マルシンP38 '00.5.17 小隊司令部発 ところで、実は私がこのマルシン製P38を購入する理由は1つしかない。現在のサイドアームWA製P38の代替用なのだ。製造終了から数年、部品売りをせず、アフターサービスにも難があるWAの製品を使い続けるのには不安がある。 そんな訳で、前段のディティールのリアルさの問題は、大した問題ではない。私のプライオリティはサバゲでの実射性能の方にある。 さて、その実射性能だが、まだ買ったばかりなので考察も結論もないのだが、絶対的アドバンテージは現段階では認められない。
↑フィールドストリップは容易。
↑ハンマーの打撃はスライド内のブロックを通し、この「バルブプレート」内の「ストライカーピン」を介して伝えられる。 ハンマーにはWA製同様にリバウンド機構がない。つまりコックするかセフティをかけるかしないと、ハンマーの背を押したらガスが吹き出てしまう。 そしてそのセフティが重い。解除はまだマシにしても、かけるときには親指が痛くなる。クリック感も希薄で不安。 広告ではコック&ロックが出来ることをメリットとしてうたっているが、チャンバーへのダブルチャージ承知でデコック可能にしたWA製が間抜け過ぎだっただけ。それも部品を外せば解決する欠点だ。メリットとしてうたうべき種類の機能ではない。ガンマニアとしてだけでなく、広告人としても幼稚に感じる。 話を製品の方に戻す。 トリガーは重い。しかも後半がねばる。これはMAXIハンドガン全般の問題かもしれないが、他機がないので比較は出来ず。バレル後座式(トリガーを引くと、連動するバレルが下がってマガジンから弾をすくう)であることが大因か。フリクションも増大するし、それらの点ではあまり良いことはないと思う。グリップの握り心地が良いだけに残念。 重さは丁度良い。WA製の様にグリップ内のウエイトを外したり、ダイキャストのパーツを軽量な物に替えたりしないで済む。 ちなみに追々報告はするが、命中精度はあまり気にしていない。特殊なフィールドでの自衛やストーキング用なので、暗闇で5m位の距離で人間大にまとまれば良いし、パワーはあり過ぎたら具合悪いなという位だが、デチューンはいくらでもできる。草の多い山の中では本当はホップも不要だ。 後、気になるのは強度と耐久性。WA製はデフォルトのインナーバレルがアルミ製だったせいもあり、ホルスターを下敷きに尻餅を付いたときにバレルが曲がってしまった。耐久性の方は、部品点数が多いだけに不安。
↑難アリのチャンバーまわり。 そんな訳で、「結論」のレポートはしばらく先に。みなさんの所見もぜひメールを。 |