東京マルイの最新型MP5

'04.6.20 小隊司令部発



 2挺目の電動ガンBOYsである。またも何かしら特別なおもしろさを見つけたかというと、実は、まあそういう訳でもない。例によって事前情報は雑誌にも山と出ており、機構的には前作M4A1とほぼ同じであろうし、ディティールも前作並みには良く出来ているだろうことが分かっていた。ラインナップとしては至極無難な人気機種でありそこそこ売れるものと思われるが、それは買う理由にはならない。

 私が今回これを購入したのは、勿論このコンテンツのためでもあるが(苦笑)、第一には何よりMP5コレクターであるからだ。そして、違うメーカーの同じモデルを集める場合の視点は、純粋にその"在り方"となる。ではこのモデル、どうだろうか。

 東京マルイにとってのMP5は特別なモデルの様に思う。メジャー故に多くのメーカーがモデル化してはいるが、何代にも渡りモデル化しているのは東京マルイの他はFTC位である。大きく分けて4代目となるBOYsの仕上がりは、10歳以上用専用ボディとは言え最新型であり、決して手を抜いていない。各種の資料が揃っている今のご時世、子供向けでも子供だましとはいかないが、これなら目の肥えた子供達にもOKだろう。

電動ガンBOYs H&K MP5A5
\6,800


フルサイズ(ユース製。マルイのは迷彩に塗ってあるので…)、BOYs、miniの比較。前作同様9割サイズ。私の体格(170cm)ではやはり寸足らずだが、変なデフォルメはないので、単体では小ささは感じさせない。ちなみに縮小モデルなので当然だが実寸アクセサリは付かない。



ホップボタンは外部に露出。


ライブなリアサイト。
 電動ガンの方のMP5は、電動ガン初期の作品で、現在のマルイ製品のレベルからすれば不満足なところもある。HGで若干補完されている様だが、最新型J型がこのBOYs発売と同時に発表された。日本の警察が採用したという噂のモデルだが、バットストック以外は基本形とそう異なるものでもない。しかしリトラクタブルストック蹴り出し用のパーツがトイガンMP5で初めて再現され、今までにないロータイプマウントが装備される。既存製品の底上げを忘れないところが東京マルイの立派な所だが、それだけBOYsの出来が良いのだとも言える。

ハンドガードはボタンをスライドするだけで外れる。やや固い。中にバッテリーが収納される。

金属製でアンビのセレクタ。初期の電動ガンはプラで破損しやすかった。

使われない割にコストがかさむロープスリングのフックはダミー。