'99年6月13日。例年の如く梅雨入り宣言後の晴天続きの真只中、我が小隊司令部官邸では、関東周辺の情報通信部隊の将校達が野戦会議を開いた。
…って、"こっち"はDZTだったか。ま、要するに"PBA会議室組"の何人かで集まって飲み食いしよっか、という話なんでうちの庭にお招きしたという次第。さてどんな休日となったか…


愛娘がチャイナドレスでお出迎え。相変わらず愛想が良い。左は愛車ポルシェS4にベビーシートが装着できず、車を買い換えるという英断を下した息子思いのPALTA氏。でもアバルト仕様のフィアット・プントってファミリーカー?…(笑)

私はバーベキューセットは持っていても、実は内輪の時は小隊員に全てお任せなので使い方をほとんど知らない。しかしそこはうまく使える人が出てくるもの。糧食の方は満足していただけました?


「10時集合11時開始」の予定の集まりだったが、10時の十数分前に最も遠方のメンバーを含む3人(まーくんHero氏PALTA氏)が到着。たらたら用意をしていた私も慌てて会場設営のピッチを上げた。fukap-氏、BigMuff氏Taji氏、sayoriさんが続々到着、ラストにMikiさんを連れて登場のToyoki氏は「1時だと思ってたんですよ〜」なんて感じ。1年前の多摩川河川敷での大バーベキューでは炎天下の屋外で多くのPowerBookが並んだが、今回はわざわざ屋外電源も用意したのに、どうもみんな"出すのを忘れてた"模様。それ程に食べたり遊んだり惚けたりでめいっぱい過ごしていたらしい。

ちょっと東京都内とは思えない緑(借景)に囲まれた庭と、築四十数年の家と、タイル敷きのテラスに籐のソファとすぐ横にビールで一杯の小型冷蔵庫。本当は自分としては、こんなスカした小説の様な自己満足セッティングで喜ぶ様なのは自分くらいかもと思っていたが、参加各位には結構気に入ってもらえたらしい。半月かけて雑草抜きや芝刈りや害虫駆除をした甲斐もあったというものだ(苦笑)。

自分の家にただ招くだけでは退屈なのでは?と、初めはあれこれ考えていたのだけれど、それは杞憂だったようだ。要するに遊びを見つけるのが好きな人達なのだ。例えばPowerBookにエキセントリックな改造を施したりするのも、そういった遊びの一つなのだと感じる。みんなすごいよね(笑)。

どうせ、そのうち、またやります。また来てね。

追記)うちの娘が「へろ」とか「まーくんとべ」とか言うようになった。誰だ、変な言葉教え込んでたのは?


冷麺用に買ったつもりのスイカが、いつのまにかスイカ割りのターゲットに。「T氏、またスイカ動かしたでげすね〜!?」

最後は師団長『Duo-Zone』taji氏の体育会系のイッパツで粉砕!(ウソウソ、ちゃんと食えたよ)


↓ 以下はオプション ↓
-試-射-会-

ところで、"せっかく"小隊司令部に人を招くのだからと、エアガン試射会のアトラクションを設定した。うちの裏には結構広い空き地があり、やや撃ち下ろしになるが50m程度のレンジがある。

持ち出した銃は、自分がサバイバルゲームで使っているGR2C風マルイMP-5A5、ショウエイMP44や、マルイMP5K、KSCスタイヤーTMPなどの取り回しの良いサブマシンガン、そしてガスブローバックの代表としてマルゼンH&K USPと、発売されたばかりのタナカグロック17というラインナップ。

反省点としては、私の銃の管理に不備があって軽微とはいえ暴発事故を起こしてしまったこと(Heroさん、大丈夫?)。それからわざわざ買って用意したのにゴーグル着用が全然徹底できなかったこと。これらはいわばマナーの問題なので本当に気をつけたい。

実は私自身は全然画像を撮れなかったので、Heroさんのところから1枚借用した。事後にて失礼。Toyokiさんが撃っているのはKSC製スタイヤーTMP。

夏場はやはりガスブローバック、特にフルオートだと思う。バリバリ音を立てて、連続的なバイブレーションがあるのは誰が撃っても楽しめると思う。

初心者にもおすすめ・夏から始めるガスブローバック・フルオート

KSC
■スタイヤーTMP(上の画像の物)/SPP
定価20,000円(SPP)、21,000円(TMP本体のみ)、26,800円(サイレンサー付き) 1,550g〜 30発〜
充分な重量感。デカい発射音。そしてバラしても楽しめる高度な仕組みの内部構造。トリガーの引き具合でセル・フルを切り分ける独自のメカを再現。ちなみにTMPとSPPの違いは、SPPの方がフォアグリップなしで、付属マガジンが短いという位。
■ベレッタM93R
定価19,800〜21,800 1,080g〜 30発〜
スマートなピストル型。バリエーションは多数有り、新日本模型から発売されている物も基本的には同じ物。

マルゼン(画像は雑誌広告よりの一部転用)
■イングラムM11
定価13,500 980g 20・40・100発
セミ/フル切り替え。伸縮式ストック付き。
■ウージーピストル
定価8,500 800g 20・40・100発
モナカ状の単純なボディにフルオートのみのユニット。
■KG9フルオート
定価17,800 1,650g 40発
イングラムと同じユニットが頑丈なボディに収まり、ボルトの前後動する距離も長くなり反動が倍増。

小隊長的選択
この中で初心者の人に1挺だけ勧めるとしたらマルゼン・イングラム。構造上の問題で、マルゼン製品はどれもマガジンを抜いても数発分作動してしまうところがガンマニアとしてはちょっと引っかかるのだが、とにかく小型で単純、作動は快調。次点はKSC・SPP。M93Rは撃ち味が迫力に欠けるし、最安価マルゼン・ウージーは作動以外に動かす部分がないので、すぐ飽きると思う。
そうそう、BB弾やガスと一緒にゴーグルも忘れないように。あくまで玩具に違いないけど、使い方を間違えれば怪我をしてしまうのはどの趣味も同じなので。