MAC&OTHER
公文書

'08.3.24  mac&other

機種変

 不本意ながら携帯電話を変えた。使っていた機種の電池を紛失し、電池の取り寄せには1週間掛かるとのことだったため、やむなくすぐに使える携帯電話を確保したという流れである。

 ともあれ例によって外部記憶装置、もとい備忘録として参照すれば、W41CAに変えたのは08年5月初旬となっているから概ね2年使ったわけだ。まだ全然問題なく使える物だったのだが。

 ところが今度は、是が非でも2年使わねばならなくなった。知らぬ間に「長く使った人は機種変が安いですよ」サービスはなくなり、「長く使う約束をできない人は高くなりますよ」サービスに変わっていた。これを称して「フルサポートコース」と言う。相変わらず名称では意味がわからん。「2年専属契約」とかにすれば良かろう。IDO時代から十数年使い続け、変えるメリットも意志もなく、その上家族3人がauという私にしてみれば「断りもなく失礼な奴だ」とすら思える。

 制度に文句を書いても今更しかたがない。問題なのは携帯電話自体に不満があるということだ。せっかく慣れたインターフェイスであるから、とりあえず同じカシオ製を選択した。ワンセグTVなんか見ないし、携帯電話持ち歩いてこの方水没させたことは一度もないから生活防水もいらない。迷惑な話、このいらない二つが付いてきた。

 TVはまあいい。基盤の重量が増えるでなし(元々全ての携帯電話は搭載チップの能力の数割しか使えていない)、かろうじてアンテナの重量増か。 問題は防水である。オマケの様な作りだった軟質プラ製ハッチ類の作りが良くなったのは良しとして、なんとこのバカケータイ、バッテリーの脱着なしには外部メディアにアクセスできないのだ。USBクレードルがあるだと? そういうくだらない冗談は当サイトを50MB分参照してから言ってくれ(mac非対応)。

 ちなみにこの話には、無くしたはずのバッテリーを機種変の夕刻に発見するというオチが付いている。何に当たればいいのかわからん!


W61CA。メタリックオリーブグリーンにカーキの差し色が大河原な感じ?

2年前のロートルアプリ発掘。秋葉のジャンク屋で買ったクリップは、なんと同じ店でまだ売られていた(勿論デッドストック)。

読書 絲山秋子「スモールトーク」角川文庫

タスカンでもアストンでも毒舌で貶す女が主人公。それでいて昔の男(イタリア人)を思い起こさせるRX-8が心に引っ掛かる。それはともかく厭な女なんだよなぁ。そればかり鼻について肝心なことを読み落としている様にも思うし、肝心なことは特になかったようにも思う。


'08.2.28  mac&other

接続博物館〜旧式Powerbook Duoの遺産

 「兄、クロスケーブル持ってない?」

 しばらく部屋に籠っていた妹が居間に顔を出した。新しいiMacを購入したので前の機械からデータを移そうとしているのだそうだ。2台のパソコンをネットワークケーブルで繋ぐ「ピア・トゥ・ピア」という接続方法には、通常のケーブルではなく、中で配線が反転しているクロスケーブルという物が必要だった。過去形なのは、現在では自動で切り替えられる様になっているからであるが、妹の前の機械はボード換装したG4 cubeという旧い上に改造品の機体で、そういうことに対応していない。

 「あるよ。2つ。ケーブルじゃなくてアダプタだけど」と私は即答した。確か1つは会社だが、もう1つは部屋にアダプタ・ケーブル類の箱があり、その中にあったはず。

 パソコンを複数台所有して弄る様になると、アダプタの類が自然に増える。いや、「自然に」じゃなくて自分で買っているのだが。更に、旧い道具をアップデートして使おうとすると、これがまた飛躍的に、ムキになって増えていく。

 今でも機械弄りは変わらないのだが、Mac自体の体系が変わってしまったために、以前使用していたアダプタは使わなくなっていた。ノートパソコンにはイーサとUSBがあれば大概のことはできることがわかった(その考えが既に旧い)。代数を知っていればツルカメ算なんかいらないのだ。

 そのツルカメ算的アダプター類をその箱に投げ入れていた。ちなみに標準的な引っ越し用段ボール位の箱なのだが、この箱が満杯になっており少し驚いた。多くはグルグル巻きのイーサケーブルなのだが、ちょっと見では何か分からない物がごっそり詰まっていたのである。きりがないので詳しくはキャプションで。


代表番号にいくつも電話機が繋がっている社内から外に出るための物。

シリアルポートでマックとシャープザウルスと繋ぐアダプタ。

シリアルポートでマックとNECモバイルギアと繋ぐアダプタ。
当時のメインPowerBook Duoの内蔵モデムは144だったので…

パワーブックのシリアルポートに繋ぐ288モデム。電源はADBポートから。

パワーブックのシリアルポートに繋ぐ56kモデム。電源はADBポートから。

パワーブックのシリアルポートに、改造して繋ぐ「ピピン」の36kモデム。
Duoにはイーサの端子がない。しかも専用アダプタ(ドック)で拡張しないとSCSIすら繋げられなかった。

パワーブックのシリアルポートからイーサ接続するアダプタ。

パワーブックのSCSIポートからイーサ接続するアダプタ。電源はADBポートから。

パワーブックのSCSIポートからイーサ接続するアダプタのもちっと小さいやつ。
 ちなみにこれらを全て知っている、もしくは半分以上を所有していたという人はかなり変態のマックユーザーだと思われる。

 そう言えば、まともなハブが1個あればクロスケーブルはいらないよなと、今更思いつく。

SCSIをホットスワップさせるアダプタ。2.5"外付HDD本体くらいのサイズである。