B級グルメ
公文書

'19.12.4  Bグル 

北京は遠くなりにけり。 歌舞伎町 北京

 北京移転の話は、実は随分後になってから知った。旧店舗の貼り紙を見たのもそもそも8月の移転から2ヶ月も経ってからだった。昔は結構通ったのだが、それは前オーナーのマダムの頃の話だからもう十数年前。移転先もいつもの通り道上にあるが、あまり縁のなさそうなクラブばかりが入るビルの1Fだった。

 前は小汚さがある種の積み重ねを感じさせて、深夜の客層と相まって本格派ぽく見えていたのだが、実際には、オーナーが変わってからの評判はあまり芳しくなく、界隈で働く中国人にすら「あそこには行かない」と言われていた程だった。移転で何かが変わっただろうか。

 明るくだだっ広い店内は以前とは似ても似つかないが、店員のあんちゃん二人のだらだらした感じは以前のままだった。

 通っていたと言う位なので食べる物は決まっている。とにかくまずジャージャン麺。甘辛の朝鮮族系味付けのあんが、独特の粗い手打ち麺にたっぷり掛かっている。邪道という人もいるが、自分はこれに慣れている。調子が良い時は、この店独特の2色丼でスブタとのコンビを頼む。飲み物は勿論青島。

 この日もその“いつものメニュー”を頼んだのだが、ちょっと様子が違った。ジャージャン麺は、まあ良い。麺が一寸クタクタに過ぎる気もしたが、まあド深夜であるし、こんな物だろう。

 こんな物でないのはスブタの方だった。甘い。甘過ぎる。何か作り方間違えたんじゃないかという位ベタベタに甘い。パイン缶をシロップごと入れてないか? 前はなかった机上の辛味調味料が効力を発して良い具合になるのかなと思ったら、これは酷く辛い。辛味がどうとかではなくて、舌が痛い。珍しく最後の数口残してしまった。

 近くにあるんだけど、なんか遠くなっちゃったなぁ。

実はメニュー全ページ撮ったんだけど、ブログの方に載せてもなぁって。食べログをどうぞ →食べログ(w


高級店の様なファサード? でもないな(w


頼んだもの出来上がるまで、若い方の兄ちゃん飯食ってたよ。


ジャージャン麺+スブタ(1,000円)値段変わらず。


謎の辛味調味料。これ、スプーンがデカいんだからね。器、直径20cm位あるよ。


北京中華料理 / 西武新宿駅新大久保駅大久保駅
夜総合点★★☆☆☆ 2.5

'19.11.28  Bグル 

ツンデレのゴスロリみたいな 御茶ノ水 シン・アジト
 新進気鋭の話題店へ。毎日通って見てるはずの御茶ノ水駅前にあるという。ここか。こんな狭い間口で更に地下なのか。しかもサイン類は地味な文字だけの物なので周りに呑まれて、こんな場所に油そばを出す店が出来ているとは気が付かなかった。10月に出来たばかりだそうだ。

  こちらの店、メニューに油そばとまぜそばがある。元々明確な分け方があるものではないし、普通は店によってどちらかなのだが。事前の情報を見る限り自分の油そば像に近いのは、この店で言う油そば(塩バター味)よりまぜそば(醤油味)の方なので、そちらを頼む事にした。

 訪店が夜9時半と遅めだったのですんなり入れた。地下だが外気がそのまま入り結構寒い。扉は難しそうなので、これからの季節はエアカーテンの類が必要かも。8席のカウンターは先客5で内4人が着丼待ちだったが、10分程度で着丼した。

 事前に見ていた画像以上に斬新な見た目。よく混ぜてからお召し上がりをと説明を受けるが、麺とタレは予めちゃんと和えてある。彩りがサラダの様な野菜と、分厚いバラロールチャーシューの存在感に圧倒される。大袈裟ではなくて。

 麺は程良い。無駄に太くなく、腰も適度。あまり主張されると食べにくいが、これはタレとも具ともよく合うと思う。ただ麺食いの人は、混ぜる野菜の食感をどう取るか。

 トレーにはスープと別添えのカレーマヨ。スープはラーメンの様な中華スープかと思ったら、和風の出汁が利いた物。自分は少し違和感があったのだが、麺のタレも魚粉入ってるし相性は良いのかも。マヨは味変に使わないのでどうしようかと思ったのだが、味が意外に薄いチャーシューに絡ませて食べると良い具合だった。

 総じて満足でした。ただやはり新しいものを食べてる感が強くて落ち着かないかも。でも旨いから良いです。

 この日はそれなり呑んでいたのでアルコールは頼まなかったが、生ビール小180円/中290円とか魅力的。空いてそうな時間なら良いかも。

まぜそば(醤油味)小 790円(小/並同額。中/大は890円)


卓上味変調味料のリストあり。辛味はタバスコか。酢っぽいのがどうかなぁ。にんにくは頂きました。美味。



後日の昼に撮ったファサード。どう見てもガールズバーか何かだよね、これ。

まぜそば専門店 シン・アジト油そば / 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.11.27  Bグル 

新メニュー天中華 ゆで太郎 錦町店
 ゆで太郎は好きだし近くにあるのだが、特に食べたくなった時以外は前を通らない。メイン以外のメニューは割と頻繁に変えられているのだが、そういう訳で気が付いていない。

 先日久し振りに店頭を覗くと、新メニューを見つけた。天中華。ラーメンと思しき丼の中に海老天が入っている。メニューPOPには津軽発と書かれており、後に調べると青森は津軽地方のご当地グルメなのだとか。海老天の乗ったラーメンというと最近中京地区の某チェーン店で復刻メニューとして話題となったが、あれとは大分趣が異なる。

 というかゆで太郎、とうとう中華麺を扱う様になっていたのか。これが3年前にあれば「台湾油そば」もああまで謎メニューにならずに済んだのに。他の方の記録を見ると、中華そば自体は昨年の4月にはあったらしい。

 それはともかく天中華。いざ着丼すると拍子抜けする程シンプル。海老天の他は、シナチク、のり、ネギ、以上。チャーシューとかそういうのはない。実質海老天1本のみでは物足りないが、物足りないなりのこの価格なのであろう。ただこの錦町界隈だと、らーめんほん田が400円で醤油ラーメンを供していて、単体ならあれには叶わないかなぁ。

 しかしこちらには自由に乗せられる豊富なトッピングの具がある。海老天増量は勿論、かきあげも、コロッケも、何ならカレールーだってある。

 尤もラーメンの扱いがある立ち食い蕎麦屋では、元々自分はそういう食べ方をしていたのだけど…。まあ何にせよ、それがゆで太郎でも出来る様になったのはありがたい。できたらアレンジベースになる素中華が欲しい所だが。



天中華(450円) これにコロッケとライスが付いたセットが550円。


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店頭のグランドメニューPOP。見慣れぬ一列が、天中華だった。


相変わらず出来の良いクーポン。何せデザイン(印刷)とミシン目がピッタリ合っている。<どこ見てる


ゆで太郎 錦町店立ち食いそば / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.11.19  Bグル 

「懐かしの」はグレード区分? ジンジン新宿店[3回目:消費増税後]

 この界隈でナポリタンと言えばこの店らしいが、「ナポリタン」と「懐かしのナポリタン」の2種類が提供されている。もう一つの「ミートチーズナポリタン」はトッピング盛り盛りという違いらしいので置いておくとして、何が違うのかメニューを読むと、若干値付けの高い「懐かし〜」には「赤ウインナーと濃いめのケチャップ」とある。そうか、ソースが違うのか?

 昼前の訪店のため、厨房周りに年配男性2のカウンター周りに女性1人と少な目だった。

 ちなみに訪店は消費増税後のため、価格が前回までと違っていた。個人店では据え置きの店もあるが、こちらは即座に対応しており、メニューも全て新しくなっていた。この位の規模の店でも、30部程度のメニューと店内のポスターメニューを業者に出して替えるだけで10万以上は軽く掛かると思われるので個人経営の店ではなかなか難しい。

 それはともかく、さて件の「懐かしのナポリタン」。前回からそう時間は経っていないが、違いは分かるだろうか。

 …わからん。少なくとも「濃いめのケチャップ」は 、量の違いだけのような気がする。濃いか? そんな事より圧倒的に具が違うので、その違いの方が大きく感じる。

 「ナポリタン」では、薄いベーコンにマッシュルームとタマネギで彩りにパセリだったのが、「懐かしのナポリタン」は小振りながら存在感あるソーセージがゴロゴロ入り、マッシュルームとタマネギもやや大ぶりの感じ。そしてピーマン。

 差額50円分は、まあ確かに違うか。それより100円で温玉乗せたり溶けたチーズ掛けたりという楽しみ方もある。そこはお好みでという気がする。

 ちなみに「アンチ“懐かしの”派ナポリタニスト」として、これのどこが懐かしだったんだろうかと抱えた疑問は黙っておこう。


「懐かしのナポリタン(並)」720円(込)+グラスビール加算210円(込) 隠れているがソーセージは4個は入っていた(ちゃんと数えろよ)。


消費増税後のメニュー。一部画像見切れで恐縮。



安定のセットドリンクメニュー。


ジンジン 新宿店パスタ / 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.11.4  Bグル 

豊富で選べるランチセット… イタリアンダイニングドナ 新宿紀伊國屋店
 新宿紀伊國屋の地下食堂街は12店だけのエリアだが、スパゲティーとカレーがそれぞれ2店ずつ被っている。スパゲティー店のもう一方には行ったので、ではこちらはどうだろうかと思っていて寄った。

 比較すると、生パスタが売りなのは同じだが、あくまでイタリアンダイニングでパスタの他にもピザなど幅広いメニューがあり、価格帯は較べれば若干高め。まあ、棲み分けのラインは明確か。

 この近隣でランチを摂るという事自体が希なのですっかり機会を逸していたが、ある日の昼に近くで身体が空いた。これは寄るのに良いタイミングかと。

 こちらのランチセット(800円〜)は、パスタに、サラダ/スープ/ドリンクからの2品という組み合わせ。大抵飲み物には追加でビールを頼んでしまうのでソフトドリンク必須でないのがありがたい。尤もこの日はその前に飲んでいたので(なんで??)セットのサラダとスープだけにした。サイズはS/M/L同額。グラム表記は無くて、サイトを見ると70:100:130の比率らしい。

 だがいざ注文の段になると頼もうと思っていたナポリタンがない。おかしいな、事前に調べた時はあったと思うのだが、メニューにはない。きちんと対応いただいた店員さんに申し訳なさそうに「ひょっとして昔のメニューかも知れません。他のお店もあるのでそちらかも。あとナポリタンと言うと並びのジンジンさんが有名ですので…」とまで言われたので「何かと見間違えたのだと思います。すみません。こちらでいただきます」と、極旨ミートソースのセットを頼んだ。チェーン店のミートソースにしてはガーリックが程良く効いていて結構美味しかったので問題なしです。

ファサード。綺麗なメニュー見本が並ぶ。

極旨ミートソース(S)ランチサラダセット(1,100円)


ま、ナポリタンは同店の食べログに今も載ったままなんですけどね(苦笑)。

イタリアンダイニングドナ 新宿紀伊國屋店パスタ / 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.11.3  Bグル 

そして週替わりランチにナポリタン 小川町 ちょいくら CHOIKURA
 「いま週替わりランチにナポリタンが出ているそうですよ」とある日、部下から聞く。いや、何でそんなこと知ってるの? チラシでも配ってたのか? 実はインスタで公開しているのだという話だった。確かに店頭告知よりそちらの方が速くて正しい。

 しかしランチで使っている生パスタはナポリタン仕立てにできるのだろうか? そういう疑問はあったが、取り敢えずは食べてみることにした。夜のメニューには別に締め用の「CHOIKURA風 ナポリタン」というのがあるが、それとは違う物の様だしと思いつつ、向かう。

 違う。パスタがそもそもランチ用の生細麺だし。シェフが夜と違うからかな、ソースも夜の甘味の強いものと違う。セットサラダのドレッシングは独特で美味しい。だがボリュームあるソーセージが皮なしソフトみたいな感じだった。どうだろうかこれ。昔食べた米軍放出レーションのパスタに入っていた物みたいに柔々だった。分かりやすく言うと、缶詰のソーセージみたいだ(どちらも分かりにくい)。

 次の週替わりには何が来るだろう。



ナポリタン800円+α。α分はメニュー外にて…。

10月最終週のメニュー。


遠近が付いてしまっているが、手前が並で奥が大盛り。かなり違うのがお分かりいただけるだろうか。ちなみに並の方が自分の分。


ちょいくら居酒屋 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

'19.11.2  Bグル 

歌舞伎町喫茶24時 マッシュルームをキメたナポリタン 歌舞伎町 クール
 歌舞伎町で長く遊んでいるのでこの店の存在は当然知っていたが、入ったことはなかった。店頭の見本でナポリタンを出す店なのも分かっていたのに。

 つい最近まで下の階が風俗案内所だったので建物自体が近寄り難かったというのもあるし(嘘つけ)、すぐ横に常駐のバーがあるのでわざわざ隣の喫茶店に行くというのも変な気がしていた(こちらが本当)。

 また、どの時間帯に寄るかというのも問題で、ランチタイムは白ける気がするし、終電前にわざわざ喫茶店というのも何か違う気がする。深夜のはしご酒の合間というのが正しい気がするが、しかしいざそういう時には忘れて呑み歩いているのである。

 数年前は五輪を前にこの界隈も軒並み再開発が掛かるのかと思っていたのだが、意外な程建物の入れ替わりがなく、ここが? というビルの方が結構残っている。このビルもその一つ。

 歌舞伎町のど真ん中で24時間営業の喫茶店にしては、実はむしろ健全な店なのだが(多分)、ナポリタン自体も実はむしろ健全なナポリタンであった。奇を衒わない。妙なトレンドは追わない。だがしかしどうでも良い味でもない。

 特徴と言えば、見ての通りマッシュルームの存在感だろうか。弁当の付け合わせに入るいわゆる素ナポは別として、ナポリタンの具にタマネギは必須だしピーマンも普通は入る。ハム/ベーコン/ソーセージはいずれか欲しい所だが、意外に省略されがちなのがマッシュルームではないか。しかしマッシュルームはグアニル酸という他の具にない旨味成分を持っており、これの有無は味の深味を大きく左右する。

 それにしてもこんなにもマッシュルームがゴロゴロ入ったナポリタンも珍しいのではないだろうか。麺を絡めたフォークで二切れマッシュルームを刺して口に運ぶと…いや、変わらんな。良く分からない。駄目だな私。散々呑み歩いて深夜の2時半に食べても味の違いなんか分からないだろというご指摘はごもっともです。

 また別の時間帯に行こう。いつまでも、あそこにある気がするし。



ナポリタン 850円+ビール(スーパードライ35缶)700円+深夜チャージ100円

歌舞伎町一番街のどん詰まり、ゴジラの脇を通り抜けると現れる。


古い店だが、見本は新しくて綺麗。


ドリンクメニュー。


フードメニュー。


クールカフェ・喫茶(その他) / 西武新宿駅新宿西口駅東新宿駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.10.31  Bグル 

リーズナブル生パスタ  神保町 パスタ人
 ある日特に食べたい物もなく事務所を出てしまいそのまま彷徨きそうなところ、こちらの前を通って寄ることに決めた次第。店頭メニューを見て、ナポリタンに近そうな「トマトとニンニクのスパゲッティ」にした。

 こちらのお店、以前から気にはなっていたが、ナポリタンがないので何となく通り過ぎていた。そもそもイタリアンのパスタには炒めスパ自体がないのだししょうがない。厨房を覗くと、いわゆるパスタパンの類が五徳の上に並んでいるが、炒め物用ではない。ちなみに私が概ねナポリタンに限定して食べているのはレビューネタとしてまとめやすいからというだけです。

 店内に入ると、何かを踏んだかと思うくらい靴底が貼り付いた。古いラーメン屋の床みたいなものかと思ったが、そういう不衛生なのではなくワックスが生乾きの様だった。実際目視では綺麗な床だったし。席はカウンターのみで、隣席との間に間仕切りがある。パスタ屋にしては変わった作り。

 前会計制となっていてレジで番号札を受け取る。レジ脇に普通盛150gのサンプルもあって量の把握はしやすい。乾麺で150は結構あるから違う。安かったのでビールも頼む。後で知ったのだが、実はこの店夜はやっていない。ワインもあるけど呑む人いるのかな。自分は頼んでおいて何だけど(w

 先客1で、帰るまでに3でほぼ女性。生パスタということもあり6分程度で受け取りカウンターに呼ばれる。樹脂の器とトレーの質感がややチープ。まあリーズナブル路線だけど。調味料は席にはなく、タバスコもここで掛ける。途中掛け派なのでちょっと不満。席には原価高騰のためチーズ追加は有料とあって、確かに粉チーズをドカ掛けする人いるけどなと思ったら、掛かってるのはとろりと溶けたチーズ。まあこれなら仕方ないか。

 細めの生パスタはやや固めの茹で加減。乾麺と違い弾力が全体にあって独特。ソースは、目視できるほどゴロゴロ入るトマト通りに酸味が強く、甘味も結構強められていた。他に具らしい具はないので、大盛りだと飽きるかも。

 3時近くという空いている時間だったので、調理・接客各1の店員さんも笑顔で余裕がある感じだし、こちらものんびり食べられたけど、ピーク時はシステム・スペース・動線が相まって結構気忙しく感じそうな気もした。今回と同様の時間帯に近くにいるのだったら、再訪するかも。

店構え


店頭メニュー 。ちなみに大盛の方は+100円。


トマトとニンニクのスパゲッティ 590円+生ビール 380円

パスタ人パスタ / 神保町駅新御茶ノ水駅小川町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.10.26  Bグル 

ランチ再開 小川町 ちょいくら CHOIKURA
 前回の記事で、こちらの店のレビューがランチばかりなのだという店長のコメントを書いたが、その時点で実はランチは一時やめており、暫く夜のみの営業となっていた。それが先月9月24日よりランチを再開することになった。

 メニューは生パスタランチのみとなっているが、週替わりで4種類からセレクトできる。全品800円でサラダが付く。どちらかというとガッツリ系ではなくお洒落ぽいラインナップの様だし、皿が深くて大きいので写真だと分かりにくいのだが、実はボリュームは結構ある。最近自分は小食なので食べきれないかと思ったが、更に大盛り無料である。女性客でも割と普通に食べていく人が多いのだそうだが、午後の仕事は大丈夫だろうかというのは余計なお世話か。

ランチ営業時間
11:30〜14:30 L.O.14:00

10月2周目の週替わりメニュー。


エビとフレッシュトマトの生パスタランチ 800円


ちょいくら居酒屋 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

'19.10.24  Bグル 

カレー600円、ナポリタン800円のランチ  神田 欧風屋
 店の近くを通るとそこだけ異世界の入口の様に植物に囲まれている洋風居酒屋。前々から気にはなっていたが、コミュニティが確立されてそうで、夜一人で入るのは一寸躊躇われる。しかしランチにナポリタンがあるというので訪店。

 事務所からは大きな通り(本郷通り)を1本跨ぐだけなのでランチタイムの行動範囲内かなと。食べログのランチ情報は日替わりカレーに集中しており、ナポリタンが常に供されているかは分からなかったが、店頭で確認。立て看に「600円〜」とあるのはカレーのことで、ドア脇のメニューではナポリタンは800円というのが分かる(が、分かりにくい)。

 店は階下にあり、夜にライブがある割には意外とこじんまりとした店内。内装は手作り感一杯の木工で溢れていて居心地は良い感じ。1時少し過ぎで先客2、後から3、帰り際1という具合だった。

