■はじめに
現在Duoシリーズは中古市場に潤沢な在庫が流れており、モデルによってはPDA以下の価格になっている。「使えなくてもとりあえず買ってみるか」という人もいる様だし、「廃棄処分のものを貰いました」という人も多く見受けられる。それがあっと言う間の一過性のものにならないのは、Duoが"意外に使える"からではないだろうか。いくら洗練されたデザインの筐体を身に纏っていても、最大メモリ8MBとか4階調モノクロディスプレイではいくらなんでも実用に耐えないだろう。
私の仕事は印刷関係なので周りにマックは多いが、さすがにDuoでは最前線で使えないことが多い。そんなこともあってDuoの使用は仕事とプライベートで1対4位の比率ではある。そもそも仕事で使おうという人は希だろうが。自分の使い方では物書きが主で、「旧いPowerBook」というよりは、「MacOSの走るキーボード付きPDA」位のつもりで使っている。実際に使ったこともあるが、モバギあたりを使うよりデータ互換もはるかに良好である。当たり前だが。
"PowerBookとして"使うとなると、やはり最新機種を使った方が良い。わざわざ不便を我慢しながら使う必要もないと思うので。
■メリット/デメリット
より薄く軽量な可搬型のマックが現状ない。また、2400cなどと較べて長い期間に多く生産されたため中古品も潤沢にあり、値段も安いというのがDuoの大きなメリット。030のモノクロモデルで1万を切る。最高機種2300cですら4万円程度である。
PowerBookはオールインワンをコンセプトに作られているが、それでも何らかの周辺機器は必要になることが多い。Duoはそれが圧倒的に多いのが購入時のデメリット。
拡張性を全てDockに委ねているためだ。最低限必要なのはやはりSCSIを付加できるDockで、MiniDock(右)がお勧め。DuoDockの様にモニタやキーボードまで揃える必要はないし、SCSI
MicroDock(左)と違って脱着が楽でよい。最近は中古価格も2万円を切る場合もある。
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