」の文字が。油そば好きとしては寄らねばと思ったが、その時は用事があったしアイドルタイムで閉まっていた。改めて食べログで営業時間を調べ(載っていた。ありがたい)、墓にも寄らず真っ直ぐ来た。
いざ注文をとメニューを見ると、一択だと思っていた油そばが2種類ある。ノーマルとスペシャルがあった場合、私はまずノーマルを並盛で頼むのだが、前情報で仕入れたところでは「男の油そば塩」はグルメバラエティー番組で有名シェフのお墨付きを貰ったという。そうじゃない方を食べて評するのも何かこの店に失礼な気もするし、さすがにそうそう来る場所でもないので、スペシャルの方を頼むことにした。
油そばの常で、最後は残したタレで飯や何やらを入れて楽しめるとか、珍しくレモン汁を掛けるのがお勧めなどの指南があったが、腹一杯で帰路15kmを快適に走れるとも思えないし、レモンは苦手(唐揚げも掛けない派)なのでどちらもやめた。
いろいろ手が込んでいるし美味しいとは思う。だが毎度の話だが「これ、油そば?」という気持ちが前に出てしまう。塩だれの上にやや酸味がある。食べやすくなって良いとも言えるし、沢山盛られた炒めモヤシや角切りトマトにも合うかも知れない。推しらしいコロチャーも悪くない。でもなぁ、これ、油そばかなぁ。
結論としては、趣味が合わなかったというところ。どこが「男の」かも良く分からなかったし。これなら「三十年仕込み!! 濃厚油そば」の方にすべきだったな。…何を三十年仕込んだのかはその時伺うか。 |

「男の油そば塩」900円。ニンニクはチップではなくスライスなので、調子乗って食べると辛いし口に残る。
油そばは混ぜた絵面も撮らないとね。
メニューの麺側。「お作法」は撮るの忘れた。
駐車場側は前店名「らーめん頑八」の「らーめん」のみ残っている。前オーナーとはその前の店でご一緒だったとか。
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