 まずカウンターで注文と支払いをして札を受け取り、出来上がったら番号を呼ばれて取りに行くセルフ式。ただ、水や食器だけでなく調味料も狭いカウンターに集中しているので、注文と引き取りが重なっていると、その場でサラダにドレッシングを掛けたりするのにはちょっと抵抗がある。

 6分程で上がり。同じ物を頼んだ連れと1分程タイムラグ有り。

 ワンプレートにパスタと、レタスのみのサラダ。深くて大きな器なので写真だとサイズが分かりにくいがそれなりにボリュームはある。細麺で結構柔目に茹でられており、また見た目の割に味が薄めなのでソーセージの存在感が程良い感じ。


店構え。ちなみに周りは普通のビル群。


カウンター脇のメニュー。


ナポリタン800円

 ちなみに食べログのレビューは古い物が多いので、メニューや価格の確認は店頭で充分にされることをお勧めします。

欧風屋居酒屋 / 小川町駅淡路町駅神田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.10.13  Bグル 

居心地は人それぞれ  東京焼き麺スタンド 神保町店
 神田でのナポリタン探索も最近は行き詰まってしまっていたが、ある日この店が検索に上がってきた。見れば8月に出来たばかりだとか。本店は下北沢の人気店で、メインは焼きそばらしかった。

 ちょっと面白そうだが、引っ掛かることがないではない。「スーパーナポリタン」と謳っているが、超えてしまってナポリタンではなくなってはいまいか? 見た目や味はナポリタンだそうだが、麺は焼きそばと共通らしいし、何より卓上にタバスコも粉チーズもないという。後から加わったメニューらしいので、ひょっとして揃ってなかっただけではと淡い期待で訪店した。

 狭めの入口脇で食券を買い、反対側のカウンターにいる店の人に渡す。半券を持って2階に上がる。打ちっ放し(一部“それ風”)の壁にシックな照明。ショットバーの居抜きか何かなんだろうな。完全セルフなのだが、どこにある何を手にすれば良いか分かりにくい。水のポットは5個程あったが、半分は空で、間仕切りの上に並んでいた。

 また、間仕切り奥にある小さな流しは物置の様なデッドスペースになっているが、客は食べ終えた食器をそこではなく、カウンターの端に自分でまとめる様になっていた。食ってるすぐ脇の目の高さの位置に洗い物が溜まってるって何か気分良くない。他の席に座れば良いのだろうが、カウンターはそこか、階段脇で上がってくる人を横から見る様な位置の席しか空いていなかった。

 そのカウンターには、果たしてタバスコも粉チーズもなく、カラシマヨ、七味、土佐酢というおよそナポリタンに合いそうもない調味料が並び、そして爪楊枝と謎の入れ物が脇にあった。後にこれが空になった箸立てと知る。

 2時をとうに回っており、3名の先客も既に食事中だったが、着丼までは8分程。ただ、見ると具が山盛りで、これは炒めるだけでも時間掛かるかと納得。麺にはしっかり炒め跡。定番のタマネギ、ピーマンに、ソーセージがこれでもかと乗っている。うっすらと粉チーズが掛かっており、部分的になぜか青のりも掛かっていた。これ…間違いじゃないのかな。風味ぶち壊しだけど?


店構え。全然ナポリタンや焼きそばの店という感じではなく。すぐ横の電柱の広告でなかなか良い絵面になってますが…。


カウンター。これもまた全然ナポリタン出してる店のそれではなく。


スーパーナポリタン。焼きスパゲッティとしての雰囲気自体は充分。ちなみに10月の消費税増税後は880円→900円に。

 持ってきてくれた店員さんはすぐに洗い物を下に運ぶべくまとめ始めるのだが、待てよ、フォークがない。「あの、フォークは?」と尋ねると、慌てて他の席から箸を持って来てくれた。「すみません、お箸だけなんです」。

 しかしさて困った。これは全く私個人の事情なので恐縮だが、突き指をしていて右手の親指が使えないのだ。フォークならともかく、箸は思う様に動かせない。そうか箸だったのか、抜かった。それしかないとも言われたしな。おまけに何故か箸がぬめっていて、麺をぱたぱた落としてばかり。ソースは酸味のない、かと言って変な甘味もない、濃いトマトの味が立っていてこれはこれで旨いのだが、それどころではない。最後は他の客がいなくなったのを見計らって掻き込み犬食いですよ、50過ぎてみっともない。

 参ったなぁと上を見上げたら、明らかに防犯カメラ然とした物のレンズが下を向いており、バッチリ目が合った。


東京焼き麺スタンド 神保町店焼きそば / 神保町駅竹橋駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.10.6  Bグル 

プティサイズではない弁当 淡路町 プティコック

 こちらのお店のメニュー、実は付け合わせのナポリタンで興味が湧いた(またぁ)。ライス並みに入ってるんじゃないか? 主菜がまた種類が多い。もっと絞らないと効率悪いだろうに。

 事務所からはちょっと距離があり、その上営業時間が短く11時半から2時までしかやっていない。テーブルのみの10席で100%相席というのもまたハードルか。しかし得意先からの帰り、偶然昼時に店の近くを通り、持ち帰りで寄ってみるかと思い付いた。

 添えナポ目的なので、ナポが付くメニューを。メンチカツ弁当かな。実際にはメンチカツ・エビフライ弁当なのだが(笑)。

 店の正面がカーテン状に覆われている画像を見たので、ランチ時はここから注文するのかと思ったら閉ざされたままで、狭い入口の階段脇の引き戸をおもむろに開けて、揚げ物中の親父さんに背中越しで注文する。「いま13、4分掛かるけど」「はい。結構です」「結構ってヤメ? マル?」「マルです。お願いします」そんな感じ。ボリュームの話は知っていたので「ご飯半分って出来ますか」と頼む。

 持ち帰りに味噌汁は付かないと思っていたが、ちゃんと付いてきた。そのせいで持ち心地が悪いのかと思ったらそうではなくて、メンチがデカ過ぎて蓋が閉まっていないのだった。

 10月に入っていたが消費税増税については触れられておらず、メンチカツ弁当は食べログ情報ままの650円。更にライス小盛りは30円引きなので620円だった。

 とにかくメンチがデカい。これは揚げるのに時間掛かるだろう。エビフライ用らしきソースが付いていたが、メンチのソースで充分。目的のナポは完全なる素ナポであったが、こちらもしっかりと浴びたメンチのソースで良い感じになっていた。

 神田界隈も390円弁当などが結構増えているのだが、ボリューム、バリエ、コスパいずれもこれはちょっと太刀打ちできない気がする。そして、親父さんと女将さんがいつまでも健康に働けることを祈ります。


メンチカツ弁当(ライス半分…これで)620円。取り敢えず、持ち帰りでないとランチビール付けられないしな。


入口の狭さがお分かりいただけるだろうか。あと、シートに落書きした馬鹿は消しに来い!


店頭の写真入り弁当メニュー。


弁当の持ち帰りメニュー。


しっかりしっとりな分厚いメンチ。

付け合わせ、とは?


プティコック洋食 / 淡路町駅小川町駅神田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.9.30  Bグル 

深夜ラーメンの救世主 花小金井 麺や 渡海
 花小金井にも遅くまでやっている飲食店はあるにはあるが、残念なことにラーメン屋の選択肢は、ほぼない。最近出来たこちらの店以外だと東側の線路沿いで続く老舗がある位で、そこもせいぜい12時までの営業となっている。

 ある平日、12時を少し回って駅に着き、麺類が欲しいなと思って以前にブックマークしていたこちらを思い出した。2時まで営業とのことだった。

 入口の案内では、夜は300円均一居酒屋を併営しているらしかったが、私が寄ったその時間には「終了」しているとのことだった。それ目的でB1に降りてくる客が数組あったので、いつもの事ではないのかも知れない。

 まず券売機。例によって汁のない麺をと思い、つけ麺でも食べられれば御の字と券売機を見ると、まぜそばのボタンを見つけた。煮干しが売りらしいので正統派油そばではないのだろうが、これはこれで試してみたくなる。あちこち締められている店内の、奥にある小さな7席のカウンターのみが営業中だった。厨房内は2名の布陣。あちこち締められている店内の、奥にある小さな7席のカウンターのみが営業中だった。厨房内は2名の布陣。

 程良く着丼。苦手なタマネギはザクザクではなく少し細か目。チャーシューは角切りで豚と鶏の2種類というのが良い。メンマは穂先メンマ。取り敢えず汁を絡めた麺を口にすると、煮干し具合は割とマイルド。歌舞伎町でもっとハードな煮干し系を食べることもあるが、汁なしはこの程度が好ましいな。テーブルには追加用の煮干し粉があり、正面には例によって味変指南が掲げられているがそこには至らず。

 店内は居酒屋と座席が分けられている様だが、モードの異なる客に混ざって食べるというのも落ち着かなさそうだなと想像する。まぜそば自体は美味しかったので、また12時過ぎに辿り着いた時は覗いてみることにしよう。


煮干し まぜそば 800円


ひとけ少な目の駅前にある松屋が1Fに入るビルの地下へ。


分かりやすい券売機。



カウンター調味料。左から辛味、煮干し粉、煮干し油。他にラー油と酢がある。


味変指南。


麺や 渡海ラーメン / 花小金井駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.9.20  Bグル 

近くて遠い有名店 つじ田 神田御茶ノ水店
 事務所近くの有名店。今まで寄っていなかったのは、単にいつも混んでいるイメージがあったから。夜10時を回っていればさすがにと思ったが、逆に〆の一杯の時間なのか8割方埋まっていた。

 その日は仕事もトラブっていたし、個人的にもあまり好コンディションでもなかったし、そもそも腹が減っていた。こういう時は気運も悪くなる。

 「お好きな席にどうぞ」で手近な席に座ると「そちら、お客様いらっしゃいます」と。よく見れば端に氷の溶けきった冷やタンがある。いつもなら「あっ、気が付かなくて」とか愛想笑いもするところだが、何せ機嫌が悪いので完全憮然と他の席への案内を受ける。すると並びの客が、親の敵の様に一口毎に大きな音を立てて麺を啜り続けている。音立てて食べないと死ぬのか?

 早く食い終えて出たい。こんな状態では旨い物も旨くないんだろうなと、はなからネガティブモードだった。そんな記事で大変申し訳ない。せめて点数は私のデフォルトである「どこでも3点」なのでご容赦を。何かネガティブな事が書かれていても、それは私の気分の問題だと差し引いて読んでください。

 適度な待ち時間で、よく締まった麺と熱々のつけ汁が着丼。全然文句はない。具も奇を衒ったところはないので安心して箸を付けられる。つけ汁は、自分の知ってる範囲では(つまり予備知識がない)見た目が大勝軒に似ているので似た甘めの味を想像していたのだが、全然違ってちょっと塩っぱいタイプ。いやちょっと塩っ辛いなこれ。スダチどう合うのか分からないので使わず。具は歯ごたえのあるメンマに、チャーシューはほろっと口の中で解けるタイプ。

 空いてそうな時に、また寄るのかも知れません。ご馳走様でした。(締めがこういうレポはあまり信用できない w)

濃厚つけ麺 880円 …スダチ、ビジュアル以外に要る??


横イチだがマトリクスで分かりやすいメニュー。

つじ田 神田御茶ノ水店つけ麺 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.9.17  Bグル 

週末限定でナポリタン 都立家政 シューティングバー アーシュク[2回目]
 先月、1周年を迎えたアーシュク。いつも何かしらのイベントを催しているが、最近はメニューの方も週替わりで毎週末限定フードを供している。バーではあるがクルマで来店するノンアルコール勢が一定数いる様なので、メニューにフードで変化を付けるのも確かに店には合っている気がする。

 アーシュクについては食べログ向けにフードで記事を書いている私なのだが、酒場では基本的に食べない方。しかしそのメニューがナポリタンとなれば話は別である。少し日が経ってしまい8月第一週の事になるが、週末限定メニューが「お子様ナポリタン」だったので食べに行った次第。

 尤も元々はトマトソースパスタの回だった時に、ナポリタンだと尚嬉しいのにという私の勝手なリクエストに応えていただいたのが切っ掛けだった気もするが。

 ありがちな「懐かしの」などとはせずに「お子様」というのが良い。ウインナーと茹で玉子がキッズっぽい。「ウインナーはタコさんにしたかったんすよ」と店主。

 いつもは出だしのビール以外はショットでウイスキーを呷っているのだが、これは飲み物をどうしたものか。ここは赤ワインにした(アルコール以外にする気はないので)。

 また食べてみたいところだが、今年の4月辺りから始めて毎週末違う限定メニューを出している様だし、ナポリタンに当たるのはいつになるか。最新の情報は店のtwitterアカウントで。→@asik_cafe_bar

お子様ナポリタン 800円+赤ワイン 600円

タコさんウインナー!。

なかなか味がある手書きPOP。

外にこういう看板立ってます。

シューティングバー アーシュクダイニングバー / 都立家政駅鷺ノ宮駅野方駅
夜総合点-★★★☆☆ 3.5


'19.9.16  Bグル 

丁度良いかどうか。 天ぷらそば唐さわ お茶の水サンクレール店
 天ぷらアテに一杯やるには丁度良さげかと訪店。普通の個店だとそれだけというのも気が引けるがチェーン店だし、とは言え丸亀製麺と同じトリドールHDの運営なら天ぷらはちゃんとしてるだろうなという予想。

 場所は、改装工事の続くJR御茶ノ水駅上り方面の聖橋口を出て正面にあるモール「お茶の水サンクレール」。ここのB1に店は入っているが、正面が吹き抜け状の広場となっており1Fからも見える。通勤路なので毎日前を通るものの、昼に来るには事務所からは少しあるし、夜に一人で寄るには半端な位置だったのだが、無芸小食氏の食べログレポでちょっと興味を持ち、寄ってみる事にした。

 丸亀と違って呑めるのが嬉しい(事務所近くの丸亀は一部にある呑める店舗ではない)。店内は清潔感があり広々としている。言い方を変えると明るくてだだっ広くてやや白ける。まあ夜にちびちび呑む向けの訳はないか。結果として1品1杯に丁度良い(2杯呑んだけど)。

 そこそこの値段でそこそこ美味しい。道具立ての割には外連味がないのだが、チェーン店に求めるものではない。

 広い割には厨房4人のホール1人だったかという記憶。皆きちんとしていたし、ホールは確かに「カワイイ女子」でした。無芸小食氏の時と同じ娘かは分かりませんが(w <そこ目的だったのか?

夜のファサード。

上天盛り 680円(別) 嵩の増すネタ少な目で良い具合。

吉乃川 680円(別) 持ち上げなくても注げるのが良い(w

せいろ 380円(別) 一応 (?)、締めに。

天ぷらそば唐さわ お茶の水サンクレール店そば(蕎麦) / 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.9.14  Bグル 

空腹時のナポリタン ジンジン新宿店[2回目]

 腹が減ってナポリタンを食べたいという気持ちと、近隣への用事が重なって、この店を思い出したので再訪した。そんな次第で昼飯時は外れて2時半を回っていたが、席は7割方埋まっており、カウンター内は慌ただしい感じになっていた。

 慌ただしげに見えたのは人数も多いからか。前は4人だったのが、今日はホール3名+厨房3名の計6名体制。前回と違い全員が女性で、大半が日本人の様だった。厨房側は、調理(茹で・炒め)/調理(具材・ソース用意)/洗い物と明確に担当が分かれている。これも前回と違いほぼ私語がなかったが、これ位忙しかったらそれどころではないよな。

 今回は厨房側のカウンター内を横から一望できる位置に座ったため、覗き込む体にならない様気を付けながら眺めていたが、皆無駄がなく手際も良い。最も目立つのは茹で・炒め担当の人だが、頼もしい雰囲気すらあった。

 前回と同様、ソフトドリンク付きのナポリタン650円に+200円でグラスビールに換えて頼む。調理自体は生パスタの茹で時間の短さもあり早いが、何せ数が多いので出るまでの時間は掛かる。ジョッキにすれば良かったか。仕事中だけど。

 前回と変わったところが当然あるわけではなく、麺はやや固め。炒めそこそこで、具は多目。

 ちなみに店を出てから、こちらの店にはナポリタンが2種類あるのを忘れていた。前回頼まなかった「懐かしのナポリタン」の方にすれば良かった。具だけでなくソースも違うらしいので確かめたかった。

 あともう一つ。同じ並びにパスタの店があるのでそちらを試すつもりでいたのだが、それもすっかり忘れていた。空腹だと色んな事を忘れてしまう様だ。


→前回の記事 生パスタのナポリタン再考 新宿 ジンジン 新宿店 — 2019年05月29日


ジンジン 新宿店パスタ / 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.8.22  Bグル 

間借りのランチロメスパ ロメスパ専門店 ボーノボーノ 神田西口店
 大手町ガード下のロメスパ人気店「ボーノボーノ」の2号店が神田西口に出来た。と言っても夜営業の店を昼間だけ間借りする「軒先レストラン」というシェアレストランサービスを利用したもの。夕方16時以降は「○鳥 マルドリ 神田本店」として営業しているらしい。

 そうなると気になるのはファサードやサインがどうなっているか。入口が非常階段風の殺風景な階段を降りる場所という事もあり逆に広範囲に積極的に掲出しているのだが、パウチしたA4判チラシやPOPを並べ貼りしたり、脱着式は仕方ないにしても急拵え感の強いものとなっているのが残念。毎日これやっているのだろうか? 7/2の開店からそろそろ2ヶ月で痛んでもきている模様。ボード貼りでは収納場所がないなら、ターポリンに出力して丸めて保管とか、やりようがあると思うのだが。すみません、専業者なんで気になってしまって。ただ、ガード下の大手町と違い大勢の人が前を通り掛かるので、これをキャッチすべく強くアピールするのは大切な事だし、成果も大きいと思う。

 さてこの日、実はたまたま昼時に通り掛かって寄る事にしたのだった。12時半はかなり混んでるだろうと思ったが、店の人らしい女性が外の様子を見に上がってくる位なのでそうでもない様だった。厨房2+ホール2+1(関係者)。先客は7名程度。しかしこれのほぼ全てが着丼待ちなのは暫くしてから気が付いた。私の注文したナポリタン(並)が出て来たのは20分後となった。まあ神田のランチタイムだし仕方なかろう。

 カウンターの端の方がセルフのお茶置き場と臨時券売機が置かれている。卓上セットは2つで、5席のカウンターではちょっと足りてない。

 事前にsoleil嬢のレポを読んでいたので大手町とはちょっと違うんだろうなと思っていたが、確かに気持ち量が少ない。そして炒めが足りない(大手町が焦がしている、とも言える)。そして食べてみると、うーん、味が薄い。おとなしい感じになっている。あと、何か間違えたのか酢漬けキャベツの刻みが妙に細かくて食べにくかった。それと大手町のナポリタンと違いスプーンが付いてきた。そんなところだろうか。

 また食自体についてのレポが全体の1/4位しかない。店の事については書いてるのでご容赦を…。

神田西口商店街の駅からすぐだが、どう見ても雑居ビルの裏階段。


ビルの脇からさらに外階段を下る。

ナポリタン(並)500円

ロメスパ専門店 ボーノボーノ 神田西口店パスタ / 神田駅新日本橋駅淡路町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.8.21  Bグル 

ミャンマー風甘めな油そば 高田馬場 ババ ミャンマー ヌードル
 ミャンマー料理店賑わう高田馬場で、油そばを出している店があると教えて貰っていたので訪店。その種の油そばは大抵、私の様な珍々亭原理主義者にとっては別物に決まっているのだが、同じ馬場には「力」という例外もあることだし取り敢えず覗いてみないことにはと、ちょっと遅い時間になってしまったが訪店した。

