戦車撃破章への道

'06.5.8 小隊司令部発



 カンプピストルについては'04.9.24に一度書いている。この時私はSGF製ガレージキットを購入したのだがいつ組み上げられるかもわからないので名前を伏せていた。今回のレポートはCAW製。キャストのガレキではなく射出成型である。ああ、何で初めから出してくれなかったのだ。しかもHW樹脂である。

バリエーション
 この製品には、2月頃発売されたABS製本体のみと18P弾付き、つい最近発売となったHW製塗装済みの弾付きと仕上げ無し弾付きの4種類がある。
 フィールドで振り回すつもりはないのでHW製の発売を待ったが、手触りも作動音も良い感じである。グリップウエイトも同時購入したため重量感は結構なもの。というより重過ぎてゲームには使えないだろう。また、艶消黒はこの銃のイメージではないので仕上げ無し版にしたのだが、自分で処理をするのは例によっていつになるやら。

構造
 ご存知の様に蓄気カート式ガスガンは自主規制で構造上バルブ開放を「叩く」のではなく「押す」形式で行う。SGF製はトリガーと一体のハンマーでカートの尻を押す構造だったが、剥き出しのハンマーは後から押してもバルブを押してしまう。CAW製では、ハンマーはセフティレバーとして機能しており、コッキング操作をすることでトリガーの固定が解かれるがバルブの開放には連動していない。後発だけに抜かりはない。

造型
 非の打ち所がない。今までのカンプピストルは、実銃から型取りしたと言っても実物写真と比べると全体的にどうもと思う物だったが、本製品は削り出しのシャープさがしっかり表現されている。グリップまでHWなのがちょっと気になるが。

実射
 モスカートは撃つだけで楽しい。音は大きいし発泡スチロール板なんか撃つとスカッとする(片づけ大変だけど)。しかし弾付きにはリセットツールもセットにするべきではないかな。これがないと使えないのだから。

総評
 久々に買って良かったと心底思えた1挺。独軍マニアならずともこれはお薦め。

クラフトアップルワークス カンプピストル
(HW 仕上げ無し)
\20,832


パッケージがまた良い。


オプションの鉄製グリップウエイト(3,800円)。鉛の方が良かったのにとか高いとか思ったが、この刻印が泣かす。棒状のはリセットツール(1,260円)。これがないとバルブのセットが出来ない。


36Pでの射撃シーン(グルーピングは10m先)。威力はあまりないが、これでストーキングされたら心臓に悪い。

今までに発売されたカンプピストル
ガレージガンワークス(GGW)
金属製モデルガン (価格資料無し)
モデルワークスグレネード
40mmカート使用ガスガン 大カンプピストル(19,800円-キット)
スモーキーズガンファクトリー(SGF)
26mmカート使用ガスガン キャスト製ガレージキット(19,950円) 同完成品(29,400円)