先日、ヤフオクで珍しいトイガンを落札した。と言っても貴重な高級品などではなく、トイガンとも言えないレベルの子供のオモチャである。落札価格からして300円だ。
推定20年以上前にトミー(現タカラトミー)が出していたMP5型のオモチャがそれだ。側面に付いたツマミでゼンマイを巻き上げ、その打撃力で弾を飛ばす。スコープ風の部分からBB弾が自重落下給弾されてフルオート射撃が出来る。と言っても、そこは「対象年齢3才以上」だけあって、飛距離は銀玉鉄砲以下。しかも巻き上げはあっという間に戻ってしまい、撃ち始めの発射サイクルは数発分しか続かない。子供でもこんなでは満足しないのではないかとも思うが。
そんな物をなんでまたわざわざと思われるだろう。実は私はMP5コレクターなのだ。「実は」も何も何度も書いてるか。古くはファルコントーイのカート式MP5Kから各社の基本モデルのほぼ全てを所有している。さすがにJACは基本形のA5とA3だけだが、ないのはヨネザワのガスクルツと、最近発売されたトレーニングウエポンだけと言って良いと思う。こうなると些細な買い漏らしも気になってくるのだ。
さてこのトミー製、存在は知っていたが入手出来ず仕舞いだった。安価な古いオモチャが市場に流れることもないかと諦めていたが、デッドストックが数個まとめて流れてきた。
これ自体は数回撃てば飽きておしまいのブツだが、後は久しぶりに引っ張り出したMP5コレクションの幾つかを弄っていた。すると、MGCのクルツ3代やマルイ、FTCの最終型など、結構電池仕掛けが多いことに気付く。過去に液漏れでMGCのを駄目にしており、さすがにみな本体から外して箱に入れていたが、それでも液漏れをしていた。
こうして見てみると、長期保管という観点ではゼンマイも含めてバネ式というのも良いなと。古いオモチャは、完品であっても久しぶりに手にする時に壊れていることが多いのだ。
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鳥山明風キャラの描かれたパッケージ。BB弾20発付きというのが泣かせる。
明らかに形を模したと思しき中国製水鉄砲と。ゼンマイまでコピー再現するなよ。

左側面。ちなみにロープスリング用フックが反対側にも付いている(笑)。
←大きさ比較は懐かしのマルイガスBLK・A3と。亜鉛のストックの表面が劣化でうねっていた。 |