 22時で先客2名。カウンターにはママさん一人。レビューだと油そばは圧倒的に「蒸し鶏あぶらそば」(800円)が推しになっているのだが、プラスαで具の乗っているメニューはなんかクリアできなさそうなので、スタンダードな「あぶらそば」(650円)にした。

 先にスープが到着。とても熱い旨説明されつつも、座った場所が悪いのか空中手渡しは如何なものか。まずカウンターに置いて下されば良いのに。そして猫舌なので手は付けず。

 本体も10分で着丼。これで充分な内容と量だ。蒸し鶏だって適度に乗っている。他にはネギ、青菜、フリカケ状の何か。極太平打ち縮れ麺がまた食いでがありそう。

 するとまず辛いのが得意かを訊かれる。流れ上どちらかというと苦手です程度に答えると(実際は結構苦手)、味は醤油味になっているが三段階に辛さを増す方法がある旨説明がある。卓上のスイートチリソースがマイルド。もうちょっと辛くて良いなら酢漬け唐辛子。フリカケ状になった唐辛子は一番辛いとの事。

 ただこの油そば、そもそも味付けがやけに甘い。旨味や素材がどうとかではなくて甘い。これはちょいと辛味を足すくらいでないと辛い(つらい)気がした。料理が辛くて砂糖を掛けるタイ料理と丁度逆の感じか。

 ちなみにスープ、実はそれ程熱くもなくて飲めたのだが、これも甘い。ニンニクと胡椒の結構利いた鶏スープなのだが、甘い。

 ともあれ、さすがに麺にスイートチリソース以上のものを掛ける勇気は無く、それでも程々のバランスとなりおいしくいただけました。

 ただこちらのお店、残念なことに完全にアルコール類が無い。ミャンマーは9割仏教徒だと思ったが、こちらは回教徒なのか? 店内にはアウン・サン・スーチー女史のポスターが目立つぐらいだが。私は、特に夕食時に酒が無いのはナシなので、残念ながら今後のリピートはない模様。

L.O.1時間前だが看板の照明が落ちてた。


卓上。右から酢漬け唐辛子、フリカケ状唐辛子、スイートチリソース。


あぶらそば 650円


ババ ミャンマー ヌードル東南アジア料理(その他) / 高田馬場駅学習院下駅面影橋駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

小隊司令部発

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'19.8.11  Bグル 

薄暗闇で冷やし中華らしき物を
 こちらの店は、街中華と言うより夜の宴席需要寄りという建て構え。少し古びているし、高級感溢れる感じではないものの、ちょっと高そうな印象がある。アイドルタイムは閉まっているが、ランチも集中的に賑わっている感じでもなかった。

 ある日前を通り掛かって「冷やし中華」のPOPが店頭にある事に気がつく。そうか、去年の“夏の事務所近隣冷やし中華巡り”も、まだ漏らしている店があったかと。

 間もなく2時だったため先客不在。照明も心なしか暗い。まず入口のカウンターでお母さんに注文するシステムで、古式ゆかしい厚紙の食券のもぎり半券を渡される。

 注文は当然冷やし中華だが、POPにはゴマだれとあったので、念のため醤油はないか確認するもゴマだれのみだった。頼むと料金がPOPより安い気がしたが取り敢えず半券を受け取りテーブル席に着席。思い立ってビールを追加注文。厨房は2階らしく、オーダーをマイクに復唱し、暫くするとエレベーターで降りてくる。半券の表示が「冷しそば」となっていたので不安に思っていたが、多分、冷やし中華が到着した(確証無し)。

 麺を囲む様にキュウリ、中央に錦糸玉子。その上に盛り付けられた肉が意外とたっぷりで、豚と鶏の2種。ゴマだれはよくある甘い奴かと思っていたら、これが甘くない。ただ、ゴマの風味を楽しむとかいう濃度はなくて、正直薄い。麺はしっかり水切りされているので、それで薄まってる訳でもなさそうなので、元々薄味なのだろう…。

 後客1名が滑り込んで2時。外の立て看を取り込むお母さんではあるが、入口カウンター周りの照明も落としてしまう。

 「まだ、おっさんが食べてるでしょおがぁ!」と心の中で田中邦衛の物真似をしてみるのだった。

ファサードがそもそも薄暗い龍水楼。


冷やし中華(のはず) 850円(だっけ?)とビール 630円


龍水楼北京料理 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.7.24  Bグル 

焼きそばの“気仙沼らしさ”とは? 小川町 元さん 
 店の前を通り掛かると、気仙沼焼きそばの立て看が目に入った。靖国通りを挟んで反対側は毎日通るのだが、こんな場所に焼そばの店があったか。

 看板を見上げて思い出した。「お茶漬だよok」というよく意味の分からないコピーと多分店名であろう巨大な「元」の字。ファサードデザインは立ち食い寿司屋風に見えるがお茶漬け専門店なのだろうという位で、特に興味を抱かないでいたのだった。

 まず店外の券売機でメニュー確認。気仙沼焼きそばは並と大盛で、それぞれイートインには同額で小鉢が付く。それにしても気仙沼焼きそばって何だろう?

 開店早々だったが釣り銭不備で券売機が稼働しておらず、暫く待って後、手渡しで料金を払い店内へ。この応対時に、店内のカウンターとホールの2人の他に2階に2人いることを知る。

 お冷やはお洒落な容器に冷たい日本茶。雨で蒸す中歩いてきたので、爽やかでとても安らぐ感じだった。

 ところでカウンター内では炒め始める気配がない。それどころか機器がそもそもない。怪訝な顔で覗き込んだつもりもないが、小鉢を出してくれたお姉さんが「焼きそばは2階で出来たてをご用意していますのでお待ち下さい」と説明。ああ、2階が厨房なのか。小鉢は1階から。ゴーヤ・豚肉・卵の炒め物。苦みがなくて結構いける。

 ややあってステンレス皿で登場の焼きそばは、今ひとつ精彩に欠ける。というか豚肉がダブってしまった…などとグルメ漫画の主人公みたいなことを気にしつつ、“気仙沼らしさ”を探す。ひょっとしてこのしんなり味の染みた揚げ玉だろうか。にしては小さじ1杯程しか入っていないが。野菜はキャベツとモヤシ。

 麺がちょっと固めの上に、粘りのないもそっとした食感だったのが残念。あるいはこれが“気仙沼らしさ”なのだろうか。店頭の立て看には「一関の工場からの直送」とあったが、私には今ひとつピンと来なかった。

 お店のメインはあくまでお茶漬けなのだろうな。その上で焼きそばの様な分かり易いメニューで気易さを補完するという事なのだろうけれど、やはり「なぜ気仙沼? どこが気仙沼?」という事ばかり気になってしまった。それなら訊けば良かったか。

もう少し高級感のある建て構えでも良かったんじゃないかな。

冷たい緑茶がお冷や。


気仙沼焼きそば(並)イートイン小鉢付き 650円


元さん和食(その他) / 小川町駅新御茶ノ水駅淡路町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.7.22  Bグル 

まぜそばで、すみません 神保町 覆麺 智
 事務所近くエリアを「油そば」で検索すると必ず上位に掛かるので課題店にしていたが、油そばの専門店ではない。メニューはマニアックで、サービスはリピート客に思い切りシフトしている様だった。

 ファサードの店名は暖簾のみ。当日は風の強い日でひっくり返っていたため分からず。通りには「麺」とだけ看板を出している様なこれもまた個性的な店ばかりで、店に辿り着くのに手間取ってしまった。但し通し営業で時間が3時過ぎなので行列はなくあっさり入店出来た。

 具材や出汁に凝ったメニューを細かく変えて出している店で、注文するのがまぜそばというのは邪道なのではないかなどと思いつつ、基本汁なしの自分スタイルで臨む。

 券売機は意外やタッチパネルで進むタイプ。頼むのはまぜそば一択でそこは決まっているはずが、トッピング違いでノーマル/味玉/チャーシュー/全部のせの4種全てに「200g 細麺」とわざわざあるので、違う選択肢でもあるのかと迷ってしまった(ありません)。

 また、ビールが全然見つからない。結局デフォの「メイン」より1つ戻り「日替/トッピング」の中にある「ビール(小瓶)」を選ぶという操作に手間取ってしまった。おかげで店の方からまず「初めてですね?」と。それはそうだよね。お恥ずかしい。

 早い着丼。「ベストなタイミングで出すのでケータイや新聞はしまって」という注意書きがあるので、食べ始めに1カット撮るだけなので良いかどうか訊く。

 さて、まずネギを底に沈めるのは油そばの類を食べる時の自分の決まり事。そしてちょっと苦手なそぼろとモヤシはセットでツマミにしてビールを飲り、揚げタマネギをまぶしつつ麺へ。知らんけど、こういう手順で良いのかしらん。意外に底のタレが熱々だった。

 最後、麺の残りも僅かとなり、これはちょっと塩っぱいなぁと思っていたら、すかさず「スープ入れますか」と店員さんのお玉が目の前に。スープ割りはあまり頼まないのだが、これは良いタイミングだった。

 退店時にポイントカードと思しき物を受け取るのだが、何も印刷のない名刺大の紙に丸いシールが1個。この色や数の説明は一切無し。まるで何かの割り符みたいだなと、それはそれでちょっと面白くなって店を出た。

 あ、ちなみに分かっていたけど、食べログでのカテゴリーは「油そば」だが、もの自体は全然違って完全に「まぜそば」でした。


SNSの情報によれば「肉味噌まぜそば」が正式名らしい。なので、単なるそぼろではなく肉味噌が正しい。

ファサード。これは分からんよな。

ビール(小瓶390円)はセルフで、後の冷蔵ケースから自分で出して冷やタンに注ぐ。


まぜそば 800円

件のカード。書いておかないと何か分からなくなる(焦

覆麺 智ラーメン / 神保町駅九段下駅竹橋駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.7.19  Bグル 

冷や中も人気? 高田馬場 やったる
 最近は外食の際に、どうもネタになるものを選びがちだ。食レポはカテゴリーを絞っているので、勢い同じ様な物を食べていることが多い。今なら季節物で冷やし中華が多い。

 さて、以前に油そばの店として発見したこちら。食べログを見ると、メインであるとんこつラーメンのレポが勿論多いのだが、油そばよりも直近では冷やし中華のレポが目につく。通年メニューじゃないのに珍しい。馬場で何か食べるかとなって、気分的にはあの背脂たっぷりの油そばをまた食べたい気もしたが、そういう訳で冷やし中華を頼むことにした。


冷やし中華800円
 この日も珍しくビールなし。そもそも散々呑んだ後だったし、量が多そうだったので、ビールを呑むと食べるのが苦しくなる可能性もある。

 着丼して改めて見ると、油そば同様に具がやや個性的だった。刻みノリ、チャーシュー、錦糸玉子辺りはまだしも、水菜、カニカマ、豆腐。…豆腐?? 豆腐は合うのだろうか? 一方、意外とタレは極めてオーソドックスだった。麺も締まった細麺で、これもオーソドックス。そしてPOPに謳う通りの1.5玉はそれなりの食べ応えで、この日のコンディションから、やはりビールは頼まなくて良かったなと思った。

 食べ終えると、個人的に豆腐の食べどころが最後まで分からず、何かしっくりこない食後感だった。

 次はまた油そばを食べに来よう。

やったるラーメン / 高田馬場駅学習院下駅西早稲田駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.7.16  Bグル 

肌寒く温かいラーメン啜りながら冷や中を夢想 神田 ほん田
 雨天が続き、少し肌寒い週明けとなった。梅雨真っ只中なので当然と言えば当然だが。こういう日は、猫舌の私でも何か温かい物が食べたくなったりもする。ラーメンなんか良い。ここ暫くは何か凝った物ばかりだったので、醤油の、うんとシンプルでチープな感じなのが食べたい。そこで思い付いたのが、こちらのほん田だった。

 最シンプルな醤油ラーメンだとチープ過ぎるので、ラーメン野菜付にした。まあ、モヤシ+ややキャベツが入るだけだが。


ラーメン野菜付(醤油)・並500円 あれ? 器が変わってる。
 ところでこの店で暫く気になっていることがある。周囲の多くの中華屋が既に冷やし中華を出しているのに、いつまで経っても店頭メニューが出ないのだ。果たして、券売機の盤面にもない。ラーメンを作って貰っている間に思わず今年はまだなのかと尋ねてしまった。

 親父さんによると、冷やし中華の専用タレは自家製で保存が利かないので、まとまった量が捌ける時期にならないと無駄(廃棄)が多くなるため、出せないのだそうだ。市販品ではなくあくまで自家製に拘りたいのでそうしていると。なので梅雨が明けて連日カラッと晴れる様な時期を待っているとか。そうか、そうなのか。あれは、そんな想いの上で作られていたメニューだったのか(だからこの店にしては割高だったのかと、合点もいった)。昨年の8月に近隣に事務所を越して来たので、今の時期どうだったかを知らないのだ。

 話変わって前回の記事で、オフィス街の割に“量と価格の町中華”があるのは近隣に高校があるからではないかなどと書いたが、実はこの1年間この店で高校生を見掛けたことはなかった。良く考えたら普通の私立高は帰路の飲食店立ち寄りは禁止なのが普通ではなかろうか。長女の高校もそうだった。当てずっぽうな推測失礼しました。というか飲食店立ち寄り禁止も当てずっぽうだけど。<いい加減な記事だなおい。

 冷やし中華はまだちょいと先か。食べられないと知ると余計食べたくなるな。

ほん田ラーメン / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.7.9  Bグル 

意外と個性的だが「本気」かどうかは疑問な冷や中 神田 鶴の恩がえし
 前から気にはなっていた町中華なのだが、汁なしメインの私なのでいまいち縁遠い感じだった。そんな私にも等しく機会が降ってくる季節到来。店頭に冷やし中華の文字があった。

 こちらはアイドルタイム休憩が無い。私のように昼食の時間が適当な人間にはありがたい。この時は平日の16時過ぎ、何なら呑み始める時間である。

 店頭の定食推しらしき立て看メニューに実は抵抗があった。自分が麺と飯あまり一緒に食べないから。しかし「ランチ大サービス」という看板をよくよく見ると「ラーメン+何々」は4品中1品だけだった。何にしても目的は冷やし中華だから気にしないでいこう。

 冷やし中華はよくある既存の「始めましたPOP」ではなくお手製の立て看。「具だくさんの冷し中華麺」単品800円。半チャーセットは1000円。写真はないので、どれ程“普通な”冷やし中華が出て来るのか、むしろ期待が高まる。

 入口は一見引き戸風なのだがボタン式の自動ドア。年配の親父さん2、おばちゃん1という布陣。時間が半端だったためか厨房の一部は流している最中らしくて熱湯消毒+α臭がしていたのが残念。

 着丼。予想と大分違った。特に具沢山を謳う感じではないが、個性的な具ではあった。ワカメ、カニカマ、キュウリ、トマト、錦糸玉子、そしてたまたま奥に隠れて写っていないのだがシラタキ(マロニー?)がドカンと乗っている。なんか、もちょっとハムとか欲しかったな。シラタキは味薄まるだけだからモヤシに次いで微妙な具。カラシはたっぷりだが紅生がない(個人的には要らない)。それはともかく、麺の晒しが緩くて生温いのは如何なものかなとは思った。それから器がチップしてるけど…そこは町中華だしスルーしとこうか。

 うん。まあ、実のところ店は程良い感じです。冷やし中華は季節物だし出さない訳にもいかないしって感じなのかも知れない。そういう宿命を背負ったメニューだとも言えるし。看板には「今夏も本気です」とは書かれていたけど。ともあれ生ビール350円というのが良いじゃないですか。

ファサード。看板類は拡大してよく見てみて。

具だくさんの冷し中華麺 800円


鶴の恩がえし中華料理 / 神田駅淡路町駅小川町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.7.7  Bグル 

神田錦町“鶏白湯ブロック”の覇者 鶏ポタラーメンTHANK お茶の水
 事務所近くで、ラーメン屋が1ブロックに4店ある区画があり、内3店が鶏白湯だという話を前にも書いた。その中で一番気に入っている店がここなのだが、まだ記事を書いていなかった。

 他と違い店は裏の細い路地側にあるが、大きな通りに面した複数の場所に案内の立て看を出して店の存在周知を図っている。そういう事に気を遣い、足も使い、あるいはお金も使っているであろうというのが分かる。

 ファサードから清潔感のある入りやすい店で、まず入口脇の券売機で食券を買う。ただ、種類が多いので初見だと結構迷ってしまう。

 オペレーションは慣れた感じのお兄さん2人または3人で回しているが、皆さん極めて丁寧で好感度の高い接客。料理の品質もさることながら、こういうのを維持するのは結構大変なはず。例えば壁に面したカウンターに座った客には後から「左からお冷やお通しします」と声を掛けてお冷やを置いたりする。


ファサード(開店前)

3箇所の導線案内看板。
 例によって立地・外観・接客なんて話から入る私な訳だが、料理自体も文句なく旨い。

 基本のラーメンは、スープのとろみ具合で「ぽてり」「とろり」「さらり」の3段階あり、それぞれが具の種類で「ラーメン」「塩玉ラーメン」「スペシャルラーメン」の3グレードという3x3のマトリクス。その他につけ麺が3グレードと、担々麺風の鶏ポタンタン麺と、チーズたっぷりで洋風まぜめんのトリポターナ。

 以上がレギュラーで、他に期間限定が常に2〜3種類出ている。当然限定品がフィーチャーされているので、レギュラーとの対比が良く分からなくて選びにくく感じるという気もする。私は個性の極端に強いメニューには、つきあいきれないと感じやすいタイプなのだが、確かにそれぞれ旨くて納得する。


ラーメン ぽてり 750円
 まず基本のラーメンは、最濃スープのぽてりで。骨なし手羽先に穂先メンマは基本でネギとノリ。シンプル。というかシンプルにしてスープを楽しむものなのだろうなと。

 次につけ麺。こちらもシンプルな具で、骨なし手羽先に穂先メンマで、ネギはつけ汁にノリは刻み。他と違い麺の量4段階で訊かれるのだがいまいち想像できず、取り敢えず一番少ない220gにした。食べてる途中は足りないと思うのに食べ終わり時はああこれで良かったと思うんだよな、つけ麺て。


つけ麺(同額220g) 800円

トリポターナ870円
 そしてトリポターナ。たっぷりのチーズで、これもうラーメン/まぜそばとか言うのかな。ともあれ美味しい。ただ、視覚的に凄く良いアクセントながらもピンクペッパーは脇に寄せてしまうし、個人的にはレモン要らない。

 最後は今年の季節限定冷製「ピーマンヌードル」。スープはピーマンの味わい。そこにイエローパプリカの香味油と、レッドパプリカのミートソースのハーモニー。信号機の様な3色。鶏が他で標準の手羽ではなく硬めなのだが、ミートソースと合わせたり、香味油を塗したりしながら食べると丁度良い。なんかパズルみたいだな。ただ正直、キュウリパートは食べどころ不明。

今夏の季節限定冷製「ピーマンヌードル」1000円


イエローパプリカの香味油。


レッドパプリカのミートソース。

 ちなみに4品レポートだが連食ではない。そんなのは分かるか。訪店自体は多分10回以上しているが、多分また行くだろうな。

公開時に2018年夏季限定メニューとして掲出していた物は、他店メニューと混同した別の物でした。修正すると共にお詫びします。
鶏ポタラーメンTHANK お茶の水ラーメン / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.6.28  Bグル 

再考のパコリタン 御茶ノ水 肉の万世 お茶の水サンクレール店
 そう言えば、食べログをやる様になってからパコリタンについて書いた事がなかった。神田駅補強工事で一時閉店する前の神田駅前店で何度か食べたのだったが、そうすると1年以上振りか。事務所を移転して、近くにこのお茶の水サンクレール店がある事を知った。神田駅前店も行けない程遠い訳ではないが、そうまでしてという気持ちもあり行っていなかった。

 まず一つに、ナポリタンにライスととん汁というセットが苦手。どう食べて良いか分からない。とん汁はポタージュに変えることもできるが差額(税別160円)が発生する。どちらにしてもライスは要らない。

 それから、このメニューは曜日変わりなので間違えるとありつけないが、いちいち覚えてもいられない。そして間違えるとスパイシーチキンナポリタンとなり、私にとっては塩っぱ過ぎて苦手なのだった。

 あと、このパコリタン、上に乗っているパーコーは最高なのだが、肝心のナポリタンが正直イマイチなのだ。つい最近も自ブログで「具はあるのに素ナポの様」と書いていたが、それがなぜなのか改めて食べて分かった。

 後乗せのパーコーとそれに付随する白髪ネギや大葉を別として、具はタマネギとピーマンのみ。確かにそうだと言えばそうだっただろうか。一緒に炒めているのがタマネギとピーマンのみということは、一般的なナポリタンの様にベーコンやマッシュルームなどとの複合的な旨味が出ていないという事で、だから素ナポの様だと思っていたのだ。※素ナポ=弁当の付け合わせの様なナポリタンのこと

 昔、肉の万世本店ビルの1FにカフェTRIMという喫茶店があり、そこでは具がタマネギのみで単体の「ナポリタン(プレーン)」(Mサイズ税別500円)なる潔さの極みみたいなメニューもあったが、万世としては「ナポリタンはあくまで肉の付け合わせ」という認識なのだろうな。

 ちなみにこのパコリタン、夜メニューでは1,100円で、追加トッピングなども内容が変わる。



パコリタン(パーコーナポリタン)セットのみ 税別880円、 ポタージュ変更 税別160円、生ビール小 税別399円。
↓ 肉の万世本店 カフェTRIMのナポリタンの記事
ナポと冷や中の共通点: 小隊司令部発 BLOG版 2013.8.21
肉の万世 お茶の水サンクレール店ハンバーグ / 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.6.20  Bグル 

残念ながらすれ違い 新御茶ノ水 らうめん とくや

 ランチ外れの午後、どこに入るか決めずに外に出てしまい、何となく冷たい麺くらいしかイメージしていなかったが、たまたま通り掛かった店頭に「冷しぶっかけめん」の文字を見つけての入店だった。しかし「冷しぶっかけめん」て何だ?

