随筆/myhome
公文書

'08.11.25  myhome 

ケルヒャー高圧洗浄機 K2.30プラス

 通販番組の口上なぞは話半分に聞くものだが、ドイツ好きな私なので「ドイツ製」などと聞くと反応してしまう。それでも、たかが水撒き機で何でもかんでも綺麗になる訳がなかろうというのが“高圧洗浄機”に対するイメージだった。

 しかし、それは間違いであった。

 まさに広告に偽り無し! 水道水の40倍の圧力による圧倒的な洗浄力が屋外のあらゆるものを綺麗にしていく様は圧巻。掃除に対する従来の価値観から解放される快感に酔いしれるひとときである。

 いや、煽り過ぎか。取説なんか、強力型のサイクロンジェットノズルはおいそれとは使ってはいけないと言わんばかりの書き様で、ディクスグラインダ等の電動工具並みの危険物扱いである。30cmは離せとか、タイヤに当て過ぎるとバーストするとか。大袈裟なんだよな。

 確かに音は凄い。水を撒いているとは思えない。件のノズルの散水音は「ヴボオオォーウッ」というバルカン砲でも撃っているかの様な音である。円錐状に水を撒いている様に見えるが、細い針のような噴射が円錐状に回転しているのである。だから高圧ながらあまり遠くには飛ばない。

 タイルの類の汚れはデッキブラシで磨いた方が早い気もする。しかし凹凸が深い所や壁面高所では圧倒的アドバンテージである。それにブラシと違い傷が付きにくい。

 花粉が降り固まって曇っている駐車場のポリカーボネイト屋根や、日陰のため黴と虫の這った跡で汚れている庭のフェンスには使える。

 屋根の方は準備が多く必要なのでとりあえずフェンスを清掃したが、汚れや黴などあっさり吹き飛んでしまった。それどころか浸食で変色した塗装や劣化した塗膜までこそげ落とされた。脆くなっている部分は毛羽立ったり欠けたりした。

 サンドブラスターの代わりにはならないが(笑)、久々になかなか使える道具を見つけた。これで故障知らずなら文句なしだ。

ケルヒャージャパン
K2.30プラス

約1.5万。妹出資(苦笑)。


サンダー掛けを想像するだけで気が遠くなる。

「バスケース!」ゲババババーッ

「圧倒的ではないか我が軍は」

「ん〜、ガソリン・スメール」(電動だよ) 独軍山岳コート姿なのは水浸しになるから。