CARLIFE
公文書

'19.3.17  car

シトロエンC3売却の顛末
 そう言えば、クルマの話も本欄ではご無沙汰になっていた。少し前の話になってしまうが、C3売却の顛末を。

 母は昨年11月に79歳になるため、周りはそろそろ免許返納をと考えてはいたが、一人でプールに通い友達と食事に行く、そんな母のモビリティを奪う事は躊躇された。

 ところがその母が秋口に外出先で階段を踏み外し大腿骨骨折して入院生活となり、その間に他の悪いところも発見され、大きな手術をしてクルマどころではなくなってしまった。

 母の足だったC3は私が母を見舞うための足になっていたが、どの病院も自転車で充分通える場所の上、目前の12月に車検を控えており、結構な出費が予想されていた。

 クーラントのポンプは少し前に対策品に変えていたが、ウォッシャー液のポンプが壊れているらしい事が分かった。前後共出ないのはノズルの詰まりではないらしい。まあ出たとしても、ワイパーブレードが劣化でもげる寸前という体たらくだったが。まあまだ費用は掛かっても車検は通るだろうかと考えていたら、今度はエンジンが掛からなくなった。なんとバッテリーの寿命だった。

 暫くは使うし、処分するにしても自走は必要だろう。不本意だが間に合わせのバッテリーをネットで購入して自分で交換した。これがまたひとクセふたクセ。何なのこの手間。

 こうなると、別れ話で入った喫茶店での注文が面倒臭いというのに似ていて、単にコーヒーで済ませたいのにサイズをいちいちトールかグランデかと訊かれて「どうでも良いよ」と言いたくなっている状態である(どういう例えだよ)。

 次の週はもう12月という週末にガリバーとコンタクトしたら、すぐ人を寄越すという。悪い感じはない人だったが、ほぼ値が付かなくて、税金や諸々の処理を考えても3万いくらと言い出す。「それなら貰ってくれる人をネットで探すから、ご足労恐縮だがこの話は終わりで」と即答した。その前にネットで調べて売値の相場は最低30万から(それも酷いな)だったので、原価3割としても十数万は行くだろうと考えていた。ではいくらと考えていたかと問われたので、12は行くだろうと言うと、それで上役と交渉するという話になった。


バッテリー全体を覆うカバーを外し、周りの配線をどかすとやっと見える底部の固定具。


物置を漁って出て来たエクステンション。よくあったな、こんなの。



引き取られる当日のメーター。2011年12月から7年で12,652kmか。

 ところで、査定のチェック後にわざわざ自己申告でウォーターポンプの話をしたのに軽く聞き流されての3万だったので、じゃあウォッシャー液ポンプの話はいらんだろうと話さなかった。ガリバーさんで直してね。前輪外さないと交換できないってよ、それ。

 なんか最後につまらないケチを付けられた感じだったが、出資者の妹がいい加減ウンザリしていた様なので、さっさと処分できてよかった。それにしても、買う時は割高なのに外車って割に合わないと毎回思うね。好きだけど。
出発当日の朝。お疲れさまでした。今まで母をありがとね。