 昼時だが結構薄暗い店内は、入ってすぐに出汁か何かの匂いが染み着いているのを感じた。店内は清潔だし、自然に漂っている匂いなんだろうけどちょっと癖がある。カウンターに囲まれた広い厨房。中には前屈みになって無心に作業をする大将とおかみさんの2人。先客は3名。

 メニューを念のため一通り見てから、冷しぶっかけめんを注文。着席時に「暑いところわざわざありがとうございます」と言われたのを免罪符に「生小、いま出ますか?」と訊いてみる。

 タップ前が什器で塞がっていたので、これは準備はまだだろうなと思ったら、一回吹いただけで注ぎ始め、泡を2回程棄てて本注ぎ。素晴らしい手際で出て来た1杯はちゃんとした1杯だった。大変失礼しました。

 そうこうする内、僅か5分程度で着丼。大変な物を頼んでしまったらしい。盛り付けが凄くて、どこからどう食べていけば良いのか悩む。白髪ネギ山盛りなんだけど、これ冷たい麺と混ぜる? そもそも下はどこからが麺なのか。具材を少しずつ寄せていくと、具材の下全面が麺だった。

 店に入ってから店内のPOPで「バルサミコ酢使用」と謳われているのに気付いたが、タレがかなり濃厚で酸っぱい。しまった苦手かも。硬めの極細麺も、大量のリーフレタスも、山盛りの白髪ネギも、しっかりたっぷりとタレが絡む。

 これ味変したい時はどうすれば良いのかな。こう濃いと無理矢理辛くするしかないのかなと思っていたら急に辛くなってきた。食べ終えてから知ったが、リーフレタスの下に隠れた皿の縁に、たっぷりの柚子胡椒が盛られていたのを知らずに全量混ぜてしまったのだ。

 もっと美味しいのかも知れないが上手く食べられなかった。店の雰囲気自体も悪くなかっただけにちょっと残念。


ファサード。文字通り敷居は高く入りにくいが、店頭でメニューは細かく案内されている。

卓上メニュー。季節メニューの対応が細かい。


冷しぶっかけめん 850円と生小 300円 麺は全く見えない。

らうめん とくやラーメン / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.6.19  Bグル 

衝立蕎麦屋 いわもとQ 神保町店
 都内に4店舗あるだけのいわもとQだが、事務所に比較的近い神保町駅のすぐ近くにこの店がある。仕事上がりが半端な時間となり、いま軽く食べてしまえば酒場にも寄らずまっすぐ帰れるだろうという、いつもの意味不明な自己暗示でこちらへ向かった。

 よく寄る歌舞伎町店とは違い、かなり狭い。また立ち食いではなく、衝立+一人席を中心に一人掛け中心の全席椅子有りとなっている。2015年末辺りまではカウンターだったらしいが、そもそも店内の幅がないので、カウンターにしたら後ろを抜ける他の客がごんごん当たってくるだろう。今の状態でも大荷物を肩に掛けた客が横を抜けると頭に当たるんじゃないかとひやひやする。

 入口脇の券売機で注文を決めたら、すかさず座席をキープしつつ奥のカウンターへ向かい、半券を手に席に戻る。天ぷらは基本注文を受けて揚げるという事もあるが、ワンオペなのでやや遅い感じがする。と言ってもこの日は注文未着の先客が5名もいたので、上がり12分は上等な方だろうな。ともあれ揚げたての天ぷらなのだし。

 しっかりアルコールもあるが、この日は上がり際に数本やってから出て来たのでやめておいた。本当なら温燗で天ぷらといきたいが、日本酒はないし、天ぷらのみというメニューも今はない。

 尤も皆さん早っ尻で、帰る時には妙齢のお姉様と、スマホゲームをしながらカクテルナプキンで鼻をかんでいる行儀の悪い若造(ホントやめなよ君)だけになっていた。

 何と言うか、間隔の短い各停列車で弁当を掻き込んだ様な気分だし、BGMも妙に大音量のクラシックで、どうにも落ち着かなかった。やっぱりどこか寄ってくか。

ガッツリ資本入ってる系のファサードだが、店名がどこにもない。それにしてもなぜこの物件という…。

天ぷらセット 650円 このパーソナル衝立がな…。


いわもとQ 神保町店そば(蕎麦) / 神保町駅九段下駅竹橋駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.6.15  Bグル 

鶏白湯三連星? 小川町 鶏白湯しら川
 ランチを食べそびれた午後、アイドルタイムでもやっているのを見掛けて立ち寄る。確か今週オープンしたばかりの新店だが、店頭に花や告知看板の類などがないこともあり、毎日前を通っているのに意識していなかった。「下松ラーメン 五つ星」の居抜きで、ベースカラーなどもほぼそのままの体裁なので、別の店と気付かない人もいるのではないかと思わなくもないが、全く別の鶏白湯を前面に出している。それにしても鶏白湯の相乗効果でも狙っているのか、このブロック内にある4店のラーメン屋中3店が鶏白湯の店になった。

 先に謝るけれど、他の方のレビューがとうに上がっていると思っていて、基本情報を書き留めたり券売機を写したりしていなかった。申し訳ないです。

 しかも頼んだのは「しら川つけめん」。最初であれば最スタンダードなメニューにすべき所だが、どうしてもつけ麺を食べたかったので。

 カウンターのみの店内。食券を買ってる間にお冷やでスムーズに座席指定。5分程度で着丼。早いな。しかし麺は器ごときりっと冷えていて、一方つけ汁は器ごと熱々になっている。非常に正しいつけ麺だという印象を受けた。具は別皿で、鶏肉、キクラゲ、ネギ、タマネギ。苦手なタマネギを少量残してつけ汁に投入する。

 よく締められた平麺の食感が良いなぁ。壁面の但し書きには、卓上のオリーブオイルをほぐし水代わりに垂らすのもお勧めとあったが、なんか合わない気がしてやめた。すり鉢状の丼だと麺は少なく見えるものの結構量があるが、最後まで掬いにくいということはなかった。そして、こちらの店、なんと替え玉がある。いやしかし今回はあまり腹が空いておらずやめておいた。

 鶏白湯の能書きも壁面にあったがこれも撮らなかった。すみません(誰に謝ってる?)。臭みがなく甘味のある云々という文言があり、確かに旨いのではあるが、つけ麺のつけ汁のためそうなっているのか、私には随分と塩味が強く感じられた。あと焼き鳥状の鶏肉は、ちょっと固めの食感という印象を受けた。

 オペレーションは、威勢良くしゃきっとした印象の40-50代の男性2人にシフトのバイト1名体制の様に見える。


遠目には居抜き元の「下松ラーメン 五つ星」そのままのファサード。


しら川つけめん 900円


卓上調味料。右端のオリーブオイルが珍しい。左端のラーメン醤油は替玉で味が薄くなった時用とのこと。


替玉は半玉からある。逆に、大盛りという設定が無い。

 メニューも人もそう悪い印象がない一方で、冒頭の告知の話の様に情報提供に不備なところがある。店内に掲出されている情報が文字のみなので、正直どんなものが出て来るのか分からないのが難点。メニュー写真くらい貼っておいた方が良いのではないか(店頭に2点のみ。6/6の訪店時にはなかった)。またチラシもショップカードもないので店のことを人に伝えられないし自分でも記録が出来ない。求人広告を見ると個人ではなく法人になっているが、本業は他にあるのか飲食店の運営についてはどうも結構素人の様である。

 ただどちらにしても、アルコールが一切なかったので基本的にリピートはあまりないかな。<そこ?

 ところで、ショップカードもなく電話番号が分からなかったため食べログの新店登録が出来ず、訪店から1週間以上経ってしまった。問い合わせをした運営からも結局返事がないまま他の人が上げてたのだけど。あまり出鱈目に情報上げられても困るので仕方ないとは思うけど、電話番号非公開の店も多いのでこのシステムどうにかならんのかな。「ラーメンデータベース」では電話番号不明のまま6/3には記事が上がっていたというのに。

鷄白湯 しら川ラーメン / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆3.0

'19.6.8  Bグル  gun&military 

情報量の多いバーで名物ビーフカレー 都立家政 シューティングバー アーシュク
 名物は300円のビーフカレー。肉屋の勤務経験もある店主が吟味して仕入れた牛肉たっぷりの、むしろ固形なのは牛肉だけかという潔いメニュー。チーズやスフレオムレツのトッピングが用意されているので合わせて注文するのも良いかと。

 バーと言ってもフードメニューの充実している店は多くて、何から紹介すれば良いのか迷うことがある。ちなみに私は食べログ連携で店の話を書く際は、基本的に食べ物中心に書く事にしているのだが、そもそもこの店は他にも要素が多くて書き様に困る。酒やフード云々以前に何せ「シューティングバー」である。今風に言うと「情報量多杉」という感じである。

 何々バーと称する酒場は色々あるが、身近にシューティングバーというのはなかなかないのではないか。直訳としては銃が撃てる酒場なのだが、日本なので撃てるのは勿論トイガンである。店の一角に可動壁付きの簡易シューティングレンジがある。店長のコレクションの貸し出しもある。ちなみに持ち込みの際は周りから判らない様にしっかりケースなどに入れて持参を。

 トイガンやサバイバルゲームの他に、アニメの話題などで盛り上がっていることが多く、そういう店だとマニアが集うイメージもあるが、実は全くそういう趣味のない地元のお客も多いのだとか。

 元気トークの自称性別不詳の美人店長(但し設定上殺人鬼デス)というのも、何かこの店にとてもしっくりきていて、ちょっと非日常的な空間が日常のアクセントに丁度良い。

美容院の上。いつも
アニメの映っているモニタの上には…。

店頭メニュー。

卓上メニュー。

ビーフカレー 300円と生ビール(柿の種付)650円。


随分と物々しい武器が並ぶが実は硬質スポンジ製。

 

ガンラック。

ターゲットはショットシェル。

シューティングバー アーシュクダイニングバー / 都立家政駅鷺ノ宮駅野方駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


'19.5.31  Bグル 

冷やし中華発祥の地を事務所近くに訪ねる。 神田神保町 揚子江菜館
 今年も冷やし中華巡りをするのかと部下に訊かれたので、一回りして気が済んだから今年はやらないよと答える。でも冷やし中華発祥の店には行ってませんよねと言われて知ったのがこちらの店だった。

 冷やし中華の発祥は、担々麺やエビチリ等程には明確ではなく(これらは陳建民考案のアレンジが普及したもの)諸説あるが、基本的には仙台市青葉区錦町・龍亭か、こちらの神田神保町・揚子江菜館だそうだ。

 今年は特に暑くなるのが早い気がするが、得意先もクールビズが始まっていて上着もタイも持ち歩かずに済む。しかし一方街中で[冷やし中華始めました]POPをなかなか見掛けない。6月に入らないと出してはいけない規定が何かの組合にでもあるのだろうか。そう考えるとこちらの店もまだだったりしないかと不安に思いつつ訪店。果たして、発祥の店では通年メニューらしい。それはそうか。

 3種類の冷やし中華があるが、フラグシップらしい五色涼拌麺にした。他と較べていかにも冷やし中華の原型ぽい盛り付けである。それにしても1,510円は良い値段だなと思いつつ、最近いつもランチビールを頼むのだが、630円の中瓶/生中しかないのでやめておくことにした。料理の量も多そうなので。だから、3時まではサービスでシューマイか杏仁豆腐が付くと言われたがそれも辞退した。

 着丼。この写真だと高さが分かりにくいが10cm位ある。富士山をイメージした盛り付けというが確かに。テーブルに置く際に丁寧に向きを調整していたので(こういうの嬉しい)、これが正規の正面らしい。シイタケ隠れて良いのか? と思ったが、頂上の錦糸玉子をずらすと、中にウズラと肉団子が隠れていた。ちなみに他に具は、絹さや、キュウリ、春雨、細切りのチャーシューとメンマ。エビは衣を纏っている。器に辛子はなく、卓上のを新しい物に取り替えつつ案内される。

 こういう盛り付けを初手で混ぜ回すのはあまり好きではないし、これは具が多い上に麺も混ぜにくいのでバラしながら食べ進む事にした。チャーシューは結構固くて、風味も中華風で独特。メンマもちょっと食べたことのない、これも中華風の強い甘い味に漬け込まれたもの。この2つは好みが分かれるだろうなぁ。

 麺は細く柔らかく、積み上げるためかとても絡み合っている。有り体に言えば食べにくい。タレはまず酸っぱさが立ち、次に甘さが口に広がる。有り体に言えばかなり甘酸っぱい。麺を少しずつ引き出してタレに浸け、引き出した分だけ食い千切る。麺食いとしては行儀悪いのかも知れないが、啜り続けるの嫌いだし、絡んだ麺は引き出しにくい。ご容赦いただきたい。

 これが原型と言われれば確かにそうかも知れない。うむ、分かった。そういう感じだった。

ファサード。造型はちゃんとしているが悪い意味でのPOP力も強い。でもこれはこれで正しいのかも。


卓上調味料。そう、辛子はたっぷりとね。



五色涼拌麺(ごもくひやしそば)1,510円。


<
山頂の錦糸玉子を除いてみると更に具沢山。


揚子江菜館上海料理 / 神保町駅竹橋駅九段下駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.30  Bグル 

ストイックな再訪を。
大久保 油そば専門店 のせ屋(記事2回目、訪店2回目)

   久し振りの再訪。先客1は馴染みのお客の様で格闘技系繋がりの方らしかった。

 私が2月以来暫くぶりとなってしまったのは、私の訪店のタイミングがどうにも悪くて、麺が切れてしまった時とか、閉店間際になってしまっために入れていなかった。すると店主能勢さんはそれを覚えていて、むしろこちらが曖昧な記憶を訂正することに。

 ちなみに今更だが、屋号「のせ屋」は豊富なトッピングを表している以前に、店主の名字なのだが、それもツイッターで貰ったリプで気付いた次第。それにしてもマメな方だなぁと思った。

 久し振りなので何にしようか迷う。ミニ牛トロ丼が課題メニューなのだが、例によってあまり腹が減っていない。結局ビールと、前回と同じ油そば並盛にした。

 調味料にナンプラーがあるのが気になっていたので途中投入した。他の人の評ではあまりぱっとしない様に書かれていたが、半回し程掛けると…強い香り。そして塩っぱい。最近よく行く事務所近くのタイ料理屋を基準で見ると、結構強い。ちょっと失敗した。気を取り直しラー油二回しを加えて何とかクリア。

 相変わらず気遣いのある話し好きのご店主だったが、連勤イベントの類など、なかなかにハードな企画を控えているらしい。格闘魂だろうか。まあその、私は通常の営業の時に、通常より腹を減らして伺いたい。腹を減らしてと言ってもストイックではないのだが。


'19.5.29  Bグル 

生パスタのナポリタン再考 新宿 ジンジン 新宿店
 紀伊國屋書店の地下にこの店がある事は知っていたが、なぜか利用したことがなかった。靖国通り下地下通路からの上りエスカレーターの降り口正面にあり、ドアもなく落ち着かない印象があったからか。

 雰囲気も店名も昔と違う気がするが、ともあれ店頭に創業1970年と書かれている。生パスタの店というのは高級感や独特の食感を売りにしてこの二十年程で増えてきた様に思うのだが、そんなに昔からあったのかな。生パスタは茹で置きの様な仕込みが必要なく提供時間が短いため、意外に駅ナカなどクイックサービスの店でも普及していた。十年程前に担当していた得意先の喫茶店がそうだった。

 ちなみにこちらのお店は関東発祥だが、紆余曲折の後2014年に東海地区のサガミHDの傘下となっている。同じ地下道沿いにある先日行った油そばのぶぶかと同グループで、そちらを調べた際に知った。

 ナポリタンは「ナポリタン」と「懐かしのナポリタン」の2種ある。メニューを見る限りでは、後者には赤ウインナーとピーマンが加わり、ケチャップ味が強いらしい。しかし本欄では何度も書くけど、「懐かしの」と冠しているナポリタンは大概イマイチなので「ナポリタン」の方にした。だがなぜピーマンを省くんだ。代わりにバジルが散らされているが、色味じゃなくて風味の問題なのに。

 スタッフはカウンター内に4名。調理2の接客2で、調理の男性1名以外は東南アジア系の女性。前情報より意外に楽しげに仕事をしているが、残念ながら私語多し(苦笑)。まあこんなものか。

 さて、肝心のナポリタンだが、生パスタぽいもちもち感がない。というか固い。茹でが足りないのかも。ケチャップ増しらしき「懐かしのナポリタン」と違い酸味の強さはない。とは言え炒めも弱く、炒めで飛ばしたのではなく元々酸味控え目のソースだったのだろう。

 私は、ナポリタンは炒めるものだから生パスタ向きではないと考えているが、よく考えたら焼そばだって生麺炒めだ。しかし焼きそばに中濃ソースを絡めただけで終わりにする人はいないだろう。ナポリタンも、トマトソースを絡めて終わりの訳がない。その意味で炒めの足りないナポリタンはないんじゃないかという気もする。

 強く再訪したくなる程のMDではなく、場所の優位性も私にとっては薄いのだが、まあこれはこれでありだろうか。歌舞伎町では、ナポリタン単体(酒場のつまみでなく)なら絶対ここという店も他にないことだし。

ナポリタン 650円(込)はセットドリンク込みの価格だが、グラス生ビールもプラス200円(込)でOK。


広地下通路から紀ノ国屋ビルへの入口。


ファサード。何故か往来のド真ん中を動かない方がいたので込みで。



12コマ中、スパゲティーとカレーは2店ずつ被っている。


ジンジン 新宿店パスタ / 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.28  Bグル 

グリーンパッタイでグリーンパッタイに初挑戦
新御茶ノ水 グリーンパッタイ 神田本店(記事3回目、訪店4回目)

 「私の部下は一人で昼飯を食べに行けない」。なんかラノベのタイトルみたいだな。一人で酒場には行けるくせに。パッタイを食べたいと言うので同行することになった。別にたかられている訳ではない。

 ランチは二度目。前回はパッタイだったので、今回はグリーンパッタイを試すことにした。どうせパッタイに色が着いてるだけだろと思っていたのだが、麺の感じが全然違って大分細い。パッタイと較べると、ニンジンや青菜など野菜が多い。むしろこれで同じ価格で良いのかというくらいだが、しかし麺の存在感が視覚と異なりパッタイより薄い。細くて柔らかいし。どっちが良いかというと、麺を楽しみたいけどなぁ。

 サラダとスープは相変わらずタイぽさがない。仕方がないのでシンハーでも頼んでタイぽくすることにした。


グリーンパッタイ 880円(別) シンハー 580円(別)


'19.5.27  Bグル 

冷や中がそろそろ出ているのなら
神保町 美食居酒屋 中華料理 福園 (記事2回目、訪店6回目)

 こちらに初めて寄ったのは、昨年事務所近くを冷やし中華縛りで巡ったランチ時だった。新店でもないのに食べログの記事がなくて怪訝だったのだが、最近見たらちゃんと上がっていた。その後夜に何度か訪れていて、中華居酒屋としてここは結構良い店だと思えたので栄えて欲しい。

 今回は夜だけど、冷やし中華がもう出てるなら食べたいと思って覗いてみた。お疲れさまセットみたいなのが手頃なのだが、棒々鶏サラダ+餃子3個+一品にビールというのが自分には過ボリュームなので、連れと2人でシェアして冷や中に備えた。

 1年振りに再会した冷やし中華は、記憶よりもっと冷麺ぽかった。透明度の高いタレは酸味より甘味が強くて、これはやはり冷麺かなぁと。ましてやキムチは冷や中ぽくないだろうと。他のメニュー全体を見てもそれ程朝鮮族ぽくは見えないんだけどなぁ。いや、ま、美味しいのではあるが。

冷し中華 880円(別)ディナータイム



'19.5.26  Bグル 

濃味具沢山ナポリタンにカレーソース
大手町 ロメスパ専門店 ボーノボーノ(記事2回目、訪店3回目)

 ナポリタン好き界隈では、この時期リトル小岩井ロストが発生しているのではないかと思っていたのだが(ビルの改装で一時休業中)、そうなると同カテゴリーですぐ近くにあるこの店は大変な混み具合になっているのではないか。たまたまの用事で近くを通ることになった私はまずそう考えたのだが、時間も3時過ぎのためか先客1帰るまでに他2という以前同様の午後だった。落ち着いて食べられるか。

 ナポリタン(並)に小盛コール。そしてトッピングのカレーソースを試しに。純粋にカレーソースを楽しむならベースはもっと薄味の方が良いかとも思ったが、良く考えたらこの店でナポリタン以外は食べたことはないので、他が薄味である確証はない。

 果たして、相変わらずの濃いめの味で具沢山のナポリタンに、普通にカレールーの掛かったやつが出て来た。コールスロー増しをしておくべきだったかどうか。いや粉チーズで行くか。

 と、悩む間もなくあっさり完食。辛うじて途中タバスコ振った程度。小盛でなくて良かったんじゃないかと、帰路に思った。ちなみに、こちらは5時を回らないとビールが呑めないという事を知る。残念。

ナポリタン並(小盛)500円 トッピングカレー100円



'19.5.25  Bグル 

冷やし中華らしき物、始めてます。 日高屋 西武新宿前北店
 そろそろこの時期の中華屋で見掛ける様になるPOPが「冷やし中華始めました」なのだが、日高屋にはそういうのは一切なく、既に始まっていた。

 そもそも「冷やし中華」ではなく「黒酢しょうゆ冷やし麺」なのだが。しかしなぜ「冷やし中華」と称しないのだろうか。私が疑問に思うまでもなく調べている記事※があった。黒酢しょうゆを強調したいのでそう称しているのだそうだ。

 でもこれ単純に客が店頭で迷うだけではないかと思うのだが。POPやメニュー見て「冷やし中華ぽいけど違う何かじゃないのかこれ」みたいに。しかし黒酢しょうゆ冷やし麺をいただくと、しっかりと冷やし中華である。別に酢が黒酢でなくても同じじゃないの? と思うくらいに冷やし中華だ。

 他店との違いは、まず安い事。と言っても日高屋のメニュー全体が安いので(例・中華そば390円)、他店と較べれば安いという話だが。そして、具が麺の上に盛り付けられておらず、別皿になっている事。これ正直、私はこの方が食べ易いんだよね。油そばの類でも同様だが、いちいち具を麺に混ぜてからでないと食べられない様な作りは面倒。後からでも先にでも、好きなタイミングで食べて良いじゃん。そんなこと考えながら食べる方が余程面倒か(苦笑)。

 ただ、それはともかくカラシは卓上に欲しいかな。メンテ面倒なら小袋で良いから。

 数ある日高屋の中でもこちらの店舗は割と利用している方。自分の帰路が西武線というのもあるが、何より24時間営業なので、明け方とか助かる。なぜ明け方呑んでるかという話は置いておくとして。

黒酢しょうゆ冷し麺530円+生ビール290円(期間限定 通常は330円)

※参考記事 アスキーグルメ 日高屋「黒酢しょうゆ冷し麺」なぜ「冷やし中華」と言わないのか

日高屋 西武新宿前北店ラーメン / 西武新宿駅新宿西口駅新宿駅
昼総合点3.0


'19.1.4  Bグル 

18周年の年季と背脂が入る油そば 高田馬場 らあ麺やったる
 呑み屋を探し路地裏を歩いていて偶然見つけた。以前、馬場で油そばを出す店を食べログ検索した時にこの店は引っ掛からなかったのだが。後日改めて調べると登録カテゴリーに入っていなかった。メニューには堂々と載っているのに。ただ、メインではないのでどんなものかなぁという気持ちもないではなかった。

 先客2で、1人は食いかけのまま新聞を読んでいる。厳つめで恰幅の良い店主と、若いのの2人。平日の夜10時過ぎはこんなものだろう。だがダレた感じはなく、注文復唱もキビキビしていた。出来たばかりでもないよなと店内を見渡すと、イベントのPOPに今年18年目を迎えるとある。

 7分程で着丼。ナルト、ネギ多目、ノリは刻み、モヤシか。チャーシューはホットプレートで良い感じになっていた。タレは充分絡められてから出て来る。

 微妙なオリジナリティだが良い案配かなぁ。むしろこれ位が良いかも。メインの「らあ麺」はとんこつなので、今までとんこつの店の油そばではアレンジが過ぎて外すことがあったけれど、これはオーソドックスで良い。でもなんかこの、具だけではないちょっと違う感じは何だろうかと。食べ終わりになってやっと気付いた。どーんと背脂。これは意外でちょっと良い。

 トッピングのバリエ、サイドメニューも豊富なので、ここ1軒で充分だろうなと。ま、最近は食が細くて全然食べられませんが。猫好きとしてはサイドメニューのニャン玉丼(200円)が何だったのか気になったけど(w 食べない物について訊ねるのもなぁと。生ビール(450円)の他にキリン淡麗 缶(300円)という選択肢があるのが嬉しい。

ファサード。幟にしっかり「油そば」。

卓上。手前から豆板醤、ニンニク、酢、醤油?、ラー油、胡椒。

油そば 650円

食べ終えの絵面で申し訳ない。たっぷり背脂がお分かりいただけるだろうか。


やったるラーメン / 高田馬場駅学習院下駅西早稲田駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.12  Bグル 

失念の街で記憶に綴る 大久保 あぶらそば 児-CHIGO-
 “大久保油そばブーム3連星”の中で行けていなかった店。なぜか閉店状態に出会す事が続いた。訊けばそれなりに遅い時間までやっているのに、巡り合わせが悪かったか。ともかく、その後何とか寄れて、ひと月の間を置いて2度訪店した。

 店主がイタリアン出身との事で独創的なメニューが多い様だが、頼むのはもちろん一番スタンダードな油そば。2度目は小盛りでお願いしたら、後で気が付いたところ前になかった揚げワンタンが追加されていたのだが、1度目もそう言えば小盛りだった様な気もして自分の酷い記憶力に不安になる。尤もこの辺りには呑みに来るので、細かい事を忘れている事がある。…いや、正直言うと、1度目は後に呑みに行って詳細を忘れたので改めて来たのだが(w

 タレは混ぜて供される。醤油系だが随分と上品な味で汁っぽい。トッピングを加えていった時に上手く合うのかも知れない。

 麺は中太縮れ麺。太さ茹で具合共に丁度良い感じ。水菜、トマト、タマネギは白/紫。太メンマ。薄くて大きいチャーシューは、較べるとひと月前と火の入り具合は変わっている模様。

 ところでラー油を使おうと思ったら卓上になかった。豆板醤があるので、それがこの店の流儀なのかなと勝手に思って使ったが、後で他の方の記事を見ると置いている事もあったので、店主に訊ねれば良かったな。

 大久保は記憶の消失する街なのか。いや、他2店の油そば専門店はしっかり記事書いてるじゃんね。まあこれはメモを残しておこう。

 その様にして店を出る段になり店主がポイントカードをと用意してくれたのだが、随分とスタンプの気前が良い。何かのCPかと思ったら「あ、前回の分も押しておきます」と。これはまたお恥ずかしい。

辿り着けなかった日のファサード。デジサイが虚しい。タイムスタンプ9時前だし定休日でもない。


ファサード。こちら側から撮ると、山とトリミングしなければならない(焦


4/8のあぶらそば 並盛り(?) 650円

5/9のあぶらそば 小盛り 650円

2度目の卓上。酢、胡椒、豆板醤、マヨ、ニンニク。

あぶらそば 児油そば / 大久保駅新大久保駅西武新宿駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.11  Bグル 

“タイの油そば”とは? 新御茶ノ水 グリーンパッタイ
 夜二度目の訪店。同行者が気に入っているらしい。さてまずはあの重い扉を渾身の力で引いて…と思ったら、若干軽くなっている。さすがに直すか。

 前回はうっかり激辛メニュー(パッキーマオ)を頼んでしまったが、今回は辛くない物にしましょうとメニューを繰る。パッタイで良いかなと考えていたら、メニューに「油そば」の文字を発見した。んー、でもなぁ、こういう場合の油そばって大抵油そばでは無いからな。でも、タイ料理なら魚醤だから、まあ少なくとも醤油ダレ寄りだろうし全然違うものではないだろうと。

 シンハーをやりながら生春巻きに齧り付いている内に間もなく着丼。盛り付けがちょっと雑で何が入ってるか分からない(w

 確かにタイ料理だし、その範疇で分かりやすく言うなら確かに油そばだろう。まあこれはこれで悪くない。正直パクチーは苦手なので避けまくったが、やっぱり全体の風味には合う。

 麺は4種から選べるのでセンヤイ(極太米麺)にした。炒めでないと汁を含んで切れやすくなり、ちょっと食べにくかったかも。と、同行者のコメント。

 ボリュームはバッチリ。つまり自分にはちょっと多い。最後味変クリアしようとナンプラーをかけたのだが、なぜかナンプラーの中に砂糖が入っていた。今まで4点盛りの調味料セットに砂糖だけが欠けているのが気になっていたが、そういう事か?? これタイ料理屋として正しいのかは不明。

 美味しいのは美味しい。でも何かなぁと思う点がその様に幾つかある。ああ、夜の客単価もそう低くはなかろうに、個人経営の店でもないのにカード使えないというのがちょっと使い勝手悪いな。

メニューの麺類のページ。

メニュー写真と趣異なるクエッティオ ヘンには「タイの汁なし油そば」の対訳。890円


メインが来るまではポピア ソッ(生春巻)380円

グリーンパッタイ 神田本店タイ料理 / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.10  Bグル 

昼だけナポリタン 昭和食堂神田ちょんまげ
 こちらの店は自分にとっての課題店だったのだが、目的のランチ営業の時間が11:30-13:30と短いのと、事務所からはちょっと歩くので行けずにいた。ある日たまたま出先からの帰路、13時に店の前を通り掛かったので寄ることが出来た。

 お好み焼きの店だが、ランチだけパスタランチをやっているという。ナポリタン好きとしては覗いてみなければなるまい。他の方の古いレポでは「スパゲティランチ」となっていたし、ナポリタンには例の「なつかしの」が冠されていたが同じ物らしい。

 混んでたら厭だなと思ったが、この日は何故か前客ゼロだった。奥の厨房に1人。ホールに若奥さん風の女性が1人。店は間近に迫る神田祭一色となっており、店頭やテーブルにメニューが無ければパスタランチを供しているとは思わないところ。

 注文して5分程度で出て来た。大盛り対応のためか、普通盛りで頼むと皿がやや大きめ。ちなみに意識してかどうか、リトル小岩井の皿と同じ柄なのが気分である。具はロメスパ風ではなくスタンダードで少な目。ベーコンに、タマネギ、マッシュルーム。ピーマンは刻みが細かい。程良く柔い麺が王道。

 いつもは混んでるんだろうなぁと考えると二の足を踏んでしまうが、意外とないフツーのナポリタンがお好み焼き屋で供されているというのも何かおかしくて、時間が合えばまた寄ってみたいかな。

知らなければスパゲッティ食いには入らんだろう。

卓上メニュー。

ナポリタン 600円 皿がいいね。


ちょんまげもんじゃ焼き / 淡路町駅小川町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.5  Bグル 

食べログ所感
 ある晩にG街の某バーで呑んでいて食べログの話題になったのだが、「書かれる一方で変な事書かれても消せないんですよね…」という店の人の話から、確かに店側にしてみればいい迷惑かもと思った。逆の場合もある両刃の刃だが、受ける方だけ選択肢がないというのもな。

 とは言え、実は露骨な店批判には運営も結構介入してくる。逆の立場で恐縮だが実は私も経験がある。いや、結構アレな店だったので。文章としては柔らかくしたつもりでも、ちょっと皮肉ぽかったのかも。「店員同士が険悪で、出て来る飯も客観的におかしいコンディション」の旨書いたけど、他の人での再現性の低い事は書かないでという事だったので、一部を書き換えた。原文は自ブログに載ったままだったが。

 尤も、その後暫く間を置きつつ付いたいくつかのコメントも「あなたの書いている通りだ」という物ばかりで、むしろ店が可哀相(というかよく続けられるな)という感じになったものだった。

 自分は、物を書く習慣の一部で書いてるので、基本は原稿用紙2枚分と決めていたけど、モチベも頻度も落ち過ぎたので、ブログ同様に最近はその枠を概ね外して書いてる。ただ、スマホで食べログの口コミを読むと、800wはちょっと多過ぎかなと思う。自分でもこんな長文そんなに読まない(苦笑

 ところで、よくネットで揶揄されるものに「食べログ文学」というのがある。妙なキャラ作りをしたり、奇異な文体に固執したり、そうまで言わなくても単に文章が笑っているとか、そういう記事が実はかなりある。自分の記事も基本的に食べ物以外の要素が多いので、これに陥らない様にしないとと気を付けているつもり。と言っても、食べログは記事にコメントを残される事が希なので、どう思われてるかは分からないんだよな。


(4/12昼頃の連投ツイートからの編集)

リテイクを初めて受けた記事。この天ぷら…お分かりだろうか。
天ぷら屋が嫌いになりそうな天ぷら屋かも 西日暮里 天米 2016/02 訪問


この頃には、引っ掛かりそうな記事は一部を中略にした。
謎多き神田駅ガード下のそば屋 戸隠製粉 2018/05/28 訪問

ここは食事以外の情報が多くなったので中略にした(笑)。
大宮駅東口のカオス 伯爵邸 2018/05/11 訪問


'19.5.3  Bグル 

小路の奥に つけめんTETSU さいたま特別版
 浦和駅前で15時に予定が空いた。ランチ営業の路面店は軒並み閉まっているだろうが、さてどうしたものか。食べる物が決まらない時はネタとして油そばかナポリタンを探すのだが、この辺にあっただろうか。油そばで検索するとこちらの店の名前が挙がった。つけ麺の店なのにか?

 初めこの店の存在を知ったのは偶然だった。以前、浦和駅西口から市役所方面に向かう途中、区画整理に失敗した様な一角に出た事がある。70年代風のサインで「ナカギンザセブン」とあり、古ビルの壁面に怪しい雰囲気の小路の入口が現れた。中に入ると結構良さげな呑み屋小路になっており、夜に来たかったと思ったのだった。ところがここを潜り抜けるとぱっと視界が開けて16m道路の中山道に出てしまう。振り返ると入口が消えているかの様に気配が無い。その角地にこの店があった。

 誰もが知っている行列店だが、店の前まで行くと、時間と天気のためか半分くらい席が空いていた。それはともかく油そばなんてあったっけ? 表のメニューを見るとまぜそばがあった。ああ、これか。

 厨房、ホール2名ずつ。厨房の指示でホール嬢が席に案内していく。繁盛店は大概こういうのがテキパキしており、その上丁寧な感じもした。

 配分の都合かカウンターの角に通されたので、カウンター下の収納が足りなかったが、イス下のカゴに鞄は無事収まった。各席前のカウンター上には小皿に乗ったレンゲが座標の様に置いてあるが、金属製の見慣れない形状なのでレンゲではなくニンニクを潰す道具とか何かそういう類の物かと思ってしまい、結局手を付けなかった。

 「まぜそばは太麺なのでお時間いただきますが宜しいでしょうか」と訊かれたので構わない旨返すと、厨房に「お時間いただきましたー(だったかな?)」と報告を送る。見ていると、お客が退出すると速やかに席まで行き「忘れ物確認しましたー(失念。言い方はちょっと違った)」などと、厨房とのリレーションを頻繁に取っていた。

 時間掛かるならビールでも呑むかと追加注文する。500円だと中瓶かと思ったが小瓶だった。分量としてはまあこれで良いんだけど。

 10分程で着丼。これは見た事ない絵面だな。背脂の浮いたスープ? が付く。いやこれどうやって食べるんだろう?

 「このスープと、どう食べるんですか?」ホール嬢を呼び止めて訊いてしまった。

 「生玉子が入っていますので、よく混ぜてお掛け下さい」そ、そこは説明なしなんだ。

 まずタレと思わなかったし、生玉子は気付けんなぁ。まぜめんというと、こういうのもあるのか。でもこの形式は正解。下から混ぜ起こすと絵面もぐちゃぐちゃだし、味もムラになる。野菜から食べ始めるのだけど、トッピングとタレが程良く混ざって食べ易い。旨いなこれ。

 ただ、最近少食を自称する自分にとって、程良く上物をいただいた後に登場する暴力的な太麺の塊に怯んでしまう。途中、味変しようかとも思ったが、辛みは一味一択。合うかなぁ。合うんだろうけどなぁと考えているうちに完食してしまった。

 混んでいないタイミングでまた来られるかというと結構難しい。その上、ナカギンザセブンは来年2020年3月で取り壊しという噂がある。調べても公式資料が無いのであくまで噂だが。さいたま市の都市計画情報上は市街地再開発事業施工中となっているが(調べた)、街中で見る分には具体的に何かが動いている様には見えない。

 んー、でも、もう一回食べたいなぁ。

リニューアル後不評のg○○gle mapでは、混沌として小路ですらない(w


外観。この奥が謎の呑み屋街とは思えない。


食券。ミシン目はあるが半券ではない。


まぜそば 800円とビール(スーパードライ小瓶) 500円


つけめんTETSU さいたま特別版つけ麺 / 浦和駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.5.1  Bグル 

神田でランチ禁煙を敢行した老舗喫茶とキンキン広場 神田錦町 プペ
 約3年振りの再訪。実は最初に来た時よりもうちの事務所は近くに移転していたのだが、店の並びに屋外の喫煙スポットがあったり、店自体も喫煙可なので足が向かなかった。今回の訪店は同行者がいてのたまたまの事だった。

 しかし入ってすぐに嬉しい発見。つい最近にランチタイム禁煙となっていた。私は強く嫌煙な訳ではないが、飯を食べるのに煙草の煙は無いに越した事はない。大賛成である。ただ…11時〜13時と短めで、訪店時は既に14時だった。まあしょうがない。しかし、後から若い男性客達が煙草の箱を手にして来店したが、奥の換気扇近くに座り、煙もわざわざ換気扇方向に向かって吐いていた。こういうの、年配の方が気にしない事が多い様に思う。

 ともあれ中瓶のビールを勝手にランチビールと称して呑みながらナポリタンを待つ。

 変わらない油揚とネギの味噌汁付きで登場。ただ、ナポリタン自体はちょっと変わった様に見える。ピーマン・パプリカ・タマネギ・ベーコンの他、炒まったプチトマトが入っている。あと、前はブナシメジも無かった気が。キノコ加わると旨味が増して良いよね。ただ、大して肉の使われてない料理に黒胡椒というのが苦手なので、これはちょっと要らないかな。


貼り紙の具合からして今年(2019年)の4月1日のことだろう。

ナポリタン 850円 サラダ、味噌汁、ランチにはコーヒーが付く。

 店を出て気になった事がある。いや出た後であって、店についてではない。以前駐車場だった隣地が、公園の様な場所として新たに整備されていたのだが、クッション性のある特殊な床材に、子供用の遊具がたった1基。何をしたいのか全く意味が分からない。

 立て看によると、パンダ型の遊具は「キンキン」で、そのスペースはポケットパーク「キンキン広場」と称しているらしい。管理しているのは、かのUR都市機構だ。この数年継続されている界隈の「にぎわいづくり」活動の一環らしく、時折イベントも開かれているらしい。そういう文脈(調べました)を知らなければ、単に地上げの嫌がらせの様にしか見えないんだけどなこれ(苦笑)。クルマ5台分のパーキングだったスペースに、40kg未満の子供1人しか腰掛ける事を許されない遊具が1基。極めてシュールである。

 何ならプペ(人形)を建てておいた方が良いのではないか?(w


えっ、何? というスペース。


えっ、何? という遊具。


えっ、そうなの!? という表示。


プペ喫茶店 / 竹橋駅小川町駅神保町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.4.25  Bグル 

初めての場所で久し振りの味 らーめん専門店 ぶぶか 新宿紀伊国屋店
 あのぶぶかが新宿紀伊国屋の地下街に入っている事をつい最近知った。しかし調べると昨年11月のオープンなので出店したばかりなのだった。

 ライセンスのカップ麺の方も継続的に売られているし、もっと支店もあると思っていたが、調べるといつの間にか他には吉祥寺北口店だけになっていた。そちらも暫くご無沙汰している。近隣に自転車で行く用事はあるのだが、店近くには気安く停められる場所がない。吉祥寺の中心地は徒歩以外では回遊しにくい。

 運営会社のサイトを見ると、同じ紀ノ国屋地下街の並びに昔からある生パスタの店も系列だった。サガミレストランツといい、和食系のブランドもあるので、東京駅に古くからある和食居酒屋を思い出したがあちらはニユートーキヨーの系列で、こちらは愛知の企業だった。ぶぶかの経営権を持っていた旧明星外食事業(味の民芸)を買収統合したためそうなっているらしい。でも明星食品のカップ麺は継続なんだな。

 さて、昼から外れた時間に近くにいたので訪店した。ぶぶか自体は3年振りくらいか。通りに面した券売機で食券を買う。吉祥寺とは全然システムが異なる。油そばは黒丸と白丸の2種類だが、どっちがどうだったか忘れていた。並びの壁面に巨大メニューがあるのだが、券売機からは読めないし、既に後に人がいたので適当に黒丸を選ぶ。入口で店員さんから半券を受け取り適当な空き席に着席。先客は4名程。机上メニューには「こってり黒丸」「あっさり白丸」とあるので、まあ、黒丸で正解だったかな。

 厨房は客席からは見えない位置で手順が見えないが、5分経って先客の分が出たので、自分のはひょっとすると後から入った4人と一緒になってるかも知れないと思い、ビールを頼んだ。言い訳か? でも8分程で着丼した。

 タレは予め麺に絡められている。厚くて小さいチャーシュー1枚に、メンマとナルト。ネギも一緒に麺の下に沈める。タレが浸みて温まったネギが好きなのである。それにしてもノリだけはいつも処置に困る。

 一口。んー、こうだったかなぁ。そうだったかもなぁ。茹で固めの中太麺。麺が香り立つ感じは薄い。というのはそもそもだったっけか。タレは黒丸でも結構あっさり目に感じる。

 記憶の中の実店舗よりカップ麺のイメージが強いのかマヨネーズと合わせる印象があるが、卓上にある訳ではなく有料追加メニューになっている。三口目の後はラー油を2周。ラー油はなくちゃな。

 さっと食べに寄るには丁度良いのではないだろうか。路面店より入り易いし、意外に席周りにスペースの余裕があるのも良い。

入り易いファサード。券売機は地下街の通り側にある。油そばメインだけど「らーめん専門店」。


卓上調味料は胡椒、ニンニク、豆板醤、ラー油、酢。ラー油の容器があまり見ないタイプ。


食べ方指南の裏が追加オーダーメニューになっている。


黒丸油そば 650円 と、生ビール380円。


らーめん専門店 ぶぶか 新宿紀伊国屋店油そば / 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0



'19.4.18  Bグル 

素ナポ
 何も具のないナポリタンを「素ナポ」と言ったりするのは、「ナポリタンxナポリタン」のeatnapoさん位かと思っていたら、検索するとそうでもなく一般的な名詞になっている様だった。まあ、約44,700件中3番目が自分の食べログ記事だったのには笑ったけれど。

 素ナポは付け合わせ用に作った様なナポリタンの事で、具がないだけでなく大抵味も薄い。下手するとケチャップの色が着いたサラダ油がまぶされてるだけの様な雑なのもある。そうなると弁当屋のおかずの下に意味分からずよく敷かれているものと同種である。


自作素ナポ。乱暴にも乾麺と一緒の鍋で茹でた玉子だけが具。湯切り後の鍋でそのまま炒めるという乱暴さ。
 にも関わらず、付け合わせにナポリタンが入っていると最後まで取って置いたりしてしまい、そして大概の場合はそう大して旨くもないのである。

 そんな訳で普通は単体でメニュー扱いするものではないし、単体メニューでそう言われる様ならちょっと批判されてると思った方が良い位ではないだろうか。いや自分はそのつもりで使う事が多いので。例えば某大手肉屋のナポリタンなのだが、肉の付け合わせでない単体メニューもあるのにそちらも同じ物で、具はあるものの味が単調で結構素ナポっぽい。確かに両立は難しいかも知れないけれど。


単品で食べると、意外に素ナポな某店のナポ。
 おやつ代わりに手軽に作って食べるとかなら素ナポも良いんだけどね。何にしても本式に作ろうと思うとどんな料理もそれなり手間が掛かるし、逆にそうまでして作って食べるものでもないでしょうという気持ちもある。一時はストックして食べ続けていたタカモリのソフト麺ナポリタンも、そう言えば最近食べてない。身近な店に置いてないという事もあるが。これは常温保存可で賞味期限が半年と長く、茹でる必要も無いので調理器具も要らない。

 そうまでしてナポリタンであって欲しいという気持ちは何なんだろうかという気にならなくもないが。

開封直後のタカモリのナポリタン。

レンチン後のタカモリのナポリタン。


'19.4.11  Bグル 

品の良い…という量ではないつゆなし。 新潟発祥 なおじ 御茶ノ水店
 お茶の水駅近隣で油そばを検索すると当たるこちらのお店。ほぼ毎日使ってる駅なのに、油そばを出す様な店あったかな? と思ったが、改札すぐ脇に。

 この並びには昔同僚とよく通った酒場があった。もう20年くらい前の話だが。1階で酒やつまみを受け取り、2階に持って上がって呑むスタイルだった。ここらも今はガッツリ系の食べ物屋だけになってしまったが、間口の狭さだけは当時のままだ。

 油そばを出しそうな店ではないけどなぁ。1階の店頭メニューでつゆなしの存在を確認。ただ、これは油そばと言うより「汁なし野郎」の風情だ。でも腹も減ってるしまあこれはこれでいいかと、入ってすぐの券売機で購入。側にいた店員に渡すと2階へと促される。1階カウンターは通路のおまけみたいに狭く、空いてる時は2階がデフォルトなのだろう。上がると空いてるどころか先客ゼロだった。4月なのに寒いし雨も降っていたのでラッキーだった。

 実のところラーメンにあまり研究熱心でなく、燕三条系というのもよく知らなかった。濃厚醤油とか背脂は二郎みたいなものかと想像するが、差異は煮干しなどの魚介出汁が利いているところだろうか。

 着丼。“品の良い「汁なし野郎」”という感じか。しかしボリュームは結構なものだった。麺と同じ位の野菜(モヤシ、キャベツ)が盛られている。しかしタレが程良く塗されているので混ぜなくてもいける。ただこれ、食い切れるのかな。

 タレが確かに違う。ああ、これ結構好きかも。煮干し感は特に感じなかったのだけど(基準が凪なので…)口に含んだ時広がる香りが良い。

 なんて考えられたのは麺の2口目までで、あとはひたすらワシワシ食べる事に。暫くこの手の麺を食べてなかったな。

 完食。量を減らせるならまた食べたいかな。寒くて腹減っていたから何とか食べられたものの結構な量。おかげで帰路は酒場に寄る気が全く起きなかった。どちらが健康的なのかは分からない。

つゆなし 680円 ブタに隠れて大量のヤサイが。


上に乗ったモヤシ全部どけてのこのビジュアル。



壁面メニュー。ビールそんなに呑めないだろこれじゃ(苦笑)。そして、ラー油も酢もテーブルには無いし、店員もいないんだな。まあ全然油そばじゃないから、そういう食べ方しないけど。


新潟発祥 なおじ 御茶ノ水店ラーメン / 御茶ノ水駅新御茶ノ水駅小川町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.4.6  Bグル 

安くてもメニュー名は長い まぐろ市場 神田小川町店
 いつもは海鮮丼の類は食べないのになぜか突然食べたくなり、事務所すぐ近くのこちらに初訪店。

 ランチタイムはとっくに終わっていたという事もあり先客ゼロ。店員はカウンターに初老の男性と、ホールに若い女性。前情報と異なりどちらも日本人だった。

 「穴子とろろ漬け鮪丼」500円なんだと。安いな。でもメニュー名は長い。これ、番号振った方が絶対注文しやすいけど。メニューに三カ国語訳振るより有効だと思う。三カ国語訳付きメニューは要らない文字情報が3倍入ってるという事だしな。まあ専業者なので気になるだけかも知れないが。飯の量を聞かれたので少な目とオーダー。

 価格の件は着丼して納得。鮪が小間切れ。「鮪は小間切れじゃなくてブツ切りと言うんじゃないですか?」と、実家が元魚屋の部下に指摘を受けるが、いやこれはほんとに小間切れだろう。まあ、こうしないと分量調整が難しいだろうしな。メニュー写真と違い過ぎだけど。

 男性店員の方が箸入れを開けながら「味が着いておりますので召し上がってから醤油をお使い下さい」と丁寧なアナウンス。確かに鮪はしっかり漬けになってたし、穴子はタレの固まりかというくらい味が濃くて甘かった。これ、話聞かないで醤油撒く人いそうだけど、これに醤油掛けたらどんな味になるんだか。

 会計時、丁度用意した硬貨をトレーに置くと、50円返される。ご飯小盛りは50円引きなのだと。いいよー、そんなに引かなくて。充分安いじゃないか。それにこちらはこれでも腹一杯なんだし。

 ところで自分のレポのカテゴリー外なので食べログに上げるつもり無かっため初め写真を撮らなかったのだが、ツイッターに書いたのが勿体なくて後日写真だけ撮りに行った。時間帯はあまり違わなかったが盛況で、店員は中が中国人?で外はおばちゃんだった。接客も丼の仕上がりも、過日の方が良かったかな。
穴子とろろ漬け鮪丼(ご飯少な目)450円 

まぐろ市場 神田小川町店海鮮丼 / 小川町駅神保町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.4.5  Bグル 

電話で注文テイクアウト ロメスパバルボア 神田小川町店
 ナポリタンを食べたいが、店でゆっくり食べる時間はないし、かと言ってコンビニのもなぁという時に別の選択肢があると良い。先日まさにそれを迫られたのだが、そう言えばバルボアはテイクアウトもやっていた。店頭に大きく「電話1本で待たずにお持ち帰り」というポスターを掲げている。以前その様にして買っていた大手町(リトル小岩井)は気持ち遠くなってしまったので歩いてすぐのこの店で出来ると助かる。

 空いてる時間帯だったのか電話注文後10分で上がるとの事。しかしそう言えば、電話番号は表示されるにしても、名前訊かれなかったな。空いてるからかな。
 店の入口に券売機があるので一瞬戸惑うが、テイクアウトの代金は奥のカウンターで支払う手順らしい(余所の店ではテイクアウトでも券売機を使うところがあるので:ボーノボーノ)。いつものお姉さんから笑顔と共に受け取る。

 そう言えば随分前だが、事務所が神田駅近くにあった時にバルボア日本橋室町店でもテイクアウトを何回か利用したが、プラ容器に透明ビニールだった記憶。パッケージが全然違った。支店によるのか今はこうなっているのか。あまり見ないタイプの紙容器になっている。

 粉チーズは別パック。フォークは何やらお洒落なペーパーナプキンに包まれている様だが…フォークにタバスコと共にメッセージカードが出て来た。

 「いつもご利用いただきありがとうございます! おいしいスパゲティを食べてステキな1日を」

 手書きのカードに立体シール。sakuraというのはあのお姉さんだろうか。これ、いちいち同梱してくれてるのか。凄いなぁ。

 前回ネガティブめなレポートを書いた事をちょっとだけ反省しつつ、有り難くいただきました。

ナポリタン並盛り600円で価格は変わらず。


見た目より結構ボリュームあり。



ペーパーナプキンの中身(2人分)。メッセージカード入り。


ロメスパバルボア 神田小川町店パスタ / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.4.4  Bグル 

再訪、再塩まぜそば。そして缶ビール。麺屋こころ 御茶ノ水店
 店の近くを通ると、外に並んでる人はいないし、店内も余裕がありそうなのが通りから見えた。店が活動圏内だと空いてる時を見計らえるから良い。14時半だったので、サラリーマンとは時間をずらして来たらしき学生が多かった。先客6名程度。

 未着丼の先客が数名いて待ちそうだったので、今回はビールも頼む。35缶という分量が丁度良い。混んでるラーメン店でドラフトを頼むのは気が引けるのでこれがベストなのだが、更に冷えたジョッキが付くというのが嬉しい。昼にビールを呑んでいて「昼から…」みたいな目で見てくるのは学生よりサラリーマンの方が多い気がする(被害妄想じゃないか?)ので今日は気兼ねなく呑める気がする。

 頼んだのはまた塩まぜそば。実は、辛いのも玉ねぎも挽肉もあまり好みではないという、台湾まぜそばを食べる資格のない私なのでこれになる訳だけど。油そば・まぜそばの類は彩りに難のあるものが多いのだけど、ここのは茶×緑に糸唐辛子のアクセントが良いバランス。まあ標準的な油そばに較べるとここのはそれなりの価格だから当然なのだろうが。色味としては味玉追加しても良かったかな。

 チャーシュー+シナチクを数口つまみにしてビールを呑む。今回は1/3程食べてからラー油を全量掛ける。追い飯はしないのでタレはしつこく絡ませて食べる。

 うん。また外した時間に来よう。そしてまた、塩まぜそばに缶ビールだな。

注ぐの下手だな私(w 缶ビール380円。

塩まぜそば860円 前回の画像と較べるとほぼ同じ盛り付け。ちゃんとしてる店という安心感。

前回撮りそびれた麺のアップ。太いだけじゃなく旨そうだなぁって。

麺屋こころ 御茶ノ水店台湾まぜそば / 神保町駅新御茶ノ水駅御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0



'19.4.3  Bグル 

ロメスパを名乗るロメスパ店 ロメスパバルボア 神田小川町店
 事務所近隣ナポリタンの店探しで、そう言えばこの店を飛ばしていた。前の場所(大手町寄り)にいた時は日本橋室町店に何度か行っていたが、なぜかその時も記事にしていなかった。いや、その時はまだ食べログ始めてなかったんだ。

 こちらの店は、ロメスパブームに大手のWDI(カプリチョーザやハードロックカフェの会社)が乗っかったチェーン店で、数あるロメスパ店の中で唯一店名に自ら「ロメスパ」と冠している。現状は都内5店舗。

 当然、他店と較べられるのだが、それ程芳しい反応は見られない気がする。私はこちらではナポリタンしか食べた事がないのでナポリタンのみの比較になってしまうが。大手町や有楽町の老舗や、競合チェーン(JR系ではなく路面店系の方)のそれと較べて今ひとつパンチが足りない。POPのイメージとはちょっと違う気がする。

 久し振りに食べたのだが、記憶よりも更にパンチが足りなかった。盛りを売りにしてるからなのか薄味だし、“炒め”でなくて“焼き”だからなのか油分が足りない感じ。これむしろ途中で飽きるんじゃないかな。いや、それは好みの問題だから、あっさりさっぱりしたナポリタンをご所望の向きには良いのかも知れない。

 ちなみに店のオペレーションなどは全然問題ないです。良いんじゃないですか。客席レイアウトがちょっと独特なので混んでたら辛いけど。


ナポリタン 並盛り600円+一番搾り 小瓶300円 ビール安い!


角地の半地下で上がイタリアンというロケーション。


 あと、他の店では見掛けないし、ひょっとしたらランチタイムだけかも知れないが、コーヒー1杯サービスが付いていて、しかもお持ち帰りも出来る。自分はビールを呑んだ後すぐにコーヒーは飲まないが、事務所戻ってからの食休みに良いかも。それは昼からビール呑む場合だけど。

初バルボアの記事→ 小隊司令部発 神田ナポ充地帯 — 2011年06月07日
ロメスパバルボア 神田小川町店パスタ / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.4.2  Bグル 

エキシタに健在 くじら食堂 nonowa 東小金井店
 この店は、元々が東小金井北口駅前で営業していた人気店。前々から評判は聞いていて、地元エリアだし地元知人も賞賛しており行ってみたいとは思っていたのだが、営業日や営業時間がちょくちょく変わっている様だったり、下手すると企画物で名前まで変わったりしていたので二の足を踏んでいた。

 それが何とエキシタに移転出店と聞いた時は驚いた。そうなれば営業時間も諸々も自由にならなくなるだろうが、むしろ好都合。入居先の商業施設「nonowa東小金井」は、コンセプチャルな環境デザインやリーシングで話題になった商業施設なのだが、元々nonowaは地域連携を重視しており、他の駅の館でも地元有名店を誘致していたりする。ともあれあのくじら食堂に気軽に行ける様になるなら良いかと思ったが…、やはりエキシタだろうが何だろうが、あまり変わらず常に行列という話だった。

 先日、地元の用事で開店間際の時間帯に東小金井駅付近を通ることになった。薄曇りの土曜日。前を通ると20分前で既に一人。やはりそうかと思ったが、でもこれを逃したら、自分のモチベとしても二度と挑戦しないだろうと、一旦通り過ぎたが引き返して並ぶ事にした。結局開店5分前辺りに並んだのだが、既に客を入れ初めており前客は7人だった。11:00丁度には自分も入れた。

 お目当ては私の場合当然油そば。初めての店ではまずスタンダードを頼むのだが、次いつ来られるか分からないということもあって、つい「特製油そば」の食券を買ってしまった。大盛り同額だが並でオーダーした。

 11:06辺りには先客に着丼し始めて、自分も11:10に着丼した。早いな。

 具は、チャーシューが低温/標準の2種2枚ずつ。煮卵が1個分。ジャクジャクのタマネギにはちょっと退けたし、生玉子は乗っていて欲しくなかったのだが、これが特製というものだろう。後に食べログを調べると、特製でない「油そば」を上げてる人は少なかったが、メンマ、水菜、玉ねぎ、白髪ねぎ、糸唐辛子は共通らしく、チャーシューは低温2枚の様だった。いやぁ、それで良かったのに。

 確認しにまた行くだろうな。

特製油そば 930円


この縮れ太麺がイイ。



チェーン店の様なファサード。


くじら食堂 nonowa 東小金井店ラーメン / 東小金井駅新小金井駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.3.26  Bグル 

終電後の白い休憩所 博多天神 歌舞伎町一番街通り店
 終電後以外の時間に私はこの店に寄ったことがない。でも、そういう人は結構いるのではないかな、歌舞伎町には。

 不思議がることでもないのかも知れないが、この店に変なのが溜まっていたり揉め事が起きていたりするのを見たことがない。場所は歌舞伎町一番街なので普通にガラ悪いし、明け方まで人通りも多い。なのに間口広くて開きっ放しだし、しょうもない人がふらふら入り易いと思うんだけどな。ホールはおばちゃん一人で、厨房はおっちゃん達3人くらいだが、誰にも「俺らの城だ」的な感じは全くないし、マッチョでもダークサイドでもない。なんで安全に回ってるんだろ。

 それはともかくこの店は助かる。メニューはラーメンに何が乗るかの違いだけで基本的に豚骨のみ。季節メニューの冷や中やたまにあるつけ麺などは別だが。価格も500円から行っても800円に届かない。安い上に迷わなくて良い。深夜に何でも良いから何か食べるかって時はそれで良いんだよと思う。

 白ける程明るい店内で、真っ白な化粧板のカウンターに、白いスープの豚骨が出て来る。食欲の他にもあんたリセットしたいものがあるんじゃないか? 別に誰にも問われていないか。

 あ、味か。食べログだったな。ラーメンチェーン店のアリバイ的な豚骨を食べるくらいなら、数倍ここの方が旨い(本当に)。それに高菜やら何やら豚骨的道具立ても揃っている。替え玉も、店頭配布のチケット制とか今までにいろいろ変わったが、今は1杯無料で落ち着いている模様。

 私は深夜のこの店の雰囲気の中で豚骨ラーメンを食べるのがただ好きなんだな。新宿には他に数店舗あるが、終電後はまあまずここだ。

トリミングしてもしきれない猥雑な店頭(w


最ベーシック、ラーメン 500円。


博多天神 一番街通り店ラーメン / 西武新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.3.24  Bグル 

公式にビールと頼むナポリタン 神保町 ランチョン
 事務所界隈で昼にナポリタンを満喫できそうな店がまだあった。神保町界隈ならもっと古き良き喫茶店のナポリタンに巡り会える気がしたのだが、むしろ意外になかった。酒場を探す時は店構えのインスピレーション第一だと思うが、飲食店では食べログのスペックは頼りにしている。

 洋食店的扱いのビアホール。助かるのはアイドルタイム休憩が無いので、外した時間に寄れる事と、嬉しいのは最近全席禁煙になった事。どちらも神田・神保町では意外にない。

 接客は丁寧風で良いのではないかと思った(風、ね)。店員教育の杓子定規さと個々の素養の気の効き具合が良い案配。テーブル担当というのがない様で、都度人が違うが、まあそれはいい。

 今回はあくまでナポリタンを食べるための訪店だが、メンチカツ辺りは食べてみたかった。ただ、幾つも試すには価格が高い。まあ地代も高いのだろう。尤も、もっと高いであろう駅ナカ関連の仕事を自分がしているので、ここでこれかいとは思うが。

 そんな訳でランチに何も付かない単品950円のナポリタンでは連れに付き合わすのは悪いのでミニサラダをシェアするつもりで頼むと「お使いになりますか?」と取り皿を出される。このウエイトレスは空いた皿を下げる時の声掛けとタイミングも良かったので客をよく見ているのだろう。

 あ、料理自体も良かったです。自家製トマトソースを謳っていた割に酸味が強いのが気にはなったがこれは好みの問題。混ざっているピューレやガーリック片も程良い。具がまた盛り沢山で、タマネギ・ピーマン・マッシュルームで、ハムとソーセージのダブル。揃ってる感あり。多少シャツに飛ぶ系©eatnapo氏。

 そしてミニサラダが評判通り良し。量もあったな。でも具を種類数減らしたこれを同額内で付けて、自慢の自家製ドレッシングを推す機会を増やした方が商売として良くないか。実際ドレッシング旨いのだし。

 ちなみに、ランチであろうとメニューになかろうとビールを頼む私なので、ランチビール推奨のビアホールであれば当然1杯。ただ、ちょっと注ぎが雑だなぁと濡れた外周を一瞥したら、連れが両手でグラスの正面をこちらに向け直した。夜の繁忙時ならともかく、昼呑む様な奴にはもう少し丁寧にした方が良いかも知れない。なにせ素面だから。


メニュー、どうせ食べログに載ってるのと同じ…と思っていたら、19年3月現在、レーベンブロイが廃番になりピルスナーウルケルになっていた。


ナポリタン950円 こういう粉チーズの出方は好き。これ以外にタバスコだけが付きます。


意外としっかりした内容のミニサラダ400円 一緒に出て来る自慢の自家製ドレッシング(右)が実は本当に旨い。



ビアホールだもの、ランチビール呑むよね。(340ml)460円 ショップロゴとマークが可愛い。

 以下蛇足というか今回痛感した食べログへの要望。「ナポリタン」と検索しても、出て来るのは「○○でナポリタンを食べたかったのだが」という文章が混ざった居酒屋のレポだったり、「ナポリタンの様な風味の」という文章の混ざったイタリアンのレポだったりが多い。全く要らないのだが、その情報。そういうのを撥ねるエンジンが必要だろと無茶振りしながら地道に記事を斜め読みして何店か候補を挙げて選んだ次第。

ランチョンビアホール・ビアレストラン / 神保町駅新御茶ノ水駅御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.3.16  Bグル 

ドアが重い。新御茶ノ水 グリーンパッタイ
 部下が見つけてきた店。偶然入ったのかリサーチしたのか、結構良かったですよと言うので、昼のラストオーダーの時間を調べ少し前位を狙って行ってみた。繁盛店らしいが、そんな次第で前客は2人だった。

 ところで、他の方の記事を読んだが、なぜ入口のドアが異様に重いという話を書いていないのだろう。中に人がいなければ、鍵が掛かっていると思うレベルなのに。私は事前にその話を聞いていたから渾身の力で(大袈裟でなく)ドアを開けた。

 その様なドアも含めてちょっと変わった古い造りの建物をそのまま使っていて、店内の雰囲気は悪くない。木建ての窓がなかなか見ないタイプ。格安居抜き物件なのかと思ったが、調べると意外なことに際コーポレーション(紅虎餃子房とかの運営会社)の店だった。でも資本の入り具合は、やはりメニューの作りに表れるんだよな。まあ専業者だから気になるんだけど。


これが件のドア。何か入口に問題のある店が続くな(w
 辛いのが苦手なくせにタイ料理は結構好きなのだった。と言ってもパッタイとかだけど。また汁なし麺かいという声が聞こえる様だが。頼んだのはパッタイ(880円)と、昼のメニューにはないがビール。ビールは勿論ビアシン(580円)である。店名を冠したグリーンパッタイというのもあったが、初めてはまず基本のメニューで。

 サラダに掛かっているのは普通のサウザンドレッシングの様だが、ちょっと辛みがある。でも特にタイっぽい訳ではない。スープは更にタイっぽくない。

 さて肝心のパッタイは…うん、これはまあ、普通に美味しいかな。普通だけど。自分のパッタイ基準点は昔有楽町にあった「チェンマイ」(2007年閉店。30年やっていたそうな)なので、今風ではないのかも知れない。量は多め。

 ところで翌週の夜に再訪したが、何かあったのか金曜の夜なのに厨房2名ホール1名という恐ろしい布陣で、案の定の状態だった。とは言え接客自体は丁寧で笑顔だし、提供は早いし、料理も旨かった。

 ただ…食べログでフォローしてるs嬢(神田情報が濃い)が「辛さが全くない」と評していたので油断してパッキーマオを頼んだのだが、死ぬ程辛くて後悔した。ランチとディナーで別物出してるのかと思った程だが、改めて記事の画像を見たら本当に別物で、ディナーのは唐辛子だらけだった。写真撮るのも忘れる程辛かった。私よりは辛さに強いはずの同行者も「何か甘いの頼んで下さい」と言ってきた。そういう時に限って…テーブルの4点セットの砂糖だけがない。やれやれ。

グリーンパッタイ 神田本店タイ料理 / 新御茶ノ水駅小川町駅淡路町駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.3.13  Bグル 

「昔ながらの」とはこういう事。神保町 L
 流行の飲食店が並ぶ錦華通りから通り1本入ると古いオフィスビルが多く、その一角にある雑居ビルの1階にこの店は入っている。前情報では界隈にある老舗喫茶店の様な木造の一軒家みたいなのをイメージしていた。

 入口のドアはカーテンが掛かっていて中が見えず、「営業中」の札がなければノブに手を掛けるのに躊躇する。入ると薄暗い店内は雑然とした感じで、いかにもな古い喫茶店という感じ。カウンターでは年配の親父さんがピラフを炒めていた。


「営業中」
 一見8坪足らずの広さに見えたが、入ってすぐ手前右奥にテーブル席、店内突き当たりのカーテンの奥にも部屋がある様だった。カウンター上に煙草を吸いながら帳簿か何かをやっていた跡がそのままなのはランチの波が早かったためか。時間を見ると既に3時近くになっていた。

 席に着き注文。ナポリタンとビール。ビールは中瓶しかないそうだ。冷蔵ケースに見えている缶ビールらしき物は親父さんの物なのだろう。改めて見渡すと、古くからあるであろう調度品が、使っていそうなコーヒーを淹れる為の器具類も、使っていなさそうなピンク電話も、押し並べて煙草と油で茶色くなっている

 店内は注文未着らしい先客が2人。その分を出し終えた辺りで馴染み客が1人。そこからやっとビールを出して貰い、ナポリタンの作り始めとなった。それでも注文から15分程で到着。さっきのお客のナポリタンと一緒に出て来た。

 炒めしっかりなのは目の前で聴いていたので確かだが、途中ケチャップを足す様な音が聞こえた割には出来合いのケチャップでない風に酸味の弱い濃いめの味が良い感じ。タマネギ・ハム・ピーマンが結構入った王道ナポリタン。チェーン店のコスプレとは違う“本物の銀皿”で出て来る。

 ナポリタンはセットで900円。キャベツのサラダ・インスタントのスープ・選べるドリンクが付く。私は、セット扱いにはならないと言われたビール(中瓶)を頼み、合わせて1,250円だったのだが、単体で中瓶350円の訳はない(昼のメニューには載っていない)ので、ドリンクがない分相殺してくれたのだろう。

 常連の年配客が入ってくるなり「病院、行ったんだって?」なんて話をしながら席に着き、注文してないのにコーヒーが出て来たりしていた。そういうのを見ると、地域に根付いた店という感じがする。

L喫茶店 / 神保町駅御茶ノ水駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.3.10  Bグル 

詰めは甘いが食べると旨い「桃屋トッピング祭」 丸亀製麺 神田小川町店
 去年の夏、近くに事務所を移転してきてから割によく利用している。それまでは行動範囲内にあまりなかったが、手軽で安くてそれなり旨いという事を知る。昼はいつもパーティションポールを立てるくらい行列が出来ているが、うちは昼の時間に昼食を摂らなければならない業種でもないので、外して2時3時の空いた時間帯に来る。この店舗は都心部なのに郊外ロードサイド店の様に広い。そして意外に女性客の比率が高い。はなまる等と較べて開放的で清潔感ある店舗だからだろう。ただ、正直、注文カウンターのデザインと人の配置のせいか、誰に注文の声を掛ければ良いのかが分かりにくい。

 一時期は月2回もうどん札で無料トッピングをしてたくらい通っていた。これは一杯につき1枚貰えるクーポン券で、3枚でトッピング一つが無料になるなどのサービスがある。但し有効期間は月毎になっている。また、それとは別にスマホにアプリを入れるとレシートに印字されたQRから毎回何かしらのクーポンが得られる。上手くイベント掛けてくるなぁという感じがする。

 イベントと言えば、企画メニューを引っ切りなしに展開しているのも目に付く。いつも何かしらの限定メニューがあり、ともすればシンプルなメニューに偏りがちなところに変化球を投げてくる感じだ。尤も、私の場合基本はぶっかけ(並)温かい麺に、たまに温玉やチクワ天という感じだが。

 ツイッター公式のフォローもしているのだが、そこで今回のイベントを知った。「桃屋トッピング祭」。市販されている桃屋の食べる調味料3種から1つを30円でトッピングできる。完全に“うち飯”のノリだがなかなか面白いコラボだと思った。

 ただ、企業コラボするのならもう少し助走があった方が良かったのにとかは思った。丸亀公式はtw/FBで告知してたけど、TL上で桃屋公式との絡みとかあれば面白いのにと思ったら、なんと桃屋にはインスタしかないというオチ。知人がtw公式で色々イベントをしているのを見てるので、惜しいなぁと感じた。

 この日は「釜玉(並)x辛そうで辛くない少し辛いラー油」に。汁ものは合わないかなと思ったのだが、初めそのまま食べたら全然味が足りなくて、普通にだししょうゆを掛けた。これならいつも食べてるぶっ掛けにすれば良かったな。

店内POP

提供はこの様に別皿でなされる。


釜玉(並)350円、辛そうで辛くない少し辛いラー油30円。

11月のうどん札。この頃の情熱はどこへ行ったんだ(w


丸亀製麺 神田小川町店うどん / 神保町駅小川町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0

'19.3.3  Bグル 

東通りで「アニキィ、天ぷら?」 いわもとQ 歌舞伎町店
 区役所通りを1本入る東通りのこの辺りは、近隣の人でも実はあまり好んでは通りたがらないという。夜の新宿区役所の裏は薄暗いし、隣のさくら通りに向かう辺りは狭い通りに客引きが沢山いて歩きにくいのだ。ガタイの良い黒人が「アニキィ、遊びィ?」と声を掛けてきたり、目も合わさず「DVD…」と囁きだか呟きだかを続ける兄ちゃんが彷徨いている。私も基本的にG街から東宝ビル方面に抜けるのでなければ通らない。まさしく、その場所にこの店はある。

 斜向かいのキャバ嬢向け衣装屋の場所には以前は続いて何軒かラーメン屋が入っていたが、割と短いサイクルで変わってしまっていた。あまり良い場所ではないのだろうと思っていたが、界隈の酒場の噂話では場所ではなく家主の問題だと昔に聞いた。その近くにいわもとQが出来たのは最後のラーメン屋がまだあった頃か、もう無くなる頃だったか。調べると2005年で、ここがいわもとQの1号店なのだった。

 呑んでる最中もしくは〆に寄るので、ガツンと食べたいとかではなく、ちょっと摘まみたい程度。天ぷらでも食べたいと思っても、そこから一人でまともな値段の専門店に行くのは馬鹿げてるし、立ち食いの揚げ置き天ぷらというのも萎える。

 ところがこの店は、立ち食い屋なのに注文してから揚げる。エビはカリッカリの衣で中はプリプリ。カボチャはホックホク。天ぷらの基本セットはエビ、キス、イカ、カボチャ、インゲンの5種だが、残念な事にこの天ぷらの単品はないので(一部トッピング単品にない)、蕎麦か丼とのセットになる。それと、ここは是非とも日本酒が欲しいところだが、なぜだかない。そば焼酎は良いとして、ハイボールで天ぷらって。仕方ないのでビールに“戻る”。

 ろくでもない通りから転げ込む様に訪店し、ビールをちびちびやりながら天ぷらを待つ。上がりを告げるおばちゃんのガラガラ声が待ち遠しい。

天ぷらセット 650円とビール 300円 天つゆ欲しい派なので嬉しい。


夢へのチケット(w



カウンターのメニュー。何で天ぷら5種単品でないかなぁ。何で日本酒ないかなぁ。

参考リンク→日経トレンディネット 立ち食いそばの“新勢力”が増殖中! 「いわもとQ」「嵯峨谷」は何が違う?


いわもとQ 歌舞伎町店立ち食いそば / 新宿三丁目駅西武新宿駅新宿西口駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.2.24  Bグル 

波の中心はフィリピン発あっさり油そば 大久保 油そば専門店 のせ屋
 大久保に油そばの波が来ているらしい。ネットでマップを見ると、先日寄った「Japanese Noodles 真」より更に駅前側に集中して2店舗ある。馴染みの酒場の近くだが気が付きもしないでいた。3店の中では一番古い(と言っても開店1年半だが)こちらに寄ってみる事にした。

 手作り感の強いカオスなファサードに、ドアには「勇気を出して扉を開けて下さい」というメッセージ。若干怪訝に思いつつ店内に入ると、明るい店内に店主が一人。モヒカンに精悍な顔つきと剥き出しの両腕にはびっしり洋風のタトゥー。このことだったのか。後で気が付いたのだが店頭にはTV取材の写真などが貼られていて、先に容姿が露出していた。まあ、こちらも一見それなりに柄の悪いおっさんなので、むしろすみませんだったのだが気が休まったかも。

 壁面はメニューに限らず各種メディアの取材の報告など情報量が多いが、加えてスペース貸しをしてギャラリー的に壁面を使っていたりする。いろいろ熱量の高い店の模様。

 券売機を見ると分かりやすくもバラエティに富んでいる。酒が安いのにも引かれるが、今日は取り敢えず一番シンプルな油そばのみとした。卓上の調味料の多さを気にしつつ、たまたま他に客もなく、店主もいろいろ話してくれるので、近隣のブームとか油そば全般の話などをする。

 1年半前ここに開店してから、あれよあれよと周りに油そば専門店が出来たとか。それも相乗効果になれば良いですねと。油そばと言えば私は珍々亭原理主義なのだが、店主は未食だとか。ではどこにルーツがあるのかというと、なんとフィリピンだそうだ。そして「うちのは結構あっさりなんですよ」と言うので、これはぁ、全然油そばじゃなかったりするんじゃないかと少し不安に思った。

 着丼。杞憂でした。しっかり油そばだった。中太の縮れ丸麺に、確かにあっさり目だけどちゃんと醤油味のタレ。炙りチャーシューは麺の下に潜らせる必要なく仕上がってるし、海苔は刻みで嬉しい。味の方は店のカオスぶりとは対照的にとてもシンプル。あっさりしているのでいろいろ味変して楽しむお客が多いとか。そうすると並だと少なかったかな。ここは敢えて自分流にラー油だけ加えて平らげさせていただく。

 個人的には夜のこのエリアはマッサージ嬢やら何やら(食べログだし書かない)アウトローなイメージが強いけれど、昼は専門学校の学生で賑わっているのだとか。なる程、そういう子達にとってこれはとても楽しそうな食べ物屋だろうな。次来る時はミニ牛トロ丼、いきたいな。

 と、言いつつ、並びのガールズパブにボトルの残量確認に向かうのだった。

情報過多でカオスなファサード。夜ということもあり細かいところを全然見ていなかった(w


油そば(並)700円



これ試してたら、何杯食べなきゃならないんだろう?(w ナンプラーがあるのがイイ。


油そば専門店 のせ屋油そば / 大久保駅新大久保駅西武新宿駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.2.23  Bグル 

甘いタレとオニオンスライス 神田須田町 熊本まぜそば ごくまる
 以前に店頭だけ見て「熊本まぜそば」という店かと思っていたら、食べログで「熊本まぜそば ごくまる」という店名と分かった。落款風のが店名なのか。インバウンド対策か「RAMEN」と書かれた立て看が出ているが、まぜそばは果たしてRAMENという表記で良いのだろうか。

 15時過ぎにたまたま近くを通ったので、さすがに混んでいないだろうと寄ることに。前客0、後から1だった。

 券売機は随分とバリエーションがある様だったが、初めての店なので最もシンプルなまぜそばを選ぶ。後で見たら下半分はトッピングだった。しかし缶ビール350円は良い。ラーメン屋でビンのみ500円とされても腹一杯になって呑みきれないし食べきれないだろと思うことが多い。35缶くらいが丁度良い。この日は珍しくやめておいたが(それが普通の会社員だよ)。

 笑顔で爽やかな感じの若い店員さんがささっと手際よく調理。細麺のため茹で時間が短い。食券を渡して僅か3分程度での着丼だった。

 タレは予め絡められて出て来る。まずは具を混ぜずに麺だけ食べてみると結構甘めで煮汁ぽさが強い。取り敢えず具を混ぜてみるが、まあ味はそう変わらない。

 結構乗っているオニオンスライスはあまり好きではないのだが、きちんとさらされており、過剰な辛みや残りそうな匂いも感じられなかった。厨房内と、ちらと見えたバックヤードを見ると、時間を掛けて大量に仕込んでいる様だった。

 そぼろ肉も本来あまり好みではないのだが、この汁なし極細麺には合っているかも知れない。ちなみにこの肉とタマネギは麺にあまり絡んでいかないので、汁なしでもレンゲは必要かも。カウンターに有り。

 食べ始め三口くらいで甘さをどうにかしたくなり、机上のラー油を3周。後から考えたら七味の方が合っていたかも。油そば脳だからな。でも丁度良くなった。

 ちょっと麺が絡み合って持ち上げにくく食べにくかったな。極細麺が特徴なのだろうから、それならもう少し短い方が良いんじゃないだろうか。あるいは油っぽさがあった方が。

 事務所最寄り駅からはちょっと遠回りになるので頻繁には無理だろうが、まあまた来るかな。次は缶ビールも頼もう。

謎多きファサード

まぜそば650円


熊本 まぜそば ごくまるラーメン / 淡路町駅小川町駅新御茶ノ水駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.2.20  Bグル 

濃くて甘いナポリタンで何を呑むか? 小川町 ちょいくら CHOIKURA
 最近続けて寄っているイタリアンバール。帰路、ちょっと一杯やってこうかという時に事務所から良い位置にあり、遅くまでやっているので助かる。喋りも客あしらいもプロフェッショナルな元バーテンダーの店長に、イタリアンから洋食・各種おつまみまで何でもござれの腕利きシェフ、そしてワインを中心に各種ドリンクが揃い、いずれも結構リーズナブル。

 「でもなぜか(食べログは)ランチ情報しか載ってないんですよ」と店長。

 なのに本稿でも紹介するのがナポリタンでごめんなさい。私が食べログでは酒場紹介の記事を書かない方針なので。

 最初に来た時からメニューの片隅にあるナポリタンが気にはなっていたのだが、基本的に呑む時はあまり食べないし、連れが食べるので付き合いはするがそもそも最近少食なので、夜の酒場ではパスタまで辿り着かないのだ。しかしこの日はナポリタンを食べることを最終目標に行ったので、他のつまみはボリュームの少ない物に限定した。更に席に着く際に宣言までしたので、しっかりとシェフに送り置きまでされてしまった(笑)。

 ワインも日本酒も美味しいけど割愛!(笑)

 そして〆でナポリタン登場。独創的な料理も多い店なので「CHOIKURA風」と冠されているとどんなことになってしまうのかと思っていたが、意外な程に普通。いや普通が良いんだけど。ナポリタンは変なアレンジするとナポリタンじゃなくなるし。しかし味はかなり濃いめの甘めで、〆というよりつまみ向けだった。ハムも大きかったし。まあワインが辛口メインなのでそれ合わせなのかも。

CHOIKURA風 ナポリタン 900円

3月になるとメニューも少し変わるらしいので、ナポリタンの載ってる面だけ参考までに。


ちょいくら居酒屋 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5


'19.2.18  Bグル 

ウインナコーヒーの老舗でナポリタンにランチビール 神保町ラドリオ

 そう言えばここ暫くナポリタンを食べていないな。改めて事務所近隣を調べてみる事にした。足と勘で探す酒場と違ってこういうのはネットにしがち。神保町側に向かえば老舗喫茶店も多いのでナポリタンを出す店はまだまだあるだろうと調べると、今さらながらこちらの老舗に突き当たった。場所もさぼうるより近い。

 ウインナコーヒー発祥の伝統ある店という事で、ナポリタン目的で行くのもちょっと気が引けなくもないが、これはこれで名物なのだろうと期待して向かう。マップからは靖国通りを1本入ったビルの一角の様に思っていたが、突如現れる小路の中に古めかしいその佇まいが見えた。

 店内は意外と広く、奥行きもある。混んではいたが満席という感じではなかったものの、店の人は見当たらず誰も声を掛けてこない。数歩進むとカウンターの中から「そちらでお待ちください」と言われ、ホールのど真ん中に立っていると奥から「こちら、奥へどうぞ」と声を掛けられる。洗い物入れて2オペか? さすがに厨房は奥だよな? などと考えながら先程のカウンター嬢を横目に奥へ。これがまたそこここが喫煙者の上に、通された奥にはパイプを燻らせる方も。2時でこれは食事をする感じではないなと思ったが、取り敢えず席に着く。

 調べた時にメニューの画像では、カレーとナポリタン2種あるランチセットはドリンクのグレードで2段階の価格設定で高い方は何でも選べるが、アルコールは選べないとあった。しかしどうにかなるだろと思い訊いてみると、単品+ビールという選択は出来ると。ただ、計算すると高い方のセットの同額以下なんだよな。よく分からないな。

 ドリンク、サラダ、コンソメスープの順で、ややあってメイン。並べて撮るために待ってしまい申し訳ないという気持ちで、でもその間はビールを呑んでいた。

 さていよいよのナポリタン。ハムもピーマンも大きめ。タマネギは控え目。黒胡椒が苦手だな。だが問題はそこではなかった。冷めている。そして麺が固めなのは良いとして、乾き気味。それどころか数本束になってる部分もある。うーん、これどうなんだろうか。茹で置きではなく炒め置きなのでは?

 やはりウインナコーヒーの老舗でナポリタンにランチビールというのは無粋だっただろうか。何事も経験か。


単品ナポリタン(680円)だけど、サラダとスープが付く。


こんな小路があると思っていなかった。

メニュー表面。ランチは950円/1050円(税別)の二段階。


メニュー裏面。組み合わせはアルコール以外全部というが…。

グラスビール(400円)。意外にデカイ。

フォークで丸められないのが3束…。

ラドリオ喫茶店 / 神保町駅新御茶ノ水駅竹橋駅
昼総合点★★☆☆☆ 2.8


'19.2.6  Bグル 

だが多分また行く。鶏ラーメンTOKU

 この店のある一角もこの近隣同様妙にラーメン屋が集まっていて、通りに囲まれた一ブロックに4軒もラーメン屋が入っており、しかもその内2軒が鶏白湯となっている。

 事務所にも近いので何度か利用しているが、広めの通りに面しており、それなりに繁盛している模様。入口の妙に重いスライドドアは故障中の元自動ドアなのだろうか。だがこれが関門になる事はないらしい。夜は呑み使いで、テーブルが団体で埋まっていることも多い気がする。

 自分が頼むのは決まって鶏塩つけ麺。同額で中盛(300g→450g)にできるが、少食の私には並でも多目なくらい。つけ汁と麺で違う鶏肉が入っており、とろみのある汁もこってりと鶏の旨味が出ている感じで鶏づくしというところか。

 ただ、私は柚子があまり好きではないので、つけ汁に散らされているのがちょっと。それと「お好みで」と別皿で出て来る刻み生姜とレモンも苦手なので全く手を付けない。これ、以前は別皿ではなかったのだが、さてどちらが良いのだか。毎回必ず放置なので、なんか勿体ないし申し訳ない。これって実は最高の相性の組み合わせだったりするのだろうか。でも好きじゃないんだよな。

 何なら酒とつまみでも良いのだが、券売機ではおつまみは200円から100円違いでABCDの4種類がある事しか分からなくて、これで頼むのは上級者だけだなと思う次第。

 否定的コメントが多い様だが、店の人も雰囲気も別に悪くない感じだし、この辺りのラーメン屋の中では遅くまで開いてる方なんで、また利用すると思う。


鶏塩つけ麺 800円


TOKUラーメン / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.2.6  Bグル 

笑っちゃうメニュー、降臨。 名代 富士そば 西武新宿店
 この店については世話になり過ぎて、逆に今まで何も書いていなかった。終電前の駆け込みの締めや、始発待ちの一杯など、ツイートには残っているが、それこそ何杯食べたのだか。

 それがなぜまた今というと、特別なメニューがここで食べられる様になったから。話題の「ポテトチップスそば」である。確かに富士そばには「フライドポテトそば」という“前歴”があるが、それとはまた趣の異なる展開と思う。現時点では取扱店は数店に限定されているが、なんと歌舞伎町でも出すというではないか。これは行くしかあるまい。

 原料だけ言えばコロッケそばと同じという言い方も出来るが、見た目は全く違う。間違えて丼の上にぶちまけてしまった様である。但しこのポテトチップス、袋を空けたらこぼしてしまったというものではなく、わざわざこれのために店で揚げている。

 この日は終電近い時間で、先客はぱらぱらという程度。丁度そばが切れたのか、カウンターで「1〜2分お時間いただいております」と言われるが、チケットを渡すと親父さんの表情が微妙な苦笑いになり「すみません、これは3〜4分掛かります」と言われる。この表情がまた良かった。

 食べると、何の違和感もない。むしろ旨いじゃないか。手作りの厚さによる歯ごたえが丁度良い。時間が経つと次第に柔らかくなるのだが、コロッケのようにもろもろしてくる訳ではない。

 帰り際、丼を下げながら「どうですか、出ますかこれ?」と、ついにやにやしながら訊いてみる。「はい、ぼちぼちと」とまた苦笑い。

 笑っちゃうんだよ、このメニュー。


ポテトチップスそば(450円)


1本渡ればダークサイド。踵返せば帰路(駅)という分岐点。

店も驚くまさかの販売店拡大(w

食券。メニュー名を口にすると笑っちゃうから番号で知らされる。(嘘)

ポテチ以外の何者でもなくポテチ。


麺リフト。だけど主役はポテチ。



名代 富士そば 西武新宿店そば(蕎麦) / 西武新宿駅新大久保駅大久保駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.2.2  Bグル 

海老まぜそば、ですね。五ノ神水産
 事務所近隣の油そば検索で気になっていた店に、やっと寄ることができた。昼は混んでそうだし、夕方営業は丁度仕事のピークなので行けないでいた。近いと言っても10分近く掛かるので(それ近くないよな)。この日はたまたま出先から戻る途中、良い時間に通り掛かった。

 入口引き戸の取っ手が小さく掴みづらくて戸惑う。女性はネイルに気を付けた方が良いかも。13:10分入店で先客3名(内2名未着丼)。若い男性店員が2名。食券を買ってホールにいた人に渡す。私が座るなりコートを畳んだりしだしたせいか、本来セルフで入り口付近からコップを持って来る手順のお冷やを出していただくなど。カウンターが、丁度具を調理したフライパンの一時置き場の正面だったため、肉や味玉を眺めながら期待高まる。

 10分で着丼。彩り良い温野菜に、チャーシューと言うよりレアの一口ステーキ風のがゴロンゴロン。シナチクが筍の煮物かと思う様な半月切り。予め混ぜられた麺にはたっぷりタレが塗されている。海老そばは歌舞伎町の某店がなくなって以来本格的なのを食べていないので、これは久々に濃いの来たという感じだった。

 量は多い。丼は外見と違いすり鉢状でなく底が平たいので見た目程ではなかったものの、最近少食の私にはハードだった。お好みでと言われた別皿のサワークリームは後半味変で入れてみたが、自分的にはピンと来ず。所謂油そば的なラー油はないものの、七味くらい使っても良かったかも。


海老油そば 780円
油そばにしては珍しく彩りがある。
 歯ごたえのしっかりした肉をどのタイミングでやっつけるかに腐心(w ここで疲れたら最後に辿り着けない気がしたので。具は具でツマミにして、呑みにしながら食べてもよかったかな。<そればっかり

 油そばとまぜそばの定義の違いはないものの、これはまぜそばではないかなぁと思いつつ、タレの油っぽさが油そばなのかなと。

五ノ神水産ラーメン / 淡路町駅小川町駅神田駅
昼総合点★★★☆☆ 3.0


'19.1.27  Bグル 

この辺では担々麺は多分ここ。成都正宗担々麺 つじ田
 遅めの退社。だがまだラーメン屋の開いてる時間。いつもとは違う店にということで靖国通りを渡った。近隣に担々麺専門店を謳う店はなくもないが、中ではこちらが一番流行っているので、どうせならと。そう言えばこちらは、夏に冷やし麺巡りをした際の品切れでそれきりになっていた。

 第一印象は、とても綺麗に作られている店舗だなと。ただ、メニューが分かりにくい。予備知識を仕入れてから行くのが基本の店だからなのか? とにかくメニューが全然マトリックスになっていない。成都式(麻辣:山椒の痺れと唐辛子の辛み)と正宗式(胡麻の旨味)とkiller noodle(白麻婆豆腐/生唐辛子/黒胡椒)、それぞれの汁有無に、麻婆豆腐の単品とセットという構成のはずなのに、全く直感的に分からない。専業者なので余計気になるのだが、デザイナーは仕事したまえと。

 辛さの基準が胆らしく、0〜6で選べる。生憎あまり辛いのは苦手だからそもそも正宗式を選んだのだが、これも辛いらしい。店のお勧めは3と言われたのでやや低い2でお願いしたが、結果1で良かったかも。それに痺れ(麻)までしっかりある。これ、成都も正宗も違わないのではないか?

スッキリ綺麗風なデザインだが、全然分かりにくて役立たず。

正宗汁なし担々麺 880円


 ただし、とにかく旨い。そこに文句はない。ちゃんと作られている感はしっかりある。具もタレもバランス良いし、麺は歯ごたえも喉ごしも良い。

 辛み至上主義でない自分には刻んだ搾菜がオアシスなのだが、しかしこれがまんまビールのつまみと同じ物なのは、捻りがなくてイマイチとは感じたが。

成都正宗担々麺 つじ田担々麺 / 小川町駅新御茶ノ水駅淡路町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0

'19.1.20  Bグル 

吉祥寺創業だから油そばがあるのか。鳥良商店 神田小川町店
 小川町/淡路町/新御茶ノ水の3つの地下鉄駅が交差するこの界隈だが、飲食店が閉まるのは意外と早い。仕事を終えてちょっと摘まみながら一杯と思っても、それ程選択肢はない。その中で、地下鉄入口に近く、大通りに面して入口も開放的で入り易いこの店は何度か利用している。

 基本、手羽先唐揚が売りの店で、大抵それで数杯呑むだけなのだが、以前から飯物メニューの片隅にある油そばが気になっていた。おまけメニューにしたって唐突だろう。しかしよく見ると創業は武蔵野・吉祥寺で、油そばに縁がない訳でもない土地。でも…私も近辺が地元なんだけど、こんな店あったかな。調べると磯丸水産とかと同じグループだった。確かに資本入りっぽい居酒屋だ。

 最近少食なので締めとは言え食べきれないかもと連れに取り分けたが、元々あまり量は無かった。ホットドッグセットみたいな容器でラー油とお酢が一緒に出て来る。シナチクが妙に白くて、チャーシューがかなり薄目なのが印象的。あまり油そばを食べない連れが「油そばって、こういうものですか?」と訊くので、「いやこれは…これが標準とは思われたくないかも」と返す。そして、要するにそういう感じだった。武蔵野で油そばを売りにしてる数々の店とは較べ様もない。その割に価格はフツーである。

特に何の説明もなくメニューにある油そば。ちなみにこれは税別価格。路面店なら750円という価格帯。


混ぜる前の油そばは、総じてこういうものだよ。うん。多分。

 店自体はそう悪くもない。お通し代わりの選べる小皿にお勧めの手羽先唐揚を摘まみながら、酒も安いし良いんじゃないだろうか。接客はホール厨房共に元気で仲良い雰囲気で好感が持てるが、チェーン店だしバイト店員のスキル次第という気もする。

鳥良商店 神田小川町店居酒屋 / 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0


'19.1.4  Bグル 

帰れない時間に締めてどうする ラー麺 ずんどう屋 新宿店
 いつも呑み歩いているエリアにある。入り易い感じのファサードで、作りはとても資本入りぽいのに他の支店を見たことがない。調べると全国チェーンで本拠地は兵庫県愛媛市にあるが、東京では歌舞伎町の他は目黒にしかないのだった。なんかもっと展開していても不思議ではないのに。でもそうしないことが長続きの基なのかもと思ったりしつつ、実は'14年開店なのでまだ4年半かそこらなのかと意外に思う(前何があったっけ)。

 知ってる割には入ってないのは、馴染みのバーの真向かいだから。全面ガラス張りなのでバーからは客層見えてるし、そもそも夜が深まってからしか近くに行かない。通りには嬢送迎車が頻繁に停まってるしで、落ち着いてラーメンを食える気がしない。だがたまに「あそこでもあそこでもない、もっと気軽だが日高屋程じゃない店」と思う時に寄ったりする。

 厨房とホールのメンバーは分かれていて、広めのホールでオペレーションもそんなに悪くはない感じ。ただ、夜のお客にはやんちゃなのもいるので、快適に過ごさせてねアピールが必要な場合もあり(店都合の場所に座らなかったりとかする)。

 スープの味は濃厚というか、ちょっと甘いかなぁ。それもグラニューな感じの。でも決して不味くはない。締めとして適度な感じ。

 西武線帰宅組なので、ここで食べたらもう帰んだろという、そういう位置関係のお店なのだが、実は大抵帰れない時間だったりする。

広くて明るいけど、歌舞伎の中では割とどうしょうもない場所です(w

資本入ってる感じの綺麗なメニュー。


最ベーシックな「元味ラーメン」(790円)。


「味玉ラーメン」(890円)。

ラー麺 ずんどう屋 新宿店ラーメン / 西武新宿駅新宿西口駅新大久保駅
夜総合点★★★☆☆ 